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真夏の海岸で1日中竿を投げ続けた釣り人の様子が、YouTubeで紹介されています。動画は記事執筆時点で11万回以上再生され、1800件を超える“高評価”が寄せられています。
シマノ(SHIMANO) モバイルロッド 20 ルアーマチック MB S96M-4 ヒラメ マゴチゲーム シーバス ライトショア⋯
動画を投稿したのは、釣りが好きすぎるあまり勤めていた会社を31歳で辞めて釣り旅に出た「たくわん」さん。日本全国を車1台で生活しながら巡り、その様子をYouTubeチャンネル「たくわんのフィッシングライフ」で公開しています。
以前には名もなき小川の岩の下から長~い魚を釣り上げる様子を紹介しましたが、今回は福島県の海岸を舞台に釣りに挑むようです。
ターゲットはヒラメやマゴチ
2025年7月下旬のある日、福島県の某海岸に向かったたくわんさん。午前5時12分に釣行を開始しました。ここは所々にテトラ(消波ブロック)が入っている砂浜です。朝イチは目立つ色のルアーで、手前とテトラ周りの浅瀬を攻めます。この日のメインターゲットはヒラメやマゴチなどのフラットフィッシュと呼ばれる魚たちです。
反応がないので飛距離が出るルアーに変え、テトラ帯の出入り口周辺を探ってみます。着底させるとモワっとした感触で何かに引っ掛かり、「底の方に海藻が生えているな」とつぶやきます(空中映像を見れば一目瞭然なのですが、釣行中には見れないので、ルアーを投げて水中の状況を想像するそうです)。
ルアーを投げて5秒沈めると海藻に掛かってしまうので、カウント5秒以内で巻き始めて対策をします。少しコースを変えると海藻がかからないところもあり、投げたルアーから得られる情報を頼りに頭の中で水中の地図を作っていきます。
更にコースを変えて投げると着底までにかかった時間は7秒ほど。何となく投げるのではなく、1投1投から情報を得ながら探っていき、重点的に攻める場所を絞り込んで、ここぞと言う場所でいろいろなルアーや動かし方を試すのだそうです。
小さな手掛かりを発見→おなじみの魚がヒット
波のざわつきでできた泡がなかなか消えないので、良い潮が入ってきていないのか、水がよどんでいると推測。波打ち際で生き物の気配を探しますが、今のところ手掛かりがありません。
潮が引いて地形を確認すると、テトラ帯の左右から波が入ってきて真ん中でぶつかる場所に砂がたまっています。狙い目はかけ下がりとテトラ際の複合ポイントとテトラ際の出入り口付近とのこと。地形が分かりにくい時は干潮の時に情報が得られるということです。
テトラ周りを探っていると、ルアーの針に小魚を発見。ようやく小さな手掛かりを見つけました。この小魚を捕食するサバやアジなどが接岸していれば、ヒラメやマゴチなどの接岸も期待できるそうです。ちなみにこの小魚は、そのままパクリ。「ほろ苦いから生シラスだな」と話します。
「シラスを追ってサバとかアジが入ってきたら釣れるチャンスはあるんだよな……」と言いながら続けていると、竿先に小魚が当たった感触がありました。底から跳ね上げて沈めてを繰り返し、ゆっくり探っていると何かが掛かりました。糸を巻いていくと、おなじみのコモンフグでした。
ついに本命の魚が……!?
午前8時になり、潮が引いて狙いやすくなったテトラ帯の際を、朝は届かなかったワームで狙います。着底させてゆっくりただ巻き、たまに止めて浮き上がりすぎないように巻いていると怪しい当たりが……。その後もしばらく投げ続けましたが、2度目はありませんでした。
この海域の水温をネットで調べてみると21.7度。ヒラメにとっては適水温域なので、直近で急激な水温変化がなければ問題ないとのこと。だいぶ太陽が高くなってしまいましたが、干潮前後まで粘ってみることにします。
朝に生命感があった場所の周辺を探り歩いていると、干潮少し前の9時50分にヒットが。しかも、なかなかの重量感です。付いている針が小さいので少しドラグをゆるめて慎重に寄せます。「これヒラメじゃないかな。マゴチっぽくないな。 マゴチだと首をね、横にガンガン振るんですけど そういう感じじゃないんで」と言いながら波が来るタイミングを待ってあげると、この日のメインターゲットであるヒラメが掛かっていました!
サイズは58センチほどで、たくわんさんのテンションも上がります(60センチを超えると小座布団ヒラメと呼べるそうです)。このヒラメは食料にするため、脳締めをして血抜きを行い、急いで車に戻ってクーラーボックスに入れます。
ヒラメが釣れたのは干潮の少し前の時間。たくわんさんは、「ヒラメは捕食のタイミングがシビアで、朝夕まずめ(日の出日の入り前後の薄暗い時間帯/釣り用語)だけでなく満潮&干潮前後に捕食スイッチが入ることが多いと思います」「自分の想像通りに釣れた時は格別のうれしさがあります」と話します。
その後も釣りを続けます
せっかくヒラメが釣れたのでもう少し続けて見ることに。ヒラメを車に運んでいる間に干潮から上げ始めになっていますが、このタイミングも狙い目ということです。砂浜を歩いていると、細長い物体に遭遇。“キングオブ・みんなのエサ”である「カタクチイワシ」を発見しました。
「小サバだと思っていた気配はイワシなのも……」「イワシが打ち上がるような状況なら、まだ粘る価値がある」「もうちょっと粘ったら座布団位のヒラメが釣れるんじゃないかな」と期待します。ただ巻きに変えた直後にかかったのは50センチ弱のシーバス(スズキ)。食料はもう十分なので元気なうちに逃します。
こんな晴れの日の昼前にこんなに釣れるとは思わなかったと話すたくわんさん。サーフ(砂浜)の釣りをやってると、干潮前後や満潮前後は 良い思いをしたことが何回もあるので、釣るならそこまでやった方がいいとのこと。この日の勝因は「エサのエサ」を見つけられたことだと話します。
途中岩陰で昼寝をしてから釣りを再開。再びシーバスが釣れましたが、こちらも海に返します。夕方と満潮が重なる時間には何もなく、薄暗くなる頃に引き上げます。「釣りはやればやるほど分からなくなります」と話すたくわんさんは、「でも、だからこそ面白いのかもしれません」と続けます。
釣ったヒラメをいただきます
ヒラメを寝かせるために下処理をしていきます。エラと内臓を外し、キッチンペーパーでお腹の中を掃除し、全体の水分を拭き取ってキッチンペーパーとラップでグルグル巻きにしておきます。数日後の夜、ヒラメを調理します。
皮とウロコの間に刃を入れる「すき引き」という方法でウロコを削ぎ取り、5枚におろしていきます。エンガワとお腹側の身はお刺身に、背中側の身は野菜を加えて和風だしあんかけにして、福島のお酒と共にいただきます。
「ナイスヒラメ!」「すげぇ!」と驚きの声
コメント欄には「すげぇ!」「おぉ! ナイスヒラメ!」「立派な大物」「めちゃくちゃ感動しました」「釣りも料理も相変わらずお見事」「地域によって全然釣りかた違うんやなぁ」「水中でのルアーの動き方など動画の作りが丁寧で感心させられます」といった声が寄せられています。
たくわんさんは、YouTubeチャンネル「たくわんのフィッシングライフ」の他にInstagram(@takuwannofishinglife)やX(@PzLdm25y1D4W6yn)でも日々の釣りの様子を発信中です。
その他の投稿
動画提供:YouTubeチャンネル「たくわんのフィッシングライフ」さん
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