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写真映えを全く気にせず月1万5000円の食費で暮らす31歳女性の“1週間メニュー”がYouTubeで話題です。動画は「リアルなご飯で参考になります」「見習います!」と注目を集め、記事執筆時点で19万回以上再生されています。
食費と買い物の仕方について
動画を投稿したのは、ひとりが好きなミニマリストの「よしみ子」さん。ひとり旅やソロ登山といった“ソロ活”を楽しむ様子をYouTubeチャンネル「よしみ子のおひとり様ライフ」で発信しています。20代で1000万円の貯蓄を達成し、現在は東京で1人暮らしをしながら工場に勤務。以前には、毎朝5時半に起きる仕事の日のルーティンが話題になりました。
よしみ子さんの1カ月の食費は約1万5000円で、お菓子や調味料代を含めてこのくらいに収まるとのこと。外食費は別ですが月数千円程度と、ほとんどかかっていません。ちなみに、お米はふるさと納税を利用して入手。お酒やコーヒー、紅茶はもともと飲まないそうです。
今回は分かりやすいように、冷蔵庫の中は調味料くらいでほぼ空の状態。冷凍庫にシメジと小松菜が少しだけある状態からスタートしています。1回目の買い物では、カツオのタタキ(268円、以下税別)、豚バラ肉(278円)、ネギ(78円)などは割引されているものを選んで購入しています。他の納豆や卵、キュウリにトマト、お菓子などを含めた合計は税込み1819円です。
買い物については、広くて目当てのものを探すのが大変な大型スーパーには行かず、あえて小さなスーパーに行き、数分で終わらせるようにしています。よしみ子さんは、珍しいものを買わないことなども理由に挙げていますが、人によってはついつい余計なものをカゴに入れてしまうといったことを防げるメリットがありそうですね。
また、コンビニエンスストアには行かず、メニューは買い物しながら考えるそうです。スーパーは割引商品が多い夕方、仕事の帰り道に行くことが多く、安い食材を見て料理を考えています。なお、冷凍したりする手間や、食材を腐らせたりするリスクから、まとめ買いはしなくなったとのこと。定期的に買い物に行くことで割引商品をチェックできるのも大きそうです。
朝のメニューは固定
朝ご飯は、ご飯(または卵かけご飯)、納豆、汁物とメニューを固定することで、考える手間を減らしています。「面倒くさがりであまり食事にも興味がないが、健康意識だけは高いほうだと思う」とよしみ子さん。1日目のメニューは、卵かけご飯と納豆に、小松菜とモヤシと卵を使った中華スープとなっています。
特に1人暮らしは「汁物に頼るのが楽」とおすすめしました。みそ汁、コンソメ、鶏ガラなどでスープの味を変えつつ、そのときある食材を放り込むだけで完成するのが手軽でいいですね。
休日の昼食と夕食
休日のお昼は、1回目の買い物で割引価格で手に入れた「カツオのタタキ」を丼にして食べています。副菜として、定番のキュウリとワカメの酢の物を作ってプラス。基本的には「料理は見た目より栄養バランス」「レシピを見なくても作れるものしか作らない」というのも、よしみ子さんのスタイルです。
夕食には、野菜が苦手だったよしみ子さんが、トマトをもりもり食べられるようになったレシピを紹介しました。キュウリとトマトを食べやすい大きさにカットし、ゴマ油、鶏ガラスープのもと、そして少しのニンニクを混ぜるだけで出来上がり。簡単なのにおいしいとのことです。これに朝のスープと、残りのカツオのタタキ、お昼の酢の物をおかずにご飯を食べています。
各おかずは1回に2、3食分を作って少しずつ食べており、ご飯は時間があるときに一気に6合炊いてから小分けにして冷凍していました。
以降、朝は1日目とほとんど変わらないメニューが続きますが、毎日しっかり朝食を食べることを継続しているのがなにより素晴らしいですね。
職場に持っていくお弁当は「見た目完全無視」
2日目からは仕事がある日のメニューで、昼食はお弁当を手作りして持っていきます。この日は、卵に塩コショウとしょうゆで味付けし、余ったモヤシと小松菜を炒めるだけのおかずを作りました。
お弁当の見た目は1人で食べるため気にせず、「お弁当は続けることが大切です」とよしみ子さん。3日目以降は、主に前日・前々日の夕食で作ったおかずや副菜の残り物を詰めています。
仕事が終わるとスーパーに寄り、2回目の買い物です。この日はホッケ(278円)、油揚げ(61円)、絹豆腐(38円)で合計は税込み407円。
夕食はその日の気分や割引商品で臨機応変に
2日目の夕食は汁物がなくなったのでみそ汁を作り、おかずに「オクラの肉巻き」を作っています。ヘタを処理したオクラに塩コショウした豚バラ肉を巻き付け、片栗粉を薄くまぶしてからフライパンへ。しょうゆ、みりん、砂糖、酒(ともに大さじ1)で味付けしたら完成です。
食事は毎回「おなかいっぱい食べない」ことを心掛けており、夜ご飯の量もそこそこ。おかずには以前の炒め物とキュウリ&トマトのナムルをプラスしていますよ。
3日目の夕食では、前日に購入したホッケを焼いて余り物をのせるだけと、料理を短時間で済ませました。よしみ子さんによると、凝った料理をしないので特別な調理器具や便利グッズもないとのことです。
4日目の仕事帰りに3回目のスーパーに寄ったよしみ子さんは、割引されていた「チルド焼売(シューマイ)」(68円)や「白菜のサラダ」(99円)をその日の夕食分として購入。料理をする気分ではないときは、こういった調理済みの食品で済ませる日もあるそうです。
買い物では他にも、ピーマンやちくわ、いなば食品の缶詰「ツナコーン」、納豆、バナナ、みかんゼリー。さらに牛乳やゴマ油も購入し、合計は税込み1155円となっています。ちなみに野菜は八百屋で購入したそうです。
5日目の夕食は、細切りにしたピーマンをレンジで調理し、鶏ガラスープ、ゴマ油、ツナコーンを混ぜるだけで完成する「ピーマンとツナコーン」を作っています。おかずはその日のお弁当用に作った玉子焼きの残りと、焼いたホッケ。汁物はみそ汁です。
1週間の食費は
6日目では、この1週間での最後の買い物として、キムチ(139円)とビスケット(税別130円)をローソンストア100で購入。そして、こちらを含めた1週間の食費は合計で税込み3650円でした。1カ月を4週間とした場合、このペースだと月1万4600円となる計算です。
もちろん、人それぞれ1日の食事の適量は異なるため、あくまで参考として自分に合ったやり方を見つける必要はありますが、1日3食で月1万5000円くらいの食費で暮らしている人がどんな買い物・料理をしているのか実際に目にすることで、どこを調整したらいいのかが見えてきそうです。
なお、6日目の夕食では「キュウリのキムチ和え」を作り、前日のピーマンとツナコーンと一緒にいただいています。また、7日目は休日なので昼食にキムチチャーハンを作ったり「ピーマンとちくわのきんぴら」を作ったりしていますよ。詳しい作り方が知りたい方は動画をチェックするといいでしょう。
「リアルなご飯で参考になります」「シンプルで良い」と反響
この動画のコメント欄では「すごい!」「リアルなご飯で参考になります」「シンプルで良いですね!」「食事に対する考え方が似ています。とても参考になりました」「必要以上に手をかけない、でも栄養はしっかりというのが伝わってきました」「少ない食材でこんなにレパートリーがあって、工夫されてるのを見習いたいと思います」「私もこういう食事がしたいな」「尊敬しかありません」といった声が寄せられています。
よしみ子さんは、ミニマリストの生活やソロ活の楽しみ方をYouTubeチャンネル「よしみ子のおひとり様ライフ」やInstagram(@yoshimiko_desu_)で発信しています。また、さまざまなソロ活アイデアをまとめた著書『ソロ活はじめました! 独身アラサー派遣OLが生活費15万円でも毎日を世界一楽しむ方法』(KADOKAWA)が販売中です。
「よしみ子のおひとり様ライフ」動画まとめ
動画提供:YouTubeチャンネル「よしみ子のおひとり様ライフ」
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