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旅行の衣類、どのくらい軽くできる? 旅行好きのデザイナーが挑戦する動画がYouTubeに投稿され、「参考になった」などの反応が多くありました。
今回は「アパレルの軽量化」に挑戦
投稿したのは約30カ国・200回の渡航経験がある旅好きデザイナーの森井ユカさん。海外旅行に役立つ荷造りやアイテム・衣類の選び方などについて、YouTubeチャンネル「baggage by YUKA MORII」(@baggagebyyukamorii)で発信しています。
先に約1週間の海外旅行の荷物を極力軽くしようとチャレンジし、半分以下の軽量化を達成した森井さん(関連記事)。今回はスキンケアやコスメなどのアイテムではなく衣類での軽量化に挑戦します。セレクトしたのは主にアウトドアブランドで、重さのほか、素材やデザインも紹介しています。
封筒が“空”だと思うくらい軽いパーカー
「携帯できて肌寒い時にさっと着られる上着」が欲しかった森井さんは、「モンベル」の「EXライトウインドパーカー」を選びました。重さはなんと56グラム。欲しいカラーが店舗になく配送してもらったところ、届いた封筒が“空”だと思うくらい軽かったのだそうです。
素材は軽量ながらも丈夫という特長のある、ナイロン100パーセントの「超軽量バリスティックエアライト」。しっとりとしていて肌になじむ感覚で、風をブロックして暖かく、撥水加工されています。さらに破れても広がりを抑える機能もあるとのこと。畳むと内側のポケットに収まる、コンパクトなポケッタブル仕様でもあります。
これまで旅行の荷物に入れることが多かったカーディガンの重さが195グラムなので、それに比べると4分の1の重さ。胸にプリントされたロゴがやや目立つので好みの分かれるデザインとも言えなくはないですが、重ね着する服によってはあまり目立たないそうです。
本当にすぐ乾く極薄の靴下
パーカーを見つけた店舗で登山用の極薄靴下も購入。「モンベル」の「ジオライン」(ジオラインL.W.ソックス)です。
この靴下は薄くて速乾、吸水拡散性があり足を常に快適な状態に保つ機能があるそうです。実際に洗ってみたところ、本当にすぐ乾いたとのこと。靴下は旅先でなかなか乾かずに困るというイメージがありましたが、「これなら旅行に最適」と気に入ったもよう。
重さは1足32グラム。いつも履いていた無印良品の靴下は47グラムなので、差は15グラムです。ロゴは大きいのですが、つま先なので目立ちません。
ファスナー付き胸ポケットが便利なTシャツ
Tシャツには「スノーピーク」の定番アイテム「Breathable Quick Dry T-Shirt」(ブリーザブルクイックドライTシャツ)を選びました。
特徴は胸ポケット。旅行中に飛行機の預け入れ荷物の控えやレシートなど、細々としたものを入れられるので便利、しかもファスナーがついているのでカードキーなどを入れても安心です。また、ポケットの表面はフラットで、物を入れても外に響かないのだそうです。
素材はポリエステル100パーセント、うち50パーセントがリサイクル素材でできていて、後加工で生地に通気口を作り、高い通気性を確保しています。実際に洗ってみたところ、こちらも早く乾いたとのこと。
幅が大きめのゆったりとした形なので、薄手の長袖Tシャツの上からの重ね着も可能。裾にゴムが通っていて、絞ってシルエットを変えられます。
重さは167グラム。森井さんが今まで着ていた胸ポケットのあるコットンポリエステル混紡のTシャツは253グラムなので、比べると86グラム軽量です。ロゴは裾と胸ポケットのファスナーに入っていますが、森井さんが「こんなに小さいロゴ初めて見ました」と言うほど目立ちません。
水に濡れても大丈夫な軽量サンダル
軽いサンダルとして採用したのは「ビルケンシュトック」の「バルバドス EVA」(Barbados)。アウトドアメーカーがたくさん入った大型の店舗で、売り場中のビーチサンダルを手で持ち重さを確かめて見つけました。「EVA」という細かい気泡が入った樹脂でできているとのこと。
森井さんは今まで、ビルケンシュトックのサンダルを愛用していましたが、コルクの中敷きが少し水に弱く、あくまで街歩き用に使っていました。「バルバドス EVA」を見つけるまでは、旅先でラフにはけるビーチサンダルは滞在先のスーパーで買い、帰る際には寄付していたと言います。
「バルバドス EVA」の重さは154グラム。同じぐらいのサイズのハワイアナスのビーサンが約192グラムとのことで、比べると38グラム軽くなっています。
なくしそうなほど極小サイズになるエコバッグ
着用するものに加え、エコバッグの軽量化にも挑戦。サンダルを買った店舗で見つけたのは「ナンガ」の「ポケッタブルエコバッグ」です。
生地がビニールのように薄いけれど、以前は同ブランドのインナーにも使われていたほど耐久性があり、店員さんによると「1Lの牛乳パックが6本入る」そうです。
大きめのロゴが中央に入ったデザイン。重さは24グラムで、森井さんが普段携帯しているIKEAのエコバッグが32グラムなので、重さに大きな差があるわけではありません。しかし、内側にナンガの看板商品の寝袋を思い起こさせる小さな収納袋が入っていて、畳んで入れるとかなりコンパクトになります。
多用途、かつ年中使えるネックゲーター
ここまでセレクトした衣類は意図したわけではないもののモノトーンになってしまったということで、明るい色づかいの「マムート」の「ネックゲーター」(deep ice-savannah MAMMUT)も選んでいます。
夏は日除け、冬にはウォーマーに、ヘッドバンドやキャップとしても使える多用途で、かつ1年中使えます。
ネックゲーター全体に「マムート」のロゴのマンモスが大胆にデザインされていますが、使用中はマンモスの姿は見えず、ブルーとクリーム色のランダムなパターンになります。
形はシームレスな筒状で、横方向にかなり伸縮性があるそうです。素材はポリエステルニット100パーセントで、重さは36グラム。森井さんが今まで持っていってたストールとキャップと ヘアバンドで合計163グラムなので、100グラム以上軽量化することができました。
軽量化大成功! だけでなく、新たな楽しみが
ここまで、パーカー、靴下、Tシャツ、サンダル、エコバッグ、ネックゲーターの6つのアイテムで合計469グラム、普段使っているものの合計は882グラムなので約半分の重さまで軽量化することができました。
着やすさとデザインからスポーツブランドの服を着ることが多い森井さん。サイズを把握していて試着が不要だったので、オンライン通販で購入することが多かったのですが、軽量化のために店舗で衣類を探すうちに、意外な素材など面白いアイテムに出会える楽しみがあったそうです。
その経験から、「これからも継続して探していけたらなと思いました」と動画をしめくくりました。
同じ商品を買ったという人も
投稿には、「こちらの動画を拝見してモンベルのウインドパーカー買っちゃいました」「軽量化シリーズがとても参考になるので繰り返し見ています」「私も今度の旅行でコンパクト化目指しているのですごく参考になりました~!」「1gにかける情熱が見ていて爽快です」などのリアクションが多数ありました。
森井さんはYouTubeのほか、InstagramやXでも旅を楽しむための情報を発信。ANA機内誌『翼の王国』で「ニッポン47妖怪さんぽ」を連載しています。
動画提供:森井ユカさんのYouTubeチャンネル「baggage by YUKA MORII」(@baggagebyyukamorii)
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