冷蔵庫がダサい → 見た目を変えてスキマ収納をDIY　見事な“激変”に「発想が素晴らしい」「すごく綺麗」

　見た目が気に入らない冷蔵庫を激変させ、スキマを使った収納力もアップさせるDIYが、YouTubeで「発想が素晴らしいなあ」「すごく綺麗」などの反響を呼んでいます。

冷蔵庫横のスキマを……

　動画を投稿したのは、グラフィックデザイナーをしているSe-yaさん。自身のYouTubeチャンネルでは、家を自分好みにアレンジしていく様子から、バイクでツーリングに出かける様子などを披露しています。

　今回は、キッチンに設置した冷蔵庫の見た目を変えて、その横にあるスキマを活用した収納棚を作るDIYに挑戦しました。

　キッチンに置かれた冷蔵庫は、スリムでシンプルな見た目の製品。引っ越しの際に搬入上の制約のため少ない選択肢の中から選んだものだそうです。ホワイトの本体にシートを貼り付けて、自分好みの見た目に仕上げていきます。

　用意したのは「mt CASA」というマスキングテープと、メタリックな見た目の3M製ダイノックシート。まずは冷蔵庫本体を掃除して表面をきれいにしてから、冷蔵庫の各ドアの上部にマスキングテープを貼り付けていき、取っ手の形に合わせてカットして、本体のホワイトが見えないようにピッタリと覆います。

　マスキングテープの次はダイノックシートの出番。冷蔵庫のドアやサイドの手前側などにシートを貼り付けます。それぞれの場所にちょうどよい大きさにカットしてから、接着面を半分だけめくった状態で貼り、スクレイパーを使って空気が入らないようにていねいに作業を進めます。

　はみ出した余分なシートを切り落とすと、真っ白だった冷蔵庫は高級感がある見た目に変化。Se-yaさんは「初見でシートを貼っているとは多分気付かれないと思います」と、仕上がりに満足しているようです。

横のスキマを有効活用

　続いて取り掛かるのは、冷蔵庫の横にできたスキマを使った収納スペース作り。あらかじめホームセンターで購入した素材をカットしてもらい、自宅で組み立てるだけという状態にしてありました。

　用意したのは「ファルカタ集成材」という木板で、柔らかくて扱いやすい木材だといいます。組み立てるために木板に線を引いていき、固定金具を取り付ける下準備を進めます。

　棚を支える大きな板と、収納棚となる小さい板をクランプで固定して、一段ずつ電動ドリルで金具を取り付けていきました。

　作業は順調そうでしたが、ここでちょっとしたトラブルが発生。ホームセンターで木板のカットを依頼したときに、板の厚みを考慮せずにサイズを指定してしまったことで、想定よりも幅が長くなってしまったもよう。試しに冷蔵庫の横に設置してみると、少し手前に飛び出してしまっています。

　このままでは理想の仕上がりにはならないと判断し、一度分解して手作業で木板を微調整することに。「ホームセンターでカットしてもらった意味がない 泣」となげいていますが、こういう失敗はDIYあるあるですね。

同じシートを使って一体感のあるスペースに

　微調整を終えた棚の底にキャスターを取り付けて、補強材を追加して組み立て作業は完了。木板の表面をヤスリでていねいに仕上げてから、塗装作業に移っていきます。

　用意したのは部屋のカラーに合わせたホワイトの塗料。棚の表面全体にしっかりと塗って乾燥するまでしばらく放置します。

　しっかり乾燥したら、棚の表面に冷蔵庫に使ったマスキングテープとダイノックシートを貼り付けます。ヤスリをていねいにかけていたおかげで、表面がボコボコとすることなく、とてもきれいに仕上がりました。

　シートを貼り終えた棚を冷蔵庫の隣に設置して、冷蔵庫の上に突っ張り棒を使った収納棚を増設したら、今回の目標として冷蔵庫周りのDIYが完了です。

　作業前のスペースはぽつんと冷蔵庫が置かれたものさみしさを感じましたが、完成した理想の冷蔵庫スペースは機能的でおしゃれな雰囲気に激変！　棚と冷蔵庫の表面を同じ素材のシートで統一したことで、1つの大きな冷蔵庫のように見える一体感が生まれました。

　見栄えの良さだけでなく、たっぷりの収納で使いやすく仕上げたDIYに、YouTubeのコメント欄には「発想が素晴らしいなあ」「すごく綺麗な仕上がりですね！」「完成度が高くて本当に素敵です」「ステンレス調のシートがあるとは知りませんでした」などの反響が寄せられています。

動画提供：Se-ya（@Se-ya）さん

Se-yaさんのDIYシリーズ