楽しい気持ちや心の癒やしを与えてくれる音楽。「言葉が違っても音楽は世界共通」とよくいわれますが、私たち人間にとって音楽がもたらす影響はとても大きなものです。
では、動物はどうなのでしょうか?
フランス人シンガーがライオンの前で人気バンド・Guns N’ Roses(ガンズ・アンド・ローゼズ)の楽曲を歌ったところ、3頭のライオンが示した思いもよらない反応が、SNSで大きな反響を呼んでいます。
ライオンが見せた意外な反応
あるとき、プルームズ(Plumes)という名前で活動しているフランス人シンガーが、檻の中のライオンたちの前で、ガンズ・アンド・ローゼズの楽曲「November Rain」をギター弾き語りで披露しました。
すると、ライオンたちが次々と、彼のもとへ近づいてきました。
先頭にいたオスのライオンは、プルームズさんの姿をじっと見たあと、目の前で伸びをして落ち着いた様子で横たわりました。そのオスの様子を見た2頭のメスライオンも、同じように横たわりました。
やがて1頭のメスが、オスライオンの鼻に頭をくっつけるようにして、まるでプルームズさんの歌声に呼応するかのようにリラックスしている光景が捉えられました。
プルームズさんの歌声と優しいギターの音色は、ライオンたちにとってよほど心地よいものだったのでしょうか。静かに耳を傾けていたオスライオンは、大きくあくびをしました。
プルームズさんのすぐそば、わずか約90センチの至近距離で身を寄せ合うライオンの姿は、多くの視聴者に感動を与え、インスタグラムのポストは200万回再生以上を記録。「本当に素晴らしい交流だ! ライオンが歌声を楽しんでいるのが伝わってくるよ」「ライオンのオスとメスが寄り添っている様子に胸が熱くなった」「音楽は世界共通語だと改めて感じた」など、多くのコメントが寄せられました。
プルームズさんと動物たちをつなぐ音楽
プルームズさんが動物の前で演奏するのは、実はこれが初めてではありません。彼のSNSやYouTubeでは、ライオンだけでなく、サイやゾウなど、さまざまな動物に向けて演奏する様子が公開されています。
ゾウたちは、プルームズさんの曲を聞きながら、鼻を揺らしてダンスをしているように見えます。
プルームズさんが動物の前で演奏を始めたきっかけは、フランスの田舎で祖母と暮らしていた頃、牛の群れに向けてギターを弾いた経験でした。「牛は音楽を好む」と聞いたことから試してみたところ、牛たちは彼の歌声に反応して集まり、体を寄せてくることもあったといいます。
「動物は私に、もっと優しく、もっと忍耐強くあるべきだと教えてくれます。自然とのつながりを感じさせてくれる存在です」と彼は語っています。
動物は音楽をどう感じる? 研究が示す意外な事実
近年の研究では、動物も音楽に反応することが分かっています。動物の音楽性を専門に研究する分野も存在しており、多くの研究結果が蓄積されています。例えば、次のような例が報告されています。
・チンパンジーは、音楽に合わせて体を揺らす。
・イヌは、クラシック音楽を聞くと落ち着く。
・アシカは、曲のリズムに合わせて頭を動かす。
動物が音楽に感情的な反応を示しているかはまだ研究段階ですが、音が動物の行動に影響を与えていることは明らかになりつつあります。
プルームズさんの公式アカウント「plumesofficiel」には、音楽に反応する動物たちの姿がたくさん投稿されています。
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