ねとらぼ
2025/10/18 20:15(公開)

「海外旅行とは思えない身軽さ」「工夫がすごい」 ミニマリストの4泊6日海外旅行、コンパクトな荷物が参考になる

 「少なめくらいがちょうどいい」――ミニマリストが海外旅行に行くときの荷物をYouTubeで公開し、注目を集めています。動画の再生回数は記事執筆時に5万回を超えていました。

動画「少なめくらいがちょうどいい 海外旅行の持ち物紹介 40代のミニマルパッキング」
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4泊6日のタイ旅行の荷物は?

 YouTubeでミニマルライフについて発信しているOdeko(@Odeko.)さんは、節約や自宅の整頓だけでなく、旅行の際のパッキングについても投稿しています(関連記事)。

 今回の動画では、9月に4泊6日のタイ旅行に行ってきたOdekoさんが、その時の荷物の中身を公開しています。また、「荷物を軽くするための工夫」だけでなく、「あえて増やしたもの」についても解説していました。

 荷物はキャリーバッグではなく、リュックとショルダーバッグにまとめています。かなり少なそうですが、一体何を持って行くのでしょうか

荷物を入れるリュックサックとショルダーバッグ
「荷物は少なく軽くが好き!」とのことですが、これだけで大丈夫!?
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モバイルバッテリーもポケットWi-Fiも持って行かないけれど……

 まずはリュックに入れるものから。リュックは無印良品「トートにもなる巾着リュックサック」で軽さとシンプルなデザイン、前面にあるポケットが便利さからOdekoさんのお気に入りですが、廃番になってしまったそうです。

 宿泊するホテルやその周辺でのんびり過ごす予定で、『一冊でわかるタイ史』(河出書房新社)というタイの歴史の本を持っていくそうです。荷物を増やすことにはなるものの、「ミニマリストらしく電子書籍に挑戦したこともありましたが、なんだか馴染まず結局紙の本に戻ってきています」とOdekoさん。

 そのほか、飛行機などで荷物を足元に置く時にカバーとして使うビニール袋2枚と、巾着袋に入れたイヤホンと充電器をリュックの前ポケットにしまいます。現地で1日中出歩くような予定はないのでモバイルバッテリーは持って行かず、ポケットWi-Fiではなく「eSIMアプリ」を使うことにしたので、その分、荷物を減らせたとのこと。

イヤホンと充電器は巾着袋に入れて
イヤホンと充電器は巾着袋に入れて
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下着は宿泊日数分、着替えは「1着」だけ

 バッグの中の整理にはバッグインバッグを使います。こちらも無印良品のアイテム「ナイロンメッシュバッグインバッグ A4サイズ用 タテ型 黒」です。ある程度の硬さがあるため、床やテーブルの上で自立させられます。

 バッグインバッグには晴雨兼用の折り畳み傘、巾着に入れた下着類をパッキング。泊まるホテルにランドリーがなさそうなので、下着は宿泊日数分準備しました。これは、「手洗いした下着を部屋に干してホテルスタッフの方を不快な気持ちにさせるわけにはいきません」というOdekoさんの気づかいでもあります。

 服の着替えは1着だけ持っていきます。ホテルのクリーニングか手洗いで、来ていく服と交代で着るという方法で持ちものを減らします。ワンピースは、くるくる巻いて輪ゴムでとめてかさ張らないようにします。上着はユニクロのUVパーカー、パジャマはワンピースの中に着るブラトップとペチコートを代用するとのこと。

巻いて輪ゴムでとめて省スペース
くるくる巻くことでかさ張る衣類も省スペース

メイクグッズと洗面グッズは「兼用」「小さいサイズを使い切り」などで軽く

 メイクグッズと洗面グッズは、それぞれフリーザーバッグにまとめます。まずは洗面グッズから。シャンプーとコンディショナーは、無印料品のお試しサイズを採用しました。荷物を増やしてしまいますが、かさ張らず、詰め替える必要がなく、使い切れば帰りの荷物にならないのが理由です。

洗面グッズのジップロックには衛生用品、スキンケア用品、洗剤など12種類
洗面グッズを入れるフリーザーバッグには衛生用品、スキンケア用品、洗剤など12種類

 ほかにも荷物を増やしてしまうけれど持って行くものが。歯ブラシは自宅でいつも使っているものを持って行きます。スキンケアは普段使っている化粧水とワセリンを持っていきます。ワセリンは肌の保湿だけでなくリップクリームやハンドクリームとして兼用しています。

 日焼け止めやBBクリームも入れます。スキンケア用品の荷物を減らすためにはコンパクトな容器に詰め替える方法もありますが、容器のお手入れが不安なので「小さいサイズを購入して使い切る」「旅行中に使いきれなかった分は帰ってきたらすぐに使い切る」ようにしているとのこと。

 その他、同じフリーザーバッグにはコンタクト洗浄液やコンタクトケース、使いきりサイズの洗濯用洗剤、目薬も入れています。

 もう1枚のフリーザーバッグにはメイクグッズ(パウダー、アイブロー、アイライン、アイシャドー)とヘアコームを入れました。これらも普段使っているものを持って行きます。

メイクグッズ(パウダー、アイブロー、アイライン、アイシャドー)
メイク用品はシンプル。アイシャドーは1色のみ

 バッグインバッグに入れるものは、これですべて。荷物の中で嵩張るのは衣類だけど、重たいのは洗面グッズなので、Odekoさんはバックインバックの底の方に衣類を入れ、その上に洗面グッズを入れるようにしているそうです。

「荷物を減らすことにこだわりすぎ」ないで

 続いて、ショルダーバッグの中身を紹介。この中にはホテルの外で活躍しそうなものを、全部で7種類入れています。

 まずはパスポート。濡れないようにフリーザーバッグに入れています。エコバッグも入れます。「買い物はもちろん海やプールに行く時にタオルや水などちょっとしたものを入れるのにも便利」と用途はいくつかあるようです。そして除菌シートとペーパーナプキン。無印のペーパーナプキンは厚みがあり破れにくく、ハンカチとティッシュの兼用になります。

ショルダーバッグに入れるもの
保存袋で水から守る

 お財布は持って行かず、MoFT MagSafe対応スマホスタンドをお札・カード入れとして使用。現地では現金を使わない予定だけど、念のため1万1000円を入れておくのだそうです。コインケースには常備薬を入れ、現金を使って小銭が出た場合だけ小銭入れとしても使います。

 ベージュの巾着には、サングラスとフェイスカバーの紫外線対策グッズを入れてパッキングします。以前は日焼け止めと日傘だけしか持って行かなかったのですが、「荷物を減らすことにこだわりすぎて、日焼けが増えてしまっては本末転倒」と考え、この2つを加えたといいます。

少ない荷物で、旅先の「生活感」とサヨナラ

 パッキングするすべての荷物を紹介したOdekoさんは、荷物を減らすメリットを3つ挙げました。それは、「1.移動疲れが軽減される」「2.ホテルの部屋が散らかりにくい」「3.家に帰ってからの荷解きが楽」です。

 特に2に関しては、荷物が多いと「チェックインしてホテルの部屋に入った瞬間はすっきりしていた部屋も、数時間経てば生活感が顔を出す」ということが起こりがちだったので、メリットに感じたと語りました。

散らかってないホテルの部屋
ホテルで広げたOdekoさんの荷物

「親近感湧きます」のコメントも

 動画には「海外旅行とは思えない身軽さで本当に工夫がすごいです」「これなら何泊しても後片付けがラクでいいですね」「本当に参考になりました!」「こんなにコンパクトなのに日焼け対策はガッツリなの親近感湧きます」などのコメントが寄せられていました。

 また、「飲み物を持ち歩いたりする時はどうしてますか?」という質問にはエコバッグに入れると回答。「お土産はどうしてますか?」という問いには基本的にお土産は買わないとしつつ、「もし欲しくなって買ったとすれば、リュックにまだゆとりがあるので、そこに入れるか、エコバッグを使うかになると思います」と答えていました。

 Odeko.さんはYouTubeInstagramでの発信の他、9月からはESSEonlineで連載しています。

動画提供:Odeko(@Odeko.)さんのYouTubeチャンネル「tabi to hibi from Odeko

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