2025/09/25 11:45（公開） 
最近は温暖化の影響もあり、年々残暑が厳しくなっていますね。そんな不快な暑さをやわらげたいときにおすすめなのが「ハッカ油」です。
手軽に清涼感を得られる上、秋以降も活動する蚊をはじめとした虫よけ効果も期待できるなど、さまざまな場面で活用できる便利なアイテムなんです！
どう使えばいい？ ハッカ油の活用法
（1）バスオイルとして
湯船にハッカ油を1〜2滴たらすと、メントールの効果で入浴後にさわやかな清涼感が得られます。寝苦しい夜は、ぬるめのお風呂にハッカ油を入れて入浴すると、体感温度が下がって快適に眠れる効果が期待できますよ。
さらに、シャンプーやボディソープに1滴混ぜて使えば、クールな洗い上がりになります。
（2）ルームフレグランスとして
ハッカ油と無水エタノールで作ったルームスプレーを部屋に数回プッシュすると、清涼感のあるハッカの香りが漂い、さわやかな空間になります。アロマ用のウッドボールなどにハッカ油を染み込ませ、部屋に置くのも効果的です。さらにルームスプレーはファブリックミストとして、タオルや寝具などの香りづけにも使えますよ。
ルームスプレーは、スプレー容器に無水エタノール35mlと水15mlを入れてハッカ油を1〜2滴垂らし、よく振り混ぜるだけで作れるので、とてもカンタンです！
（3）虫よけに
多くの虫はハッカの香りを嫌うため、防虫効果も期待できます。秋以降も活動する蚊やキッチンの害虫対策に、ハッカ油と無水エタノールを使用した虫よけスプレーがおすすめです！
使用方法は、肌や服などに直接スプレーするだけ。天然成分なので、肌の弱いお子さんにも安心して使えます。また網戸に吹き付けておくと、窓からの虫の侵入を防ぐ効果も期待できます。
ただし、市販の虫よけに比べると効果は弱めで、持続時間も短めです。こまめに使用してください。
虫よけスプレー、ハッカ油バームの作り方
無水エタノール10mlを入れ、ハッカ油を5～10滴たらして混ぜます。そこへ水90mlを入れて混ぜ合わせて完成。スプレー容器などに入れて使用してください。
汗で流れるのを避けたい人は、ワセリンを使用したハッカ油バームを作るのもおすすめです。バーム状なので肌にとどまり、効果が持続します。
ハッカ油バームは、密封容器にハッカ油5～6滴とワセリン10gを入れ、しっかりと混ぜ合わせれば完成です。作ってから1～2週間を目安に使い切るようにしましょう。
また、使わなくなった保冷剤の中身を空き容器に入れ、ハッカ油を数滴たらすと、置き型の虫よけになります。害虫が気になる場所に置いてみましょう。
まだまだある！ ハッカ油の便利な活用法
消臭剤として
ハッカに含まれるメントールには、抗菌作用や消臭作用があります。車の中や靴箱などの匂いがこもりやすい空間にハッカスプレーを吹きかければ、さわやかな空間に生まれ変わります。
風邪や花粉症の鼻づまりに
風邪や花粉症などで鼻が詰まって息苦しいときは、洗面器にお湯を張ってハッカ油をたらして蒸気を吸い込むと、鼻通りを改善する効果ができます。
また、マスクにハッカ油スプレーを吹きかけておけば、鼻詰まりの緩和も期待できます。ただし、刺激を避けるため、マスクの内側ではなく外側に吹きかけましょう。
香りづけのリキュールとして
紅茶やお菓子などの香りづけにも使えます。まずは、つまようじの先をぬらす程度だけつけて、試してみてください。ただし、食品に使用できるのは「食品添加物」と記載されたハッカ油に限られるので注意しましょう。
使用方法に注意！ 安心して使うために気をつけたいこと
とても便利なハッカ油ですが、使用にあたって、いくつか注意すべきポイントがあります。正しい使用方法を知って、安全に活用しましょう。
容器の材質に注意
ハッカ油はポリスチレンを溶かすため、ポリスチレン製（PS）のスプレーボトルは使用できません。ガラス瓶やポリプロピレン（PP）、ポリエチレン（PE）、ポリエチレンテレフタレート（PET）のボトルを使用してください。
猫を飼っている方はNG
ハッカの香りは、人間には心地よいですが、猫は苦手で中毒症状を起こす恐れもあります。猫を飼っている人は、同じ空間での使用を控えましょう。
使用は適量で
使いすぎると、かぶれなどの肌トラブルの原因になります。原液を直接肌につけないように気をつけて、適量を守って使うようにしましょう。
保管場所に注意
ハッカ油を火のそばに置くと、引火する恐れがあります。保管する際はストーブの側などは避け、光の届かない涼しい場所に置いてください。
とっても便利なハッカ油で、より快適に過ごそう！
色々な用途に使えるハッカ油は、1つ持っていると、とても便利です！ ドラッグストアなどで手軽に購入できるので、気軽に試せます。まだまだ暑さが残る大変な時期を、ハッカの香りでさわやかに乗り切ってください！
