意外と知らない？　情シスおすすめの超便利なショートカットキー6選！

　筆者は以前、企業のITシステム全体を管理する情報システム部門（情シス）で働いていました。

　情シスの現場は常に効率化が求められます。そのため、多くのメンバーが当たり前のようにショートカットキーを活用していました。情シスが多忙な日々を乗り切るためには、必要な技術の一つと言えるかもしれません。

　今回はそんな筆者が使っていた、知っていると仕事が劇的に速くなるけど、意外と知らない人も多いショートカットキー（WindowsのPC向け）を厳選して紹介します。ぜひ活用して、日々の作業時間を減らしてください！

01.日付や時刻の入力を一瞬で終わらせる

Ctrl＋：（コロン）、Ctrl＋；（セミコロン）

　Excelなどの表計算ソフトで作業をする際、日付や時刻の入力は手間がかかりますが、このショートカットキーを使えば、その手間を省けます。

　「Ctrl＋：（コロン）」を押すと、その時の日付が自動で入力されます。同様に「Ctrl＋；（セミコロン）」を押すと、現在の時刻が自動で入力されます。この2つのショートカットキーを組み合わせると、報告書やログの作成がとてもスピーディーになります。

　なお、Googleスプレッドシートなどの場合、同様のショートカットでも押下するボタンが異なる場合があるので、その点は注意が必要です。

02.動きの遅延やフリーズの原因をすぐに特定

Ctrl＋Shift＋Esc

　「Ctrl＋Shift＋Esc」は、タスクマネージャーの機能を直接起動するショートカットキーです。タスクマネージャーでは、たとえば応答のないアプリケーションを特定し、強制終了できます。

　PCの動きが遅くなったり、特定のソフトがフリーズしたりした場合でも、このショートカットキーを知っていれば、他の作業を中断することなく、素早くトラブルに対処できます。

03.ファイルを直接呼び出す

Win（ウィンドウズキー）＋R

　「Win（ウィンドウズキー）＋R」は、「ファイル名を指定して実行」というダイアログボックスを呼び出すショートカットキーです。ここに特定のコマンドを入力すると、目的のアプリケーションや設定画面を直接開けます。便利な使い方の一つとして、「notepad」と入力して実行すると、白紙のメモ帳を開けます。

04.コピーした履歴から選択して貼り付ける

「Win（ウィンドウズキー）＋V」

　「Win（ウィンドウズキー）＋V」は、クリップボードの履歴を表示するショートカットキーです。一度コピーしたテキストや画像の履歴が一覧で表示され、その中から好きなものを選択して貼り付けできます。

　これにより、複数の情報をコピーして異なる場所に一度に貼り付けたい時などに、作業効率が大幅に向上します。

05.席を離れる時にPCを即ロック

Win（ウィンドウズキー）＋L

　「Win（ウィンドウズキー）＋L」は、PCの画面を即座にロックするショートカットキーです。このショートカットキーを押すだけで、現在の作業を中断せずに画面をロックできます。

　席を離れる前にこのショートカットキーを使う習慣を身につければ、情報漏洩のリスクを低減しながら、安心して休憩に入れます。これは情シスにとって、全てのビジネスパーソンに知っておいてほしいショートカットキーです。

06.複数のウィンドウを素早く切り替える

Alt＋Tab

　「Alt＋Tab」は、いま開いている全てのウィンドウを一覧で表示して、素早く切り替えられるショートカットキーです。Altキーを押しながらTabキーを何度か押すことで、目的のウィンドウを選択できます。

　このショートカットキーを使いこなせば、複数の作業を並行して進める際に、ウィンドウの切り替えに費やす時間を大幅に短縮できます。

すぐに使えて作業効率もアップ！

　今回のショートカットキーは、どれも日々のPC作業で頻繁に使うものばかりです。情シスが当たり前のように使っているこれらのショートカットキーを、明日から少しずつでも試してみてください。最初は覚えるのが大変、使いにくいと感じるかもしれませんが、慣れてしまえば、作業効率が劇的に向上しますよ！

　よろしければ、皆さんがよく使う便利なショートカットキーをコメント欄で教えてください！

（執筆：そらのすけ、編集：雨輝）