おばあちゃんちの古い食器棚、孫がDIYすると……　生まれ変わった家具に「別物に大変身！かっちょいい！」「真似してみたい」

　1年前や5年前……。少し前にインターネット上で話題になった投稿や動画を振り返って紹介する企画「昔のインターネット発掘！」。今回紹介するのは、古い食器棚をDIYして、便利なゴミ箱収納付き食器棚へと作り替えた動画です。

古い食器棚を鮮やかにリノベーション

　投稿したのは、2021年4月に開設されたYouTubeチャンネル「DIYどんぺ」。DIYは完全に初心者だという夫婦が、築40年の祖母の家をセルフリノベーションする様子を配信しています。

　ただ家具をDIYするだけでなく、リビングにフローリング材を敷いたり、壁紙を貼り替えたり、空いた空間にオシャレなすのこを配置してルーバー風のデザインにアレンジしたりなど、さまざまなDIYに挑戦しています。

　今回紹介する動画では、古い食器棚をDIYで作り替えています。見た目が今風にアップグレードされ、ゴミ箱も収納しており、機能面も便利になっています。

まずは食器棚を分解

　リメイクする食器棚は、下に引き出し付きの棚、上にオープン棚と2つの木製棚が上下に重なった縦長の作り。これを、上の棚を降ろして下の棚と横並びにした横長の構造にしていきます。2つの棚はかなり高さの差があるため、高さのある上の棚を分解してゴミ箱収納へと大きく作り変えます。

　上の棚は天板や側板がビスや釘で留められている様子がなかったので、一度ハンマーで叩いてみることに。ダボで留められていることがわかったので、そのままハンマーで叩いて取り外していきます。真ん中の仕切り板はハンマーだけでは取り外しにくかったため、愛用のバールも駆使して外します。

ごみ箱収納を作る

　分解が終わったら、解体した板を新たな形に組み立てごみ箱収納に作り変えていきます。板を「コ」の字型に組み合わせ、開口部には細い木材を取り付けます。各部品を留める際にはあらかじめ木材に下穴を開けておき、ネジを打っても木材が割れないようにします。

　3つのゴミ箱を収納するため、棚を3つの区画に分けて枠を作ります。ごみ箱の底板と扉を棚受で接合したものを3つ作るとゴミ箱は完成。これらを蝶番で棚に固定します。

　こうすることで、扉を手前に引くとゴミ箱が斜めに開きます。扉が目隠しとなるため中身が見えずすっきりした外観です。

塗装は端から端まで丁寧に実施

　これで機能面が完成したので、ここから先は全体の外観を整えます。まずは下の食器棚の天板に余っていた板を載せ、ゴミ箱収納と高さを合わせます。これで既製品を余すことなく再利用できたとのことで、エコですね！

　ダボ穴をパテで埋めて目立たなくして、乾燥したらヤスリがけ。あとはペンキで塗装です。

　引き出しの取っ手など塗装しない金具を外し、プライマー（下塗り塗料）を全体に塗装したら、コテバケ（広い面を塗るのに向いた器具）で引き出しや側板、ゴミ箱収納の扉などブラックブラウンで塗装していきます。

　天板は塗装せず、上から板を貼り付けます。貼り付ける板はヤスリがけしてワックスを塗ったら布で拭き上げます。

　塗装が終わったら、外していた金具やアイアン風に塗った取っ手を取り付け。ゴミ箱の扉にもアイアン風取っ手を取り付けます。さらに食器棚の後ろ側に穴を開けて電源タップを設置します。これでキッチンの配線を隠せるようになりました。

　最後に天板の上にワックスを塗った板を貼りつければ完成です。凝った装飾などはありませんが、すっきりしてスタイリッシュな食器棚が完成しました。

「すごく素敵です」「参考にさせていただきます」

　動画の再生数は30万回を超えており、「これはまさに別物に大変身！かっちょいい！」「使える物を改造して見事です」「私も真似してみたいです」「リメイク素晴らしいです！引き締まった感じが最高です」といった反応が寄せられています。

動画提供：YouTubeチャンネル「DIYどんぺ」

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