安く買った“昔ながらの収納箱”、DIYで手を加えると……　便利でおしゃれに変身！　「素敵」「使い勝手が良くて見た目もバッチリ」

　1年前や5年前……。少し前にインターネット上で話題になった投稿や動画を振り返って紹介する企画「昔のインターネット発掘！」。今回は2023年にYouTubeに投稿された、古い「行李」をDIYで引き出し式の収納にする動画を紹介します。

竹で編んだ行李を「アンティーク風引き出し」にDIY

　投稿したのは京都に暮らす主婦のmocacoさん。生活の中で無理なくできるDIYをメインに、夫と愛犬との暮らしをYouTubeチャンネル「私と夫と犬のモカ」（@watamoca）に投稿しています。

　今回の動画では、昔ながらの行李（竹や柳で編んだ箱形の収納）を使って、テレビ下のスペースに、生活感を隠してたっぷり収納できる「アンティーク風引き出し」を制作しています。

まずは穴あきを補修

　mocacoさんが安く購入したという中古の竹行李の角には穴が開いていました。「劣化・穴あきは承知の上」と受けとめつつも、今後のために全部の角にあて布で補修することに。

　別の日のDIYで余ったレザーをガムテープで丸く型どりしてカット。中央まで切れ目を入れて角にあてがい、竹のすき間に針を通して縫い付けます。

　8つすべての角に皮を縫い付けて補修完了。mocacoさんは「竹と革の組み合わせが良い感じになりました」と仕上がりに満足な様子です。

補強しながらキャスターと取っ手を付ける

　竹で編んだだけの行李は、引き出しとして使うには耐久性に不安があるので、底と取っ手の部分を補強します。

　使用するのは、これまた別のDIYで使用した木材の残りです。まずは木材を行李の幅にカットして、行李の底に敷きます。丸みのあった底が平らになり、使いやすくなりました。

　次に、動かせるようにキャスターを付けます。木材を行李の奥行きくらいの長さでカットし、行李の裏側からネジで取り付けます。木材の上からキャスターを4つネジでつければ、可動するようになります。

　最後に取っ手を付けるのですが、行李に直接付けると引っ張った時に歪むので、板を行李の内側に立てて固定することに。

　板にキリで印をつけ、取っ手を付けるための穴を開け、行李の外側からアンティーク調の取っ手の金具を通してナットで締めます。これで「アンティーク風引き出し」は、完成です。

見た目にも機能性にも満足

　完成した引き出しの1つには夫のゲームグッズ、もうひとつにはmocacoさんのパソコン関連のものを収納。

　使い心地については、「底に敷いた板のおかげでバランスよく収納できた気がします」「結構な重さになりましたが、取っ手を引っ張ってもたわみません」とコメントしています。

　引き出しはテレビ下のスペースにすっぽり収まり、収納したものも見えないので、空間がスッキリした印象になりました。mocacoさんも「末永くよろしくね」と気に入ったようです。

使い勝手や収納力も評価

　投稿には「素敵」「センスがあってお洒落です」「昔の収納道具は趣が有って素敵ですねぇ〜　使い勝手が良くて見た目もバッチリな収納が出来て素晴らしい」「竹にレザーの当て布もバッチリ　プラスチックだと味気ないし、一気にドンと入って収納力もgood」などの声が寄せられていました。

　mocacoさんはYouTubeの他、InstagramでもDIYや暮らしについて投稿しています。

動画提供：mocacoさんのYouTubeチャンネル「私と夫と犬のモカ」（@watamoca）

mocacoさんの他のDIYを見る