ジブリ監督も認める“神絵師”、斬新な「もののけ姫」のファンアートに“12万いいね” 4K再上映を祝福 「公式かと……」「発想が天才」「何度見てもすごい！」と反響

　現在4Kデジタルリマスター版が上映中のスタジオジブリの名作映画『もののけ姫』。これを祝して、Xに同作のファンアートが投稿され、「凄すぎる」「発想が天才」と感嘆の声が続々と寄せられています。

4Kデジタルリマスター版上映中の『もののけ姫』

　投稿者はXユーザーで、ジブリの二次創作やファンアート、日常についてなど、幅広く投稿している「ひとみん」（@joutaro195）さん。以前スタジオジブリの宮崎吾朗監督に会った際には「絵上手いよね」とひとみんさんの存在を知っていたほどの腕前です。

　上映初日の24日にひとみんさんは、「4Kデジタルリマスター版 『もののけ姫』IMAX初上映」を祝福。自身は後日足を運ぶとして、「初日組のジブラーさん楽しんでくださ〜い！！」「ハロウィンも近いので、記念にもののけ百鬼夜行の過去絵再掲」と2023年のハロウィーン用に描いたファンアートを再掲しました。

　ひとみんさんの「もののけ百鬼夜行」は、まるで絵巻物のような雰囲気と現在のポップカルチャーを組み合わせたような独特の筆致。レトロで、ワクワクするような楽しさがあって、とても魅力的な作品です。サンやアシタカやエボシたちが、もののけの“仮装”しているなんて……！

過去投稿では各キャラクターにスポット

　過去に初めてこの作品を公開した投稿では、「仮装は『和』のテイストを取り入れつつ今回も私の趣味をゴリッゴリに盛り込んで描かせていただきました」と説明していたひとみんさん。その際、ぎっしりと描き込まれた作品内の、キャラクター1人1人が良く見える画像も数枚、制作にあたってのエピソードも添えて投稿しました。　

　「鬼」の仮装をするアシタカは、身体に刺青が確認できるものの、これは“呪い”ではないとのこと。山犬の姫・サンは、ハロウィーンには山猫の姫となり「猫又」の格好をしています。ポーズも猫らしくてかわいいですね。

　「女郎蜘蛛」となったエボシは絵の中央でこちらに目線を向け、迫力満点のたたずまいです。石火矢を左手で支え、右手にはどうしても持たせたかったというキセルが。蜘蛛と蜘蛛の巣をまとい、「圧倒的強そうな」作中そのままのイメージです。

　さらに、「輸入道」に扮するゴンザや、「狛犬」に扮したモロの子どもたちも。ジコ坊は「化け狸」、ヤックルは「麒麟」、カヤは「座敷童子」で「エミシの村の模様」の着物を着用するなど、遊び心もたっぷりで、いつまで見ていてもあきません。

　そのほか、絵のなかにはシシ神、モロの君、乙事主、コダマの姿も確認できます。ひとみんさんとしては猩々、タタリ神、ヒイ様、トキ、甲六も描きたい気持ちがあったとのことですが、「余裕で入らなかった！」とスペースが足りず断念したとのこと。そのキャラクターたちも入った絵、ぜひ見てみたいですね……！

「センスの塊」「控えめに言って好きすぎる」

　この投稿は、過去と今回の再掲と合わせると940万回以上表示され、12万件以上のいいねが寄せられています。リプライ欄では「いやあああもう素敵すぎてえええ！！！」「センスの塊」「この絵何度見ても好きすぎるんですよね〜」「やばすぎる……」「公式かと思いました」「新しい視点」「何度見てもすごい！」「す、す、凄すぎる…！！！！！」「控えめに言って好き」など、多くの反響が寄せられています。

画像提供：ひとみん（@joutaro195）さん

ひとみんさんの絵を見る