ねとらぼ
2025/11/13 20:15(公開)

今日書きたいことはこれくらい:「ゴーストトリック」は何故面白いのか、久々に遊び直したら自分の中での解像度が上がったので語り倒す

 ご無沙汰しております、しんざきです。

 しばらく姿を見せずに何をやっていたかというと、ずっとゴーストトリックとアーシオンとイーアルカンフーをやっていました。イーアルカンフーはファミコン版で、30年くらい前から欠かさず週一ペースで遊んでるんですが、最近は目隠し5面クリアチャレンジをしておりまして、達成できたら動画でも録りたいと思っています。楽しいですよね、イーアルカンフー。

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ライター:しんざき

しんざきプロフィール

SE、ケーナ奏者、キャベツ太郎ソムリエ、三児の父。ダライアス外伝をこよなく愛する横シューターであり、今でも度々鯨ルートに挑んではシャコのばらまき弾にブチ切れている。好きなイーアルカンフーの敵キャラはタオ。
X:@shinzaki


 で、何故今ゴーストトリックなのかというと、先日知人と「記憶を消して遊び直したいゲーム」について議論したことが発端です。世の中「面白い」ゲームはたくさんありますが、やはり「初めて遊んだ時の衝撃」というものにはそのレベルに高低がありまして、まっさらな状態で遊んだ時の感覚を味わいたいゲームって色々あるよね、という話です。

 「記憶を消して遊び直したいゲーム」というテーマは、ちょくちょくWebでも話題に上がりますが、しんざきの中では「十三機兵防衛圏」「ヘラクレスの栄光3」「Outer Wilds」「OneShot」辺りが上位常連になっています。

 皆さんにとっての、「記憶を消して遊び直したいゲーム」のトップ5は何でしょうか?

 「ゴーストトリック」も当然、私の中でのランキング上位なのですが、幸いなことにしんざきは記憶力が非常に悪いので、「しばらく遊んでいなかった今なら、新鮮な気持ちで楽しみ直せるのでは?」と思いつきました。DS版しか持っていなかったので、Switchでリマスター版を買い直しました。

 で、久々にゴーストトリックを遊んだら、最高に面白すぎて軽く感情が暴走したので、今回改めて、ゴーストトリックの魅力を語る記事を書かせていただくことになりました。あんまり時宜を得た記事ではないですが、DS版発売15周年、リマスター版発売2周年ということでご容赦ください。

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ゴーストトリックは何故面白いのか

 「ゴーストトリック」は2010年にニンテンドーDSで発売された、カプコンのアドベンチャーゲームです。「逆転裁判」を手がけたゲームクリエイター、巧舟(たくみしゅう)さんがディレクターを務めたことでも有名です。2023年にリマスター版が出て、今ではSwitchやPS4、Steamなどでも遊ぶことができます。

CAPCOM「ゴースト トリック」公式Webサイト
https://www.capcom-games.com/ghosttrick/ja-jp/

 ゲーム開始時点で主人公が死んでいるという、「死から始まる一夜のミステリー」。記憶を失った状態で、タマシイとなって目覚めた主人公の「シセル」は、物に「トリツク」力と、トリツいたものを「アヤツル」力という二つの「死者の力」を駆使して、自分が何者なのか、また自分は何故殺されたのかを探るために奔走することになります。

 私が考える「ゴーストトリック」の魅力は、大体以下のような言葉で表現できます。

  • 「この場面では何が達成されればいいのか」「それはどうすれば達成できるのか」を考えさせる、手探りと手遊びの面白さ
  • 単純に画面で色んなことがわちゃわちゃ起きていて、触っているだけで楽しい
  • 少しずつ「プレイヤーの見える範囲」が増えていく、ゲーム上の視界コントロールの巧みさ
  • 主人公のシセルが、クールで皮肉屋なようで実は言動も行動も熱く、ただただかっこよくて大変好き
  • ヒロインのリンネやその周辺のキャラが全員かわいい(あとサブキャラも大半が好き)
  • 一生聴いていられる、飽きのこないBGM
  • ミサイル

 以上です。

 この記事は、上記のような魅力についてご説明しつつ、「まだゴーストトリックを遊んだことがない」というアドバンテージをお持ちの方に、その爆アドを是非活かしていただきたく、うっかりリマスター版をポチっていただけないものかという目論見の元に書かれた記事です。

 大きなネタバレは避けるつもりですが、どうしてもシナリオやキャラクターに触れてしまう部分は多少ありますので、ネタバレを気にされる未プレイの方は、是非リマスター版をポチって三周くらい遊んでからお読みください。損はさせません。

 ということで、ゲームの魅力の話をしてみましょう。

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