SNS上で注目を集めた投稿について、その背景をあらためて取材する「バズ投稿のウラ話」。今回は、5月にX(Twitter)で話題になった「全国のイオンモールを“ランク付け”した表」について、投稿者のKaze-3681(@Kaze3681)さんに話を聞きました(関連記事)。

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全国各地のイオンモールを段階分け

 大きな反響を呼んだのは、日頃から全国各地の商業施設を観察・研究しているKaze-3681さんが公開した「イオンモールのTier表(※)」です。

 これは全国の「イオンモール」と名が付く施設を中心としたイオン系列の商業施設のスペックを調べ、総テナント数や業態ごとの店舗数、テナント稼働率など6つの指標から算出したポイントをまとめたもの。1月に公開した同内容の表を、さらに改定したバージョンアップ版となっています。

※Tier表……対象を複数階層に分けてランク付けした表のこと

全国のイオンモールのTier表

 FからSSランクまでの計8段階に分類された表を見ていくと……1位に輝いたのは80点満点中78点の「イオンモール岡崎」(愛知県岡崎市)。76点で同率2位となったのは「mozoワンダーシティ」(愛知県名古屋市)と「イオンモール岡山」(岡山県岡山市)で、SSランクの施設は中部地方に多いことが分かります。

 一方で、Fランクに分類された最下位の「イオンモール富津」(千葉県富津市)はなんと驚きの2点。あくまでKaze-3681さんが設定した指標による評価ではありますが、1位とは70点以上もの差がついてしまっています。そのほかにも、表を眺めていると各ランクごとの地域分布も見えてくるようでさまざまな発見がありますね。

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身近なイオンモールの“数値化”に反響

 意外な結果となったこの表に、Xでは「高崎思ったより上位でびっくりした」「これ2025年で1番有益な表だった」「宮城の2店は強いな~」「よく行くとこが軒並みレート高くて俺は恵まれたイオンモールで生活してたんや……ってなるtier表」「岡崎イオンには『全て』がある」「超ド近所イオンあれだけの規模でもAなんだ……上には上がいるもんだ」といった驚きの声が多数寄せられました。

 ねとらぼ編集部では、“イオンモール研究”を始めたきっかけやこれまでの発見についてKaze-3681さんに話を聞きました。現在の分類方法にたどり着くきっかけになったデータとは——。