ねとらぼ
2025/10/08 20:15(公開)

おなか周りが気になる人向け“秋服着こなし術” スタイリストのアドバイスに「とてもためになりました」「勇気付けられます」

 おなか周りが気になる人へ向けた“秋服着こなしのアドバイス動画”がYouTubeで好評です。動画は記事執筆時点で6万回以上再生され、「とてもためになりました」「勉強になりました!」といった反応を集めています。

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プロのスタイリストが“秋服の選び方”を解説

 動画を投稿したのは、スタイリスト歴21年の土居浩太郎さん。自身のYouTubeチャンネル「ファッションをわかりやすく説明するスタイリスト」(@fashionwowakariyasuku)では、ユニクロをはじめとしたアイテムを使い、50代を中心とした大人世代に向けたファッションに役立つ情報を発信しています。

 今回公開された動画のタイトルは「お腹まわり太って見えない秋服の選び方教えます!」。マネキンを使いながら、服選びのポイントや避けたほうがいいNGコーデ、誰でもマネできる簡単コーデ術などを徹底解説してくれました。

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意識したいのは「やさしい気持ちで自分と向き合うこと」

 本題に入る前に、土居さんは視聴者アンケートから浮かび上がった“外見の悩みの傾向”について言及。もっとも多かったのは「太って見える・太ってしまった」という声だといい、日本人女性の多くが“自分を太っていると認識しがち”という研究結果にも触れます。

 その上で「悩んでいるのは自分だけじゃないと知ってほしい」「やさしい気持ちで自分自身の体型と向き合ってほしい」とまずは自分を責めないマインドセットを提案。「自分の体を受け入れることができ、ファッションを楽しめるようになる」ことが動画のゴールであることを明らかにしてから、いよいよ本題へと入っていきます。

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ボトム選びのポイントは?

 まず取り上げられたのは“ボトムスの選び方”について。ゆったりトップス×ワイドパンツと、ロングシャツ×タイトスカートの2コーデを比較しながら、「ある程度タイトなスカートのほうが、意外と気になってるポイントをきれいに包んでくれる」と土居さんは語ります。

ワイドパンツとタイトスカートのコーデ比較
ワイドパンツとタイトスカートのコーデ比較

 おなか周りが気になると、つい「隠したい」という気持ちからワイドパンツやフレアスカートを選びがちですが、あえて少しフィット感のあるスカートを選ぶことで下半身の広がりを抑えつつ、縦のラインを強調できてスリムに見えやすいのだとか。

 おすすめアイテムとして紹介されたのは、ユニクロの「ドライスウェットナロースカート」。ストンと落ちる直線的なシルエットが美しいアイテムで、ワンサイズ大きめをハイウエストで履くとより細見え効果が期待できるいいます。さらに黒やネイビーなど濃い色を選べば、錯視効果でより引き締まった印象になるそうです。

おすすめはユニクロの「ドライスウェットナロースカート」
おすすめはユニクロの「ドライスウェットナロースカート」

 トップスとの合わせ方もポイント。おなか周りをしっかりカバーしたいときは丈感がちょうど良いブラウスをアウトで着て安心感を。もう一歩踏み込みたいときは“前だけイン”にすることで重心が上がり、脚長効果も狙えるといいます。

しっかりカバーしたいときはブラウスをアウト
しっかりカバーしたいときはブラウスをアウト

 さらにヒップまで隠したい場合は、前開きのシャツやロングカーディガンを羽織るスタイルがおすすめ。動画では土居さんのブランド「L`essence」の「フロントホッククールフィールカーディガン」を例に、縦ラインを強調して全身をスッキリ見せるテクニックが紹介されました。

ロングカーディガンを羽織るスタイルも紹介
ロングカーディガンを羽織るスタイルも紹介

トップスは“首周りの立体感”がカギ

 続いてはトップスの選び方について、2つのコーデを画像で比較しながら解説。首が詰まったトップス×細身パンツ、ボタンを開けたシャツ×ワイドパンツのコーデを比較すると、首元に空間を作ったシャツコーデのほうがよりスッキリと見えるのが分かります。

首が詰まったトップスと、首が開いたシャツのコーデ比較
首が詰まったトップスと、首が開いたシャツのコーデ比較

 マネキンを使った着こなし例では、ダークブラウンの半袖シャツにユニクロの「バギーカーブジーンズ」を合わせ、シャツの上ボタンを3つほど開けることで首周りに立体感を演出。このとき首部分を軽く後ろに引くように着ると重心が上がり、自然と脚長効果まで得られるそうです。

シャツの上ボタンを開けて首周りに立体感をプラス
シャツの上ボタンを開けて首周りに立体感をプラス

 加えて、ハイウエストのボトムにトップスをインすれば、縦のラインがより強調されてスッキリとした印象に。「ワイドパンツを履きたい」「おなか周りのフィット感をなくしたい」というときは、このようにトップスにこだわって“視線を縦に流す”工夫も効果的だといいます。

ハイウエストボトムにトップスインで縦のラインを強調
ハイウエストボトムにトップスインで縦のラインを強調

ワンピース選びのコツ&共通するポイント

 ワンピースを選ぶときは、切り替え位置が高いものを選ぶのがスタイルアップの近道。とくにシャツワンピースなら、トップスと同じくボタンを外して首元に立体感を作ることで、よりスッキリと見せられるとアドバイスしています。

ワンピースは切り替え位置が高いものをチョイス
ワンピースは切り替え位置が高いものをチョイス

 動画で紹介された3つのコーディネートに共通していたのは「ハイウエストを意識すること」。ボトムのスタート地点を高くするだけで、脚が長く見える・おなか周りがコンパクトに包まれる・全身のIラインが強調されるなど、うれしい視覚効果が得られるそうです。

プロならではのテクニックとメッセージに「勇気付けられます」

 今回の動画で印象的なのは、テクニックの伝授だけで終わらず、多くの女性が抱えている“体型の悩み”に自然に寄り添ってくれること。“自分にやさしい気持ちで、受け入れて工夫する”という姿勢が、ファッションへの前向きな気持ちを引き出してくれます。

 動画を見た人からは「とても勇気付けられます」「先生の培ってこられた知識と、寄り添って下さるお気持ちがとても嬉しかったし、感動しました」「自己肯定感大事ですよね!余り気にせずファッション楽しみたいと思います」「久しぶりに大好きなスカートに挑戦したくなりました」「年と共に樽体型になり、少しでもスッキリ見せられたら嬉しい私にとって、ありがたい内容でした」といったポジティブな反応が多数寄せられていました。

 土居浩太郎さんのYouTubeチャンネルには、このほかにも着こなしの参考になる動画が多数投稿されています。

土居浩太郎さんの動画

動画提供:土居浩太郎さん(@fashionwowakariyasuku

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