INDEX
- プロがインテリアコーディネートで対決
- 「小さな雑貨が好きでも楽しめる」ディスプレイ
- ウォールシェルフで小さな雑貨にまとまりを持たせる
- 「簡単で圧倒的にあか抜けるコーディネート」
- ディスプレイの秘密兵器
- 「さすがプロ」「どちらも素敵」
- 物足りないリビングをコーディネート
- 「小さな雑貨が好きでも楽しめる」ディスプレイ
- キャビネットの左右に「丸」の要素
- シェルフを上下左右4つの空間に分割
- ミラーやフォトフレームと小さな雑貨で三角形を作る
- 4分割した空間に同じ素材やモチーフをジグザグに配置
- キャビネットの上全体も三角構図に
- 「簡単で圧倒的にあか抜けるコーディネート」
- 植物で緊張感を和らげる
- 垂直、立体、平面の3要素を組み合わせた三角構図
- 3つのアイテムのうち1つだけ色や素材を変える
- 複数の三角構図
- ブラックカラーのレピテーション
- 数が少なくても決まりやすい大きめアイテム
- Re:CENOの動画をもっと見る
物足りないリビング、どう飾ったら垢抜ける?――インテリアのプロ2人が解説する動画が「参考になります」「勉強になりました」と好評です。
プロがインテリアコーディネートで対決
動画を投稿したのはインテリアブランドの「Re:CENO」。YouTubeチャンネル(@ReCENOinterior)ではお部屋のコーディネート術などのコンテンツを発信しています。
今回の動画は、「VSインテリア」として、同ブランドのバイヤー、大場さんと加藤さんの2人が課題に沿って、ぞれぞれ個性を生かしてお部屋をコーディネートし、そのテクニックを解説することで対決するという企画。
顧客の「憧れ」や「困りごと」を踏まえて設定された課題は、「リビングのディスプレイ」。ソファーやキャビネット、ラグなど一通り家具はそろっているものの、物足りない印象のリビングで、何もないキャビネット周りをディスプレイしていきます。
「小さな雑貨が好きでも楽しめる」ディスプレイ
先攻の大場さんは、部屋の中で無意識に目が行く場所である「フォーカルポイント」(見どころ)がないこと、部屋の上空間(部屋を下空間、中空間、上空間と3分割したときの上の部分)に何もないことから寂しく感じると指摘。キャビネット周りをディスプレイしていきます。
テーマは「小さな雑貨が好きでも楽しめる」。大場さんは、ディスプレイを難しく感じる人には共通して、「飾る場所に対して小さな雑貨を集めてしまう」傾向があると解説。大きくて存在感のある雑貨を集めるのがオーソドックスな手法ですが、今回は小さな雑貨も使ってコーディネートをしていきます。
完成したディスプレイでは、キャビネットの左右に丸いシェードのフロアライトとスツールを配置。部屋や家具は直線的なものや四角いものが多いため、丸いものを加えて和らげるといいのだとか。フロアライトは高さがあるので上空間を埋めることもでき、またスツールには中空間を埋める狙いもあるそうです。
ウォールシェルフで小さな雑貨にまとまりを持たせる
キャビネットの上にはウォールシェルフを掛けてミラーやフォトフレーム、鳥の置物など小さな雑貨を飾っています。小さな雑貨を複数置くと雑然と見えがちですが、ウォールシェルフに並べると1つのグループとしてまとまって見えるそうです。部屋の上空間を埋められる効果もあります。
ウォールシェルフを飾るセオリーとしては、棚を上下左右4つの空間に分けて考える「空間分割」、高さの異なるアイテムを三角形を描くように配置する「三角構図」、素材や形に共通点のあるものを複数置いて統一感を持たせる「レピテーション」がポイント。
大場さんのコーディネートでは、ミラーと小物と組み合わせて三角構図を描いたり、鳥モチーフの小物を複数配置してレピテーションしたりとセオリーを実践しています。さらにキャビネットの上にも花瓶やオブジェを置いて、ウォールシェルフと合わせた三角構図を作り出しているのに加え、フロアライトの支柱やミラーといった「真鍮」の素材を全体にちりばめたレピテーションも行っています。
「簡単で圧倒的にあか抜けるコーディネート」
後攻の加藤さんも、大場さん同様に部屋にフォーカルポイントがなく、目線が迷ってしまうので部屋がぼんやりとした印象になること、上の空間が寂しいことを指摘。「少ないアイテムで簡単、なのに素敵なディスプレイ」をテーマに遊び心を加えつつコーディネートしていきます。
完成したコーディネートでは、キャビネットの左右に植物(オリーブ)と円形のスツールを置いています。キャビネットと部屋の隅の間が角になっていて直線的なため、リラックス感が損なわれると加藤さんは指摘。部屋や家具の隅には円形のものや複雑性があるものを置くと緊張感が和らぐとしています。今回は複雑性のある植物を配置して角の印象を薄め、癒やしを加えるとともに、高さのある植物を選ぶことで上空間も彩っています。
キャビネットには照明、平積みの本とオーディオを置き、壁にはアートを掛け、さらにモビールを吊り下げています。垂直(アート)、立体(照明)、平面(平積みの本とオーディオ)の3要素を組み合わせた三角構図です。
さらに照明の横にはオブジェと小さなトレーを置いて小さな三角構図を作っています。ちなみに三角形を作る3つのアイテムのうち、1つだけ色や素材を変えると垢抜けた印象になるのだそうです。
ディスプレイの秘密兵器
加藤さんが「秘密兵器」として繰り出したモビールは、部屋の空いているスペースにつるすことが多いものですが、今回はディスプレイに組み込んでいます。モビールを頂点にした大きな三角構図を作ることで、複数の三角構図を組み合わせたよりプロっぽい垢抜けたコーディネートになったと解説しています。また全体を見ると、オーディオやアート、スツールに黒が使われており、レピテーションのセオリーも取り入れられています。
加藤さんのコーディネートでは一つ一つが大きめで存在感のあるアイテムを選択。大きめのアイテムは数が少なくてもある程度サマになるのがメリットなのだそうです。
「さすがプロ」「どちらも素敵」
プロによるコーディネートに、コメント欄では「とても参考になります!」「どちらも違ってどちらも素敵でした」「お二人共とても素敵なディスプレイでさすがプロだなぁっと思いました」「インテリア難民を卒業したい者からすると、とても勉強になりました」「対決でいろんなインテリアテクを比較できるのいいですね」などの声が寄せられました。動画では社内や顧客からの投票による対決の勝敗も発表しています。
Re:CENOのYouTubeチャンネルでは「VSインテリア」のシリーズのほか、部屋の整え方のルールを解説する「センスのいらないインテリア」シリーズ、プロスタッフが顧客の部屋をコーディネートする「出張インテリアコーディネート」シリーズなど、インテリアの知識が身につくコンテンツが発信されています。
動画提供:Re:CENO/YouTubeチャンネル(@ReCENOinterior)
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