5年前や10年前……。少し前にインターネット上で話題になった投稿や動画を振り返る企画「昔のインターネット発掘!」。今回は2022年12月にYouTubeに投稿された、自宅の出窓を目隠し仕様に変えるDIY動画を紹介します。

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外がよく見える出窓、しかし……

 動画を投稿したのは、YouTubeチャンネル「ムーさんちのDIY【余白のある暮らし】」(@Mu-san-DIY)。DIY歴24年というムーさん夫妻が、「人生を充実させるためのシンプルな空間づくり」を掲げてさまざまなDIYに挑戦する様子を披露しています。

 今回紹介するのは、自宅にある出窓を理想的なデザインに変えるDIYです。築24年(動画公開時)という自宅に設置されている出窓は、外の景色がよく見えるすてきな窓。大きな窓ガラス越しに日光がしっかりと入り込んで開放感があります。

築24年(当時)の自宅にある出窓

 しかし、逆に言えば外から自宅の中が丸見えという状況でもあり、屋外からの視線が少しばかり気になってしまうようです。

 そこで出窓に目隠しシートを貼り付けて視線をシャットアウトしつつも、日光を取り入れる大事な出窓の機能や、外の景色が見たくなったときに手軽に楽しめるように、DIYで理想を叶える出窓へ作り変えることにしました。

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視線をカットする目隠しシート

 最初に取り掛かるのは、大きな窓に目隠しシートを貼り付けていく作業。用意したのは900×2000ミリの大きなガラス窓用の目隠しシートで、表面がすりガラスのような半透明なシートになっています。壁紙などのように好みのサイズに切って貼れるようになっています。

目隠しシートを貼ることに

 シートを貼り付ける出窓の大きな窓の枠にメジャーを当ててサイズを測り、少し余白を残したサイズで目隠しシートをカットします。

 きれいにしておいた大きな窓ガラスに、きり吹きを使って軽く水で濡らしてから、最上部からシートをぺたりと貼り付けます。軽く貼り付けたら、ゴムベラを使って上から下へと空気を抜くように密着させていきます。

窓に貼り付けてヘラで密着させていきます

 ガラス全体にシートを貼り付けたら、窓ガラスからはみ出した部分をカッターナイフで切り落としていき、もう一度ゴムベラで端までしっかりと密着させて、最後に余計な水分をタオルで拭き取ります。

余計なシートはカット

 もう1面の窓ガラスにも同様に目隠しシートを貼り付けていき、取り外しておいたロック金具や格子などを元の位置に戻します。

外していた部品を元に戻します
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シートを貼るだけじゃなく……

 あとは両サイドにある縦長の小さめの窓ガラスに目隠しシートを貼るだけ……と思いきや、そのまま直接貼るのではなく、新たに小窓を作り始めました。

木材をカットして小窓を作ります

 細長い木材をカットして、ヴィンテージなウォルナット調に塗装。工具を駆使して小窓にハメ込める窓枠を組み立てていきます。薄いポリスチレンシートをカットして、窓枠に挟み込むようにして固定します。

ヴィンテージな色味に塗装
半透明のポリスチレンシートを挟みます

 半透明なポリスチレンシートは、大きな窓に貼り付けた目隠しシートと同じ役割を果たしてくれます。 出来上がった窓枠を出窓の小窓部分に合わせてみるとぴったり! 蝶番をしっかりと固定したら完成です。

位置を確認して取り付けます
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生まれ変わったストレスフリーな出窓

 外から中が丸見えだった出窓は、外からも中からも様子をうかがうことはできなくなって、ストレスフリーな仕上がりになりました。取り付けた小窓を開けると、下半分には目隠しシートが貼られていて、上部から空の様子が見えるようになっています。

完成した目隠し仕様の出窓

 もちろん、窓を開ければいつもの景色を楽しむこともでき、ほどよく明るくて居心地を損なわい出窓に生まれ変わりました。

 YouTubeのコメント欄には「もはやプロの仕事ですねっ」「こういう方法があるんですね!! チャレンジします」「ブラボー!! 全部の要望をすべて解決できるなんて!」「とても参考になりました!」という反響が寄せられています。

動画提供:YouTubeチャンネル「ムーさんちのDIY【余白のある暮らし】」(@Mu-san-DIY

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YouTubeチャンネル「ムーさんちのDIY【余白のある暮らし】」の動画を見る