ねとらぼ
2025/12/10 20:15(公開)

どこにでもあるような押し入れ、DIYすると……“理想のカタチ”に変わった空間に「ときめきました」「すごく綺麗」

 1年前や5年前……。少し前にインターネット上で話題になった投稿や動画を振り返って紹介する企画「昔のインターネット発掘!」。今回紹介するのは、押し入れをDIYでヌックやデスクに変身させた動画です。

布団や衣類を入れるイメージの押し入れをDIY

 動画を投稿した「鹿熊生活」(@shika_to_kuma)さんは、祖父母から受け継ぐ築20年の戸建て住宅をセルフリノベーションして住んでおり、DIYしたり、古い家具を活用したりして、古民家風の家での生活を楽しむ様子を発信しています。

 「鹿熊生活」さんが紹介するのは「押し入れの活用方法」。DIYでライフスタイルに合わせて、おしゃれ、かつ便利に改造しています。動画では、和の雰囲気を生かしつつ、現代のライフスタイルにも合わせた、「仕事場としてもプライベートとしても快適な空間」を、どのように作ったのかも解説しています。

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「押し入れソファ」で空間を有効活用

 最初に紹介するのは、2階にある押し入れ。部屋の壁一面くらいの幅があるようです。DIYで押し入れを改造して作った収納付きの「押し入れソファ」は家の中でも「お気に入りの空間のひとつ」だそうで、休憩や来客中のベッドとして使っています。

押し入れを改造して作ったソファでくつろぐ
中板を外して作ったヌック。「押し入れソファ」でくつろいだり、ベッドとして使ったり
DIY前の2階の押し入れ。襖が閉まっている
DIYで改造する前はこのような姿でした

 この空間は、襖がある、どこでも見かけるような普通の押し入れでした。「鹿熊生活」さんは押し入れの右側の中板を外し、壁は濃いグレーで塗装。あえてムラをつけながら塗って、質感を出しています。床の部分は部屋の床材と同じものにして、一体感を持たせました。

 こうしてできた空間に、手作りのソファを設置。長さや幅を押し入れに合わせて調整した木材で骨組みを作り、脚には座っても壊れないように太くて頑丈な角材を使用しています。ソファの下は収納として活用。押し入れの柱となじむよう塗装したベニヤ板を目隠しとして蝶番で取り付けてました。

角材で作ったベッドの骨組み
ベッドは木材、マットレスなどで手作り

 ソファの座面にマットレスを敷いて、カバーを掛けて完成。「座り心地もちょうど良いです」と気に入っている様子。天袋は本棚として利用しています。

ベッドの骨組みにのせたマットレスをめくって見せている
厚いマットレスだから、角材の硬さが伝わりにくそうです
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左側はディスプレイと収納に

 押し入れの左側はディスプレイと収納として活用しています。不要なものは断捨離し、必要なものを押し入れの下半分に収納しています。

押し入れの下段が収納として利用されている
左端もこのとおり

 上半分はインテリアディスプレイとして活用しています。ドライフラワーやミニチュアなど小物を置き、上部に充電式センサーライトをつけて、光の演出を加えます。

押し入れ上段のインテリアディスプレイに照明が灯っている
よりおしゃれな空間に
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中板を生かし「押し入れデスク」に

 さて、「鹿熊生活」さんの自宅には1階にも押入れがあります。こちらは2階の押し入れよりも、やや幅が狭くなっています。隣にも何か収納のような空間がありますね。

押し入れデスクのイスに座る投稿者
壁は「押し入れソファ」のものと同じ濃いグレーで塗り統一感を出しています

 現在は仕事をするデスクとして使用しています。奥まった空間なので集中できるそうです。こちらも、手を加える前は普通の押し入れでした。

1階の押し入れ、DIY前の姿。襖は開いている
DIY前の姿

 押し入れの中板はデスクの天板として活用。もともと収納スペースなので、モニターや機材などデスクワークに必要なものも余裕をもって置けるとのこと。

 中板には木目調の壁紙を貼って周囲となじませ、配線を通すために穴を開けています。見た目とともに使い勝手も追求しているようです。

押し入れデスクの天板にあけた穴にたくさんのケーブルが通っている
配線を通す穴があると、デスクの上がごちゃごちゃしませんね

 天袋は収納スペースとして利用し、ファイルボックスに入れた資料や小物をしまっています。PCの横や足下の収納にはタンスなどの古道具を使い、「新旧が融合したミックススタイル」を作り上げています。

 そして、押し入れの隣にあったのは仏間。今は「趣味の空間」として使っており、壁も収納もすべて白に塗り、スッキリとした印象に仕上げています。このスペースには絵画やランタン風の照明、レコードプレーヤーしか置いていません。「余白を意識し贅沢に使う」ことを心がけたからだそうです。

仏間の棚に置かれたターンテーブルとランタン風の照明
「もともと仏間だったとは思えないお洒落な空間に」と「鹿熊生活」さん。心癒される「趣味の空間」になっているようです

襖を外して開放感を

 「鹿熊生活」さんは、2つの押し入れのDIYについて、襖を外して「ちがうカタチ」にすることで、圧迫感がなくなり、部屋全体に開放感が生まれたと語ります。

引きで見た「押し入れデスク」。襖を外したことで空間が広く開放的に見えている
襖を外したことで、奥行きが広くなったような1階の和室

 現在の家に住む前から、押し入れをDIYで改造することに興味を持っていたので、和室があったことがうれしく、改造した結果「理想のカタチ」「仕事場としてもプライベートとしても快適な空間」となり、満足しているとのことです。

2階の押し入れとインテリアディスプレイ
よりゆったりとくつろげる空間に

 動画には「本当に素敵…」「すごく綺麗です!」「久しぶりにときめきました 良いお部屋ですね」など称賛の声や、「今押入れのDIYを考えてる最中なのですごく参考になります!」といったコメントが寄せられていました。

 「鹿熊生活」さんはDIYのほか、インテリアや料理なども発信。YouTubeのほか、InstagramThreadsにも投稿しています。 

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動画提供:「鹿熊生活」(@shika_to_kuma)さん

※本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

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