白いスニーカーに映画のイメージビジュアルをひたすら描き込み、100日かけて唯一無二の一足を作る企画がInstagramで注目を集めています。執筆時点では未完成ながら、既にもうかっこいい……!

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白いスニーカーをキャンバスに

 投稿者はInstagramユーザーの「カスタムりゅーじ」(@customryuji)さん。ふとネットで目にしたカスタムスニーカーに魅せられ、自分でもやってみようと、大人になってからあらためて毎日絵の練習を重ねてきたといいます。

 周囲からの評価に自信を得て、満を持して立ち上げたのがこの「100日後に履けなくなるスニーカー」企画。白いスニーカーに絵を描き込む過程を動画で公開し、100日目にはもったいなくて履けなくなるような一足に仕上げる趣向です。

 9月9日に投稿を開始して、5日目までは下準備の期間、ベースのスニーカーとして「ナイキ エバノン MID」を発注し、届くまでの間にデザインを検討しています。

 そんななか、モチーフとして思いついたのが「好きな映画」のイメージ。ポスターや作中のワンシーンなど、印象的なビジュアルが詰まったスニーカーを思い描き、画像編集ソフトでデザインを固めていきます。

真っ白なスニーカーに絵を描いてカスタム

 6日目にスニーカーが到着すると、いよいよペイントをスタート。塗料がのりやすいよう、脱脂剤の「デグレイザー」で表面のコーティングを剥がすと、「ダークナイト」のジョーカーや、「シザーハンズ」のビジュアルを、絵筆でリアルに描き込んでいきます。

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「羊たちの沈黙」のポスターを再現

 企画が注目を集め始めたのは、「羊たちの沈黙」のイメージを描き始めた9日目のこと。人物の口をドクロ蛾(メンガタスズメ)がふさぐ、印象の強烈なポスターを、スニーカーの側面に落とし込んでいます。

(参考)「羊たちの沈黙」イメージビジュアル(出典:Amazon.co.jp
ナイキのマークを挟んで、目とドクロ蛾を描く
はじめは目の部分から描いていく
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色をのせていく工程へ

 陰影の濃淡を筆1本で精密に描き込む様は見事です。原作の通称の元となるまがまがしいドクロ模様まで描き込んだら完成。スニーカーに「羊たちの沈黙」のポスターが完全に再現されました!

筆一本でグラデーションを表現
映画の解説を交えつつペイント
瞳の繊細なこと……!
下にはドクロ蛾
通称の元となるまがまがしいドクロ模様
ジョーカーやシザーハンズと並び、不穏な絵面に

 動画のコメント欄では「5万で売ってください」「カッチョエエ」「カッコよすぎ」「欲しい」と大好評。描いてほしい映画のリクエストも多数寄せられています。カスタムりゅーじさんはその後も適宜休日を挟みつつ製作を進めており、記事執筆時点で動画は46日目に到達。スニーカーには「アバター」や「バック・トゥ・ザ・フューチャー」など、モチーフが続々と加わっています。最終的にはどれだけにぎやかになるのか、完成が楽しみですね。

動画提供:カスタムりゅーじ(@customryuji)さん

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