1年前や5年前……。少し前にインターネット上で話題になった投稿や動画を振り返って紹介する企画「昔のインターネット発掘!」。今回紹介するのは、3年前にYouTubeで公開された、賃貸マンションの備え付けのキッチンカウンターをDIYでカフェ風にするメイキング動画です。キッチンカウンターの仕上がりが「めっちゃいい」「ステキ」など話題になっていました。

動画「【超簡単DIY!】賃貸据え付けのキッチンカウンターをカフェにする方法 無垢材天板 カラーボックス」 
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朝活に使うキッチンカウンターを、「カフェ感」のあるものにDIY

 動画を投稿したのは、賃貸1LDKマンションに暮らす「うさぼっち」さん。カフェの雰囲気が大好きで、自宅をカフェのような空間にするためにDIYする様子を、YouTubeチャンネル「うさぼっち 賃貸カフェ化計画 DIY」(@usabotchi)に投稿しています。

キッチンカウンターをカフェっぽくしていきます

 今回、カフェ化するのは朝活に使っているキッチンカウンター。備え付けのものは白い無機質な天板で「カフェ感がない」、その上「足元が窮屈」なので足を動かすと壁にぶつけてしまう、洗い物をすると「カウンターまで水が飛び散る」という理由で不満を感じていました。

「カフェのようなテーブルだと、朝活が捗るだろうに……」と、うさぼっちさん
壁に足がぶつかってしまう窮屈な足元

 そこで、「このキッチンカウンターを変えてやるゾ!!」とDIYを決意。「カフェのような雰囲気がある」「足元のスペースに余裕がある」「カウンターへの水はねを防げる」の3つの要件を満たすキッチンカウンターを、水はねガードになる小さな棚、無垢材の天板、高さ調整用板材、カラーボックスを組み合わせて作ることにしました。

キッチンカウンターの構造
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無垢材の天板を支えるカラーボックスと高さ調整用板材を作成

 まずは、カウンターテーブルの上に載せる天板を支えるカラーボックスの組み立てからスタート。サイズは高さ89センチ、横幅35センチ、奥行き29センチ、色は天板と合わせてオークを選びました。

 カラーボックスだけではテーブルの高さに足りないので、カラーボックスの上に「高さ調整用板材」を取り付けます。板材とホームセンターでカットした角材を組み合わせてボンドやネジで固定。

角材はお店の機械でカットしてもらったものの、木材の性質上どうしても“たわみ”が出て寸法とズレるため、ヤスリ掛けをして高さを調節したとのこと

 苦労したのは、ちょうど良い厚みの板材を探したり、角材をぴったりのサイズにするためにヤスリ掛けをたくさんしたことだそうです。そのかいあって、テーブルにピタッとハマりました。

角材の高さとテーブルの高さがぴったり合い「完璧っ!!」と喜ぶ「うさぼっち」さん
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防水用小棚にも「カフェ感」

 続いてカウンターへの水はねを防ぐための小さな棚を作ります。板材を組み立てる前に「カフェ感」が出そうなローズガーデンカラーズの「カンパーニュ」というペンキを塗ります。このペンキはガーデニング向けで、「乾燥後は耐水性があるので水で濡れても安心」とのこと。

 2~3時間かけてしっかり乾燥させた後、無垢材の天板と接合するためのL字金具、そして電源タップを固定するためのL字金具を取り付けます。板材をL字型に組んで電動ドライバーでねじ留め。L字の角の内側には普通のドライバーは入らないので、L字型ドライバーでねじを留めました。

狭いところで活躍するL字型ドライバー。防水用小棚について、うさぼっちさんは「イイ感じにできたと思います」
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無垢材の天板を置いて仕上げに

 いよいよ無垢材の天板の設置に。うさぼっちさんは、高さ25ミリ、縦550ミリ、横1830ミリ、ナラの木の板材を、塗装、角丸(角を丸くする)加工、面取り加工済みのものをオーダーメイドし、インターネットで取り寄せました。

 滑り止めシートを備え付けカウンターの一面に敷き詰め、上から無垢材天板を置きます。天板の重みと滑り止めシートの効果で、置くだけで安定するのだそうです。

板の購入先は「Tool BOX」(当時の価格は4万4140円)。購入時は「失敗できないので、注文ボタンを押す手が震えました」とのこと

 水はね防止の小棚をL字ドライバーを使用して天板に取り付けます。さらにマイコンボード「Arduino UNO」を搭載し、うさぼっちさん曰く「世界初!?のプログラマブルキッチンカウンター」に。

 高さ調整用板材を覆うように、余った板材で作った「うさぼっち」の看板を取り付けて天板とカラーボックスを結合したら完成です!

余った板材とペンキで作った「うさぼっち」看板
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「カフェ感」や使い心地はいかに!?

 さて、完成したキッチンカウンターの使い心地が気になりますよね。防水用の棚はグリーンや照明で飾って、お気に入りの人形やミニチュアも置いて、あたたかく楽し気な雰囲気に。テーブルも広々としていて使いやすそうです。

無機質で、朝活にはちょっと使い勝手が良くなかった「ビフォー」
「カフェ感」があり、朝活に使いやすい「アフター」

 うさぼっちさんも「窮屈だった足元にゆとりができました」「そびえ立つカンパ―ニュカラーの壁(水はね防止の棚のこと)が、洗い物の水しぶきからテーブルの本を守ります」と、快適さや使い勝手の良さを実感しているようでした。 

足元にゆとりもでき快適

 まさに、「カフェのような雰囲気がある」「足元のスペースに余裕がある」「カウンターへの水はねを防げる」の3つの要件を満たす仕上がりとなったようです。

「ステキ」「おしゃれ」「めっちゃいい」と絶賛

 動画を見た人からは、「めっちゃスッキリなデザインですね ステキ」「すべてにオシャレさを感じる!!」「このカウンターメッチャいいなぁ、一気に雰囲気出た!」「めちゃいいですね。水がかからないようにするところのボックスみたいなのが特に可愛いと思いました」など好評でした。

 うさぼっちさんはその後も、DIYで壁面をスタンドバーで飾ったり、おしゃれな間仕切りを設置したりなど、「賃貸カフェ化計画」を進めています。さらに、姉の家に子どもたちの遊具を作るDIYにも挑戦しています。

動画提供:うさぼっちさんのYouTubeチャンネル「うさぼっち 賃貸カフェ化計画 DIY」(@usabotchi)

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