ねとらぼ
2025/12/03 20:15(公開)

「狭い部屋でもソファーを置いてくつろぎたい」→プロによる模様替えで……理想の仕上がりに「家に帰るのが楽しみになりそう」「上品で素敵」

 狭い部屋でも大きなソファーを置いて、ゆったりくつろぎたい……。そんな理想をインテリアのプロがかなえた“模様替えのビフォーアフター動画”が、YouTubeで「勉強になります」「参考になりました!」と絶賛の声を集めています。

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部屋の悩みをプロが解決

 投稿したのは、インテリアブランド・Re:CENO(リセノ)の公式YouTubeチャンネル「Re:CENOインテリア(@ReCENOinterior)」。「センスがなくても、お部屋づくりは楽しめる」をコンセプトに、家を美しく整えるヒントを発信しています。

 今回の動画は、インテリアの悩みを抱える人の自宅にプロが出向き、部屋をコーディネートする人気企画「Before After PRO-After」のスタッフ編。バイヤーの大場さんが制作部・清水さんの自宅を訪れ、リアルな部屋の悩みをプロならではのセオリーとテクニックで解決に導いていきます。

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今の部屋と3つの悩み

 清水さんの住まいは、8畳のダイニングと4畳の寝室からなるコンパクトな1LDK。ダイニングには大きめのテーブルが置かれ、その周囲には好きで集めたというチェアが並べられています。晩酌や映画鑑賞、読書が趣味とのことで、テレビもダイニングから見える位置に配置。テーブルそばのベンチに腰をかけて本を読むことも多いといいます。

模様替え前のダイニング
模様替え前のダイニング

 4畳の寝室はホワイトを中心とした明るいカラーでまとめられ、すっきり清潔感のある印象に。

模様替え前の寝室
模様替え前の寝室

 ダイニングも寝室もナチュラルテイストで統一されており、すでに部屋が完成されているようにも見えますが、清水さんには大きく3つの悩みがあるそうです。

 まず1つ目は「くつろぐための大きなソファーを置きたいが、部屋が狭くて難しい」。2つ目は「部屋の雰囲気を大人っぽくしたい」。そして3つ目は「お気に入りのブルーの雑貨が部屋で浮いてしまう」とのこと。

 これらの悩みを解決しつつ、理想とする“しっかりとくつろげる部屋”を実現するため、大場さんとリセノのスタッフでさっそく模様替えに取り掛かりました。

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ソファーを中心に、レイアウトを大胆チェンジ

 模様替えがすべて完了し、仕上がった部屋を見た清水さんは「すごい!」と感激。家具レイアウトの見直しに加えて、空間全体の色づかいも細かく調整されたことで、より大人っぽく洗練された空間へと生まれ変わっています。

レイアウトのビフォーアフター
レイアウトのビフォーアフター

 完成した部屋を回りながら、大場さんは模様替えのポイントを丁寧に解説。

 “しっかりとくつろげる部屋”をつくるために、大場さんがまず行ったのは「主役になる家具をひとつに絞る」ことでした。大場さんいわく、コンパクトな部屋ではリビングかダイニング、どちらか大事なほうに絞って家具を配置するのが重要なのだとか。今回は、晩酌・映画・読書をゆったり楽しめるよう、主役をダイニングテーブルからソファーへとシフト。ダイニングスペースはサイズダウンして残すことで、チェア好きの清水さんも満足できる空間に整えられています。

大きなカウチソファーを配置した、模様替え後のダイニング
大きなカウチソファーを配置した、模様替え後のダイニング

 ソファーは足を伸ばしてくつろげるよう、置ける範囲内で最大サイズのカウチソファーを選択。3Dコーディネートで生活動線をシミュレーションし、日常の動きを妨げない最適な大きさを割り出したそうです。テレビはベッドとソファーのどちらからも見える位置に配置。心地よさと動きやすさを考慮したレイアウトに仕上げられています。

3Dコーディネートで生活動線をシミュレーション
3Dコーディネートで生活動線をシミュレーション

ナチュラル×モダンで、年相応の大人っぽさをプラス

 2つ目の悩み「部屋の雰囲気を大人っぽくしたい」には、モダンの要素を上手に掛け合わせることで対応。ビフォーと比べると、ステンレス脚のダイニングテーブルやチェア、繊細なラインが美しいバブルランプなど、新鮮な印象のアイテムが“主張しすぎないバランス”で取り入れられているのが分かります。

 ナチュラルな柔らかさはそのままに、金属素材や細い線のアクセントが加わることで、部屋全体がぐっと洗練された印象に。モダンな家具がナチュラル空間の中で浮かないよう、床には明るいトーンのカーペットを敷いて全体の色味を調整しているとのことです。

ナチュラルにモダン要素を掛け合わせて、大人っぽい空間に
ナチュラルにモダン要素を掛け合わせて、大人っぽい空間に

“色浮き問題”も、プロならではのテクニックで解決

 3つ目の悩み「お気に入りのブルーの雑貨が部屋で浮いてしまう」は、カラーレピテーション(色を繰り返す)というテクニックで解消。ダイニングではソファー上のクッションカバーと壁掛けアートに、寝室ではベッド上のクッションカバーとお気に入りの雑貨でブルーを取り入れ、空間全体で色味をリンクさせているといいます。

ブルーを取り入れて爽やかに仕上げた模様替え後の寝室
ブルーを取り入れて爽やかに仕上げた模様替え後の寝室

 このときのポイントは、「1部屋につきブルーは2カ所までに抑えること」と「トーンの差が大きい部分は、白やグレーなど無彩色を間に挟んでなじませること」。これにより、単体では浮きがちだったブルーの雑貨が、部屋の雰囲気を引き締めるキーアイテムへと見事に生まれ変わっています。

ダイニングにもブルーを取り入れて、部屋全体の統一感をアップ
ダイニングにもブルーを取り入れて、部屋全体の統一感をアップ

「家に帰るのが楽しみになりそう」「上品で素敵」の声

 大場さんの提案によって、理想の空間へと生まれ変わった清水さんの部屋。動画のラストで清水さんは「これからの暮らしがもっと楽しみになりました」「早くソファーでゆっくりくつろぎたい」と笑顔で語っていました。

 動画を見た人からは、「家に帰るのが楽しみになりそう」「上品で素敵なお部屋ですね」「とてもスッキリして素敵です」「うちも素敵にして欲しい」と絶賛の声が続出。コンパクトな間取りでも、家具選びやレイアウトの工夫次第で心地よさが大きく変わることを実感できる内容で、今後の部屋づくりのヒントにもなりそうです。

 リセノはYouTubeで「インテリア講座」などを展開しているほか、InstagramTikTokなどでもためになるインテリア情報を発信中。また、今回の動画で紹介したセオリーなどを掲載した書籍『ナチュラルヴィンテージで作る センスのいらないインテリア』も販売されています。

出張インテリアコーディネートの動画をもっと見る

動画提供:Re:CENOの公式YouTubeチャンネル「Re:CENOインテリア」(@ReCENOinterior

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