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砂糖メーカーのウェルネオシュガーは、9月29日から新商品「ささっと!砂糖」の販売を開始しました。同商品は、かつてヨーグルトなどに付属していた粒状の砂糖「フロストシュガー」をリブランディングしたもの。砂糖の消費量が低迷する中、メーカーの再出発にかける思いを聞きました。
お茶の間から消えた「ヨーグルトの砂糖」
「ささっと!砂糖」は、空気の力で自立する口栓付きパウチに入った砂糖。保存容器に移さずそのまま使えるのが特徴で、砂糖を使いたいときに片手で素早く利用できます。29日から一部地域のスーパー・量販店、ECサイトで順次販売が始まっています。
商品に使われている「フロストシュガー」は、もともと1968年ごろに同社が「素早く溶ける砂糖が欲しい」というニーズに応えて開発。紙コップ飲料の自動販売機などに使われたものの、プレーンヨーグルトを販売する大手メーカーが、甘みを足せる付属品として取り入れたことで、一躍有名になりました。
しかし2000年代以降、消費者からの「砂糖が余ってしまう」「不要」などの声を受け、メーカーはプレーンヨーグルトへのフロストシュガーの付属を軒並み廃止してしまいます。
挽回のためにTOPPANとタッグ
その後、フロストシュガーはスポーツドリンクなどの粉末飲料に用いられるなど、業務用需要が中心となっていました。ただ、消費者の低甘味嗜好や少子高齢化、共働き世帯の増加等による家庭内調理の減少などにより、砂糖の消費が減少傾向にある中、フロストシュガーの販売量は年々減少。抜本的な対策が必要な状況となっていました。
そこで、同社は起死回生の手段として、フロストシュガーのリブランディングプロジェクトを実施。日常の料理用途をターゲットにした「ささっと!砂糖」の開発に乗り出しました。
プロジェクトには印刷大手のTOPPANが参加し、同社の技術を用いた、自立するパウチを商品に採用しています。また、料理研究家や消費者への調査を受け、フロストシュガーの強みである「溶けやすい」「混ざりやすい」点を強化するため、従来品よりもさらに粒が小さいものに変更。これにより溶けやすく、ムラなく均一にまぶしやすくなったとのことです。商品発売を受けて特設サイトも開設し、その魅力をアピールしています。
担当者「今までにないタイプのお砂糖ができた」
ウェルネオシュガーの担当者は、ねとらぼ編集部の取材に「形態や使い方など、今までにないタイプのお砂糖ができた」と自信をのぞかせます。
今後は「最初は料理で複数のお砂糖を使い分けているような方に試していただけるよう活動していく。将来的には、一人暮らしなどでお砂糖の使用量が少ない方、容器への移し替えが面倒と感じる方など新たな消費者に認知され試していただけると非常にうれしい」とし、「少しずつ市場を広げていければ」と展望を語っています。
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