ポケモンルアーを“龍神がいる湖”に投げたら→「ヤバイヤバイ!!」「凄すぎるww」「神回」　予想外の結末に「とうとうやりましたね」

　“龍神の棲む湖”でのポケモンルアーを使った釣り動画がYouTubeに投稿されました。常識外れの釣り方も反響を呼び、記事執筆時点で9万4000回以上再生され、1200件以上の高評価を集めています。

八郎潟で大物狙いのルアーフィッシング

　動画を投稿したのは、バスフィッシングをメインにさまざまな釣り企画に挑戦しているYouTuberの「ミラクル宮」さん。以前には、“胴体が魚で頭はワニという怪魚”を狙っての1週間にわたる奮闘が話題に。その後、見事にその魚を釣り上げて大きな反響を呼びました。

　今回、広島から片道14時間かけてやってきたのは秋田県の大きな湖・八郎潟（八郎潟調整池）。龍神「八郎太郎」の伝説のある湖です（参考：大潟村「八郎太郎伝説」）。

　八郎潟ではブラックバスのリリースが禁止されているため、他の魚種も結構釣れるのだとか。そこで、それらの魚をルアーフィッシングで狙うことに。ミラクル宮さんは数よりも大きさを重視、大物狙いでいくと意気込みます。

ポケモン「カイオーガ」のルアーに「最高です」

　同行するのは八郎潟でバスフィッシングのプロガイドを務めている渡辺健資さん。トップウォーター（水面や浅い水中）を狙うのがいいということなので、ポケモン「カイオーガ」の形をした羽根モノのルアーを使うことにします。

　羽根モノとは、リールを巻いてルアーを泳がせたときに左右の羽根がパタパタ動くタイプのものをいいます。このチョイスに渡辺さんも「うん完璧です。最高です」と太鼓判を押しました。

　早速キャストしてリールを巻くと、カイオーガのルアーはパタパタ泳ぐ動きを見せます。これはかわいい……！

釣れないので他のルアーも試してみる

　しかし、岸辺の草陰や水が流れ込む場所など、魚が隠れていそうな場所を狙ってキャストしてもなかなか釣れません。良さそうな場所に次々とキャストしているのに反応がないので、水門近くの“超一級ポイント”に移動します。

　大物を狙うため、ルアーも大型のものに変えます。ソフト素材でリアルに泳ぐスイムベイト系のルアーは尾びれをひらひらさせて水中を泳いでくれるので、いかにも食いつきが良さそうですが、やはり反応なし。

　しばらくして大きなライギョがかかるところを目視しましたが、びっくりして合わせをミスってしまい、ロッドを上げたときに外れてしまいました。惜しい……！

　再び大きな魚影がルアーを追う様子が見えるも、警戒しているのかどこかへ行ってしまいました。

ついに釣れた大物は……？

　大物狙いからいったん離れ、小魚を狙うエンジェルスピナーベイトというルアーにチェンジ。これは絶対に釣れると確信しましたが、それでも釣れなかったので別のポイントへ移動します。

　次に、「ミラクル宮」と書かれたバドルアー（パドル形状の尻尾を持ったルアー）を使ったところ、ナマズが食いにきましたが残念ながら釣れず。

　場所を変え、ブラックバス釣りのトップウォータールアーの定番、バズベイトでチャレンジしたところ、ルアーを追う魚を船から確認。ようやく大きなライギョが釣れました。ライギョはリリース可能なので今回は逃がします。

カイオーガのルアーのクセに合わせて釣り方を変更

　ボートを移動させ、ここからはカイオーガ一本でいきます。しかし、ひたすらキャストしてもなかなか釣れず、ミラクル宮さんは思わず「カイオーガは嫌いですね、釣れないもの」と発言。

　改善点を探すべく渡辺さんが代わりにキャストしてみると、ゆっくりとリールを巻いたときにルアーの羽根が動かないことに気付きます。そこで、ルアーの一部パーツを取り外した上で、さらに“常識外れ”のやり方を提案しました。

　通常、羽根モノのルアーはナイロンの糸を使い、竿を立てて糸を水面に付けずに巻くのが基本です。しかし、カイオーガのルアーの特性を考えると、水面を泳がせやすいフロロカーボンの糸に変更し、竿を倒して糸を水面につけるほうがいいと言うのです。

　ためしに竿を下げて糸を水につけてみると、リールをゆっくり巻いた場合でも羽根が動くことがわかりました。

　そこで、フロロカーボンの糸をセットしている渡辺さんのリールでやってみたところ、ミラクル宮さんも「めっちゃいい」「これは釣れそうだな」「カイオーガ好きになりそう」と納得する使用感となりました。カイオーガのことがまた好きになってくれて良かった……！

カイオーガで釣れたのは？

　カイオーガのルアーでキャストするのが楽しくなったのはいいものの、やはりなかなか釣れないので最初のポイントへ戻ってきました。

　そこでひたすらキャストし続けたところ、ついにバシャバシャと水しぶきが。「フィッシュ！　おらぁ！　でたぁ！」と声を出して釣り、タモを使わずそのままボート上に揚げたのは大きなナマズ！　渡辺さんも思わず「エグイっすね！」と声を上げました。

　ナマズをリリース後、ミラクル宮さんは「勝ちましたね。満足です」と勝利宣言。渡辺さんの“常識外れの提案”でいい結果となったようですね。

　最後に注意事項として、八郎潟は全体的に水深が浅く、座礁ポイントが多いことが念押ししています。ガイドの利用が強く推奨され、自分のボートを使う場合も一度はガイドを利用して水路を把握すべきとのことです。

「ポケモンだけに進化」「最後はナイスフィッシュ」

　八郎潟をカイオーガのルアーで攻略する動画に、「カイオーガで釣れたの初めて見ました」「キャストが本当に上手ですね」「宮さんのキャストが素晴らしくて見入ってしまいました！　最後はナイスフィッシュでしたね！」という反応が寄せられています。

　また、「カイオーガの性能をはじき出した渡辺さんもナイスガイドでした」「カイオーガ改……ポケモンだけに進化したとしておこう」という声も上がりました。　

　YouTubeチャンネル「ミラクル宮 – Miracle Miya –」では他にも、ユニークなルアーを使った釣り企画やラフトボートでの釣りの様子など、さまざまな動画が公開されています。

「ミラクル宮」さんの釣り動画

画像提供：YouTubeチャンネル「ミラクル宮 – Miracle Miya –」