2泊以上する旅行だと、かさばりがちになる荷物。そんな時に役立つミニマリストのアイデアがYouTube動画で公開され、「参考になる」という声が多く寄せられています。

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3泊4日の北海道旅行に何持ってく?

 今回取り上げる動画「3泊4日 旅行の持ち物紹介 身軽で気楽なトラベルパッキング」は、1人でも始められるミニマルライフを発信するOdeko(@Odeko.)さんが投稿しました。

 3泊4日の北海道旅行にどんなものを持っていくのかに加え、荷物を軽くするポイントも伝授してくれます。

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サイズは小さく、兼用できるものを採用

 まずはスキンケア・メイクグッズについて。普段、化粧水とワセリンでスキンケアしているOdekoさんですが、詰め替えて持っていくのも、使った後ボトルを手入れするのも面倒なので使い切りを持っていくそうです。

 メイクグッズはアイブロー、アイライナー、下地、パウダーの4つ。下地は1つで何役も使えるBBクリーム(美容液、UV,ファンデ、下地の4役)を重宝しているとのこと。パウダーだけはケースが大きくてかさばるので、100均で買った小さいケースに詰め替えます。

スキンケアの使い切りセットは無印良品の化粧水・乳液セットを、ベースにはミュウの「スムース メイクベース」を使用

 スキンケア・メイクグッズを重く、かさばらずに持っていくコツとして、Odekoさんは、サイズを小さくすること、兼用できるものを選ぶこと、石鹸やシャンプーなどは持って行かずホテルの備え付けのものを利用することの3つを挙げています。

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荷物は何に入れる?

 Odekoさんが旅行の荷物を詰めるのに使うのは、無印良品の「トートにもなる 巾着リュックサック」。巾着型のリュックで、いかにもリュックという存在感がなく、ワンピースに合わせても、浮かないところがお気に入りです。

無印良品の「トートにもなる 巾着リュックサック」。シンプルなデザインです

 リュックの中の荷物はポケットがついている無印良品の「ナイロンメッシュバッグインバッグ」で整頓します。「リュックの底に荷物が溜まるのがストレスだった」という理由で購入しましたが、自立させた状態で置けるので、細々としたものを1カ所にまとめられ、ホテルの部屋が散らかりにくくなり、ストレスがひとつ減ったとのことです。

自立する「ナイロンメッシュバッグインバッグ」は、まるで、小さな収納のようです。部屋に生活感が出ず「ストレスが1つ減って、もっと旅行が好きになりそう」とOdekoさん
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一番かさばる衣類はどうする?

 さて、次は着替えとして持っていく服です。トップスで持っていくのは1枚だけ。ホテルのランドリーを利用し、着ていくトップスと交互に着まわします。

 昼と夜の気温差がある時期の旅行では(投稿は7月28日)防寒用のパーカーも1枚持って行きます。Odekoさんが選んだのはモンベルのパーカー「ウィンドブラストパーカ ダークグリーン」。「軽いし、コンパクトに折りためるのが便利なアイテム」とのこと。インナーは1組ずつ巾着袋に入れて持っていきます。

 旅行の荷物で1番かさばるのは服なので、Odekoさんいわく「ここを減らせるかどうかが荷物を軽くする肝」。コツはかさばらない服を選ぶことと、ホテルのランドリーを活用することとしています。洗濯できると荷物を減らせるので、軽く、かさばらず、シワになりにくく、自然乾燥で乾きやすいポリエステルの服がぴったりだそうです(※ランドリー使用の際は洗濯表示を要確認)。

服はくるくる巻いてからしばるとコンパクトに

 ただし、ホテルのランドリーはすべて使用中のこともあるので、部屋数とランドリー数は確認しておく必要があるとのこと。ランドリー以外にはホテルのクリーニングサービスを利用する、部屋で手洗い、宅配便で送るといった方法もあります。

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小物も兼用できるもの、かさばらないものを精選

 次は旅行中を快適に過ごすために持っていく小物を紹介。ランドリーが使えなかったときのためのワンパックタイプの洗濯用洗剤(「アタックゼロ 部屋干し用」を2つ)、ハンカチとしてもティッシュとしても使える無印良品「竹100% 携帯用 ペーパーナプキン」、折り畳み傘(「ペンダコン72」という72グラムの傘)を持っていきます。充電器も荷物に入れますが、モバイルバッテリーは持っていかないそうです。

 旅行中の楽しみとして、巾着袋に飴や煎餅などのお菓子を入れていきます。Odekoさんの巾着袋には「旅のおとも」とプリントされていて遊び心を感じさせます。

Odekoさん「遠足気分でお菓子を入れていきます。何を入れていこうか、考えている時が楽しかったりします」

 そして最後に、コンタクト洗浄液、目薬、デオドラントローション、歯ブラシ、コームといった衛生に関する小物を入れます。コンタクト洗浄液は、1泊なら1回使い切りのタイプを、2泊以上ならミニサイズを選択し、余ったら旅行後にすぐ使い切るとのこと。シャンプーや石鹸はホテルのアメニティーを使うので入れませんが、歯ブラシはいつも使うものを持って行くそうです。

奥歯の隙間など狭いポイントをみがけるブラシ「ミクリン」も持っていきます

必要なのは「足りなくても、何とかなる」という軽い気持ち

 ここまでに紹介した持ち物を種類ごとにまとめると、バッグインバッグの中には着替え、下着、メイクグッズ、洗面グッズ、コンタクトケア、折りたたみ傘を入れます。ショルダーバッグには巾着袋に入れたお菓子のほかは、普段通りのもの(ペーパーナプキン、目薬、スマホ、キーホルダー)を入れます。お財布は持っていかず、スマホケースに紙幣(2000円)を、キーホルダーに小銭を入れるとのこと。

バックインバックに入れた荷物をリュックサックに。用途に合わせて入れるポケットを分けているのでスッキリしまえます

 持っていくものを絞っているので、今まで多くの荷物を詰めていた人は不安を覚えるかもしれませんが、Odekoさんも以前は、あれもこれも念のためと荷物が増えてしまい、「荷造りだけでヘトヘト。重たい荷物を持ち歩いてまたヘトヘト」だったそうです。

 そんな状態を克服した現在、「少ない荷物だとしても何とかなるものです。南極に冒険に行くわけではないので『足りなくても、何とかなる』という軽い気持ちで荷作りをしています」と力強く語りました。ちなみにこの荷物は観光旅行用で、目的が推し活旅行だと、もう少し増えるとのことです。

参考にしたい人続出!

 動画には「今まで見た中で一番コンパクトなパッキングです! お見事」「最低限だけど、お菓子とか入れてるあたりすごい好きです! 夏休みの旅行の参考にさせていただきます」「とても参考になりました。大きなリュックを持って行くと、疲れて楽しめなくなると思っていました」「軽く皺になりにくい化繊のお洋服は旅行の際の軽量化にぴったりですね!」などの声が寄せられていました。

 かつて貯金がゼロになるほど浪費家だったというOdekoさん。現在は生活を整えることによる節約や捨て活などミニマルライフについて、YouTubeInstagramで発信しています。

動画提供:Odeko(@Odeko.)さん

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