使いやすさと軽さ、そして……！　大阪・関西万博に20回以上通った猛者がオススメする「折りたたみイス」ぶっちゃけレビューが参考になる

　大阪・関西万博に20回以上通った猛者が語る、会場に持ち込める「折りたたみイス」のぶっちゃけレビュー動画が、YouTubeで「こんな動画を探していました」「めっちゃためになりました」などと反響を呼んでいます。

待機時間を少しでも快適に過ごすために

　動画を投稿したのは、YouTubeチャンネル「なななチャンネル」（@nanana_777）。今回は「【検証】大阪万博で使う折りたたみイスはどれが最適なのか！？【軽量・コンパクト】」と題して、大阪万博に20回以上通っている経験から、万博会場で役立つオススメの折りたたみイスを紹介しています。

　紹介する製品は実際に万博会場で使った折りたたみイス。そこから重さやサイズ、価格などを基準に、コスパや使い心地などをレビューしています。

安さ、機能性、座り心地で選ぶ折りたたみイス

　最初に紹介するのは100円ショップ「ダイソー」で購入した折りたたみイス。価格は330円で重量は約500グラムとなっています。

　簡単に展開できる構造で、布製の座面に腰掛けるタイプ。背もたれがついていて、座り心地も悪くなく、使い勝手は良さそうですが、持ち運ぶためにリュックの中に入れていると、荷物が多いと出し入れがしにくいというデメリットがあるそうです。持ち運びやすさや展開のしやすさなどは優秀なので、価格や軽さを考えると優秀な折りたたみイスとのこと。

　続いては通販サイト・Amazonで購入した折りたたみイス。三脚タイプになっていて、価格は990円、重さは約240グラムです。

　パッと開くように展開でき、キュッと締めるように収納できる手軽な製品ですが、三脚タイプゆえに座面も三角形になっているため、大人が座るとお尻のフィット感がいまいちだといいます。子ども用として使うには良さそうかも？

　また持ち運びに関しては、簡単にたためるというメリットに加えて、リュックの外ポケットに差し込むようにして持ち運ぶこともできるという、利便性を高く評価しています。会場内でパビリオンの待機列に並んでいて、列の動きに合わせてちょっとだけ移動するときに、「たたもうか、そのまま持って動くか」を悩むことがあるそうですが、スッと持って移動できる点は良さそうです。

　3台目は、Amazonで購入したコンパクトチェア。価格は1440円、重さは約475グラムで、最初に登場したダイソーの折りたたみイスと同じような見た目です。しかし、大きな違いは脚部が折りたためるようになっていて、収納時には長財布ほどのサイズになります。

　座面はしっかりと安定感があるつくりで、座り心地も良いとのこと。コンパクトで持ち運びやすく、高く評価していますが、脚部を折りたたむ作業にそれなりの手間と時間が取られてしまうのがデメリット。組み立て作業が苦でなければ問題なさそうですが、実際に使う人の好みや性格によって評価が分かれそうですね。

使い心地の良さ、利便性で選ぶなら

　4台目として登場したのは、プラスチック製の折りたたみイス「SOLCION PATATTO」。価格は1595円、重量は約180グラムと超軽量。厚さ約2.5ミリのポリプロピレン素材で耐荷重100キロを実現しています。

　驚くのは折りたたんだ状態の薄さと軽さ。動画に登場するモデルは誤って購入したといい、折りたたみイスとして使えるものの、本来は正座のサポート用に使うサイズだといいます。

　座面は頑丈にできていて、安定感のある座り心地。実際に万博会場でも「これ持ってる人結構見かけました」とのこと。「最強かもしれない」と高く評価しつつも、長期的な利用には耐久性にやや不安があるといい、今回のテーマである「大阪万博で使う折りたたみイス」という短期的な利用であれば気にする必要はなさそうとしています。

　さらに、高さや大きさ、カラーやデザインなどのバリエーションが豊富にあり、自分好みのモデルを選べるのはうれしいですね。

　5台目に登場したのは、伸縮タイプの折りたたみイス。価格は2000円前後、重量は約1.3キロ。万博会場でもよく見かけたそうです。

　大きさが異なるリング状の構造で、展開するには扱い方に少しクセがあるため慣れが必要。高さは調節可能で、最大まで引き伸ばした座面の位置はかなり高めとなっていて、ひざをがっつりと折り曲げて座るのが苦痛だという人にはありがたいかもしれません。

　また、高い座面は即席テーブルとしても使えるといい、他の折りたたみイスと組み合わせて使う方法も紹介しています。

　折りたたんだ状態だと、肩にかけて持ち運べるサイズになるものの、1キロを超える重さはデメリット。イス単体であれば気にならないといいつつも、他の荷物との兼ね合いや万博会場を長時間に渡って歩き回ることを考えると……自身の体力と相談が必要かもしれませんね。

　最後に紹介するのは、「イスなのか？」と困惑しつつ持ち出したチェア。価格は3700円、重量は約450グラム。三角形の座面があり、長めの支柱1本で体重を支える仕様となっています。

　支柱の長さは調節可能で、好みの高さに設定可能。収納した状態はコンパクトで優秀ですが、展開・収納の手間が多く、万博会場で使うことを考えると「基本無し」と辛口の評価になりました。

　ここまでに登場した6種類の折りたたみイス。実際に現地で使ってみた結果、列に並ぶのを想定しているときは三脚タイプや「SOLCION PATATTO」のような手軽さ重視の折りたたみイス、休憩をしっかり取りたいなら伸縮タイプのような安定感を重視した折りたたみイスというように、その日の目的に合わせて持って行く折りたたみイスを選んでいるそうです。

　実際に現地で使ったからこその正直なレビューに、YouTubeでは「まさに今折りたたみイスで迷ってます！　こんな動画を探していました」「万博用の椅子を探していたのでとても参考になりました」「年配の方には膝の負担が少ない座面の高い椅子が良さそうですね」「めっちゃためになりました！」などの反響が寄せられています。

　ちなみに、万博会場では入場時にX線検査装置を使った検査が行われており、そのときに検査可能なサイズ（幅600ミリ・高さ400ミリ・奥行900ミリ）を超えていると持ち込めません。製品を選ぶときには大きさにも注意が必要です。

　YouTubeチャンネル「なななチャンネル」（@nanana_777）では、大阪万博に関する多数の動画を投稿しており、当日登録や事前予約をしていないといったシチュエーションに沿った動画も人気です。

動画提供：YouTubeチャンネル「なななチャンネル」（@nanana_777）

なななチャンネルの万博動画