白黒写真に写る“100年前の着物”→娘が七五三で着たら……　まさかの着こなしに「すげえ」「痺れるカッコ良さ」と471万表示

　娘が七五三で着たのは……なんと100年前の着物。そのまさかの着こなしがX（Twitter）に投稿されました。「めちゃくちゃ素敵」「今の時代にない可愛さで羨ましい」と大きな反響を呼び、記事執筆時点で471万件表示を突破、9万1000件を超える“いいね”を獲得しています。

七五三で受け継がれた思い

　投稿者はSNSでさまざまなことを発信しているumi（@0eee23）さん。以前にはカーテンにあった黒い影の写真が話題になりました。今回は、3歳になる次女ちゃんが七五三でまとった“特別な着物”のエピソードを紹介します。

義祖母から受け継がれた、100年の記憶

　その着物は義祖母から譲り受けた貴重な1着で、なんと100年近く前の正絹（しょうけん／天然の絹糸100%で織られた生地）を使って仕立てられたものでした。義祖母が幼少期に東京の写真館で撮影した古い写真も、大切に保管されています。そこには幼いながらも凜としてまっすぐカメラを見つめる、7歳の義祖母の姿が写っていました。

　白黒写真ではありますが、緻密で豪華な柄が全体にあしらわれており、当時の職人さんたちの卓越した技術が伝わってきます。帯もまた見事なもので、大きな結び目が華やかな印象を添えています。

現代によみがえる、鮮やかな色彩

　そして時は流れ、この着物は現代に鮮やかによみがえりました。白黒写真では分からなかった色味は、黄色や赤色、ピンク色などが基調となった明るく華やかなものでした。帯は美しい朱色に染まっています。白黒写真ならではの趣とはまた違った、色彩豊かで印象的な姿が目の前に広がります。

　こちらの着物は、和裁が得意な実家のご近所さんに短く仕立て直してもらったそうで、次女ちゃんが7歳になったときにも着られるように配慮されているとのことです。義祖母からは「古い着物を押し付けた様で悪かったなぁと反省しています」と申し訳なさそうなメッセージが送られてきたそうですが、umiさんは大感激。戦火を乗り越え、現代まで大切に保管されてきた着物と写真は、激動の時代を生き抜いた家族の歴史を静かに物語っています。

「すごい」「なんと美しいアンティーク着物」と称賛の声続々

　投稿には「すげえ良い話だしシンプルにめちゃくちゃ可愛くて口元緩んだ」「沁みる」「おばあちゃまも娘さまもとってもお似合い！」「モノクロ写真からの色鮮やかなカラー写真に感動する」「こういうエピソードだいすき」「100年近く前のおばあちゃんのお着物だなんて胸アツすぎて関係ないのに泣きそう」「最近の着物よりもこっちの方が私は好きだなぁ」「こういうのめちゃくちゃ憧れる」など、たくさんのコメントが。

　さらに「絹の着物をここまで守り抜いたのすごいな…」「晴れ着は売られてしまうことが多かったのに、100年越しで受け継がれてるの痺れるカッコ良さ」「令和までちゃんと保管されていること自体もすごいことだと思います」「うおおおなんと状態のいい美しいアンティーク着物！！！　こんだけ綺麗なのは本当に珍しい」「鞠が印象的だし色使いも思い切りがあって良い」「レンタルでは絶対に出せない深み」「いま正絹でこの色合い出せる職人さんほんとに少ないのでめちゃくちゃ貴重なお品だと思います」「大事に保管されてたんだなあ」など、着物の状態にも注目が集まりました。

　この着物はこれから先も世代を経て愛され続けていくことでしょう。とてもすてきなエピソードですね。umiさんはこの他にも家族との日常をXアカウント（@0eee23）で数多く公開中です。