1年前や5年前……。少し前にインターネット上で話題になった投稿や動画を振り返って紹介する企画「昔のインターネット発掘!」。今回紹介するのは、既製品のウッドBOXを活用し、カフェ風のショーケースを作成したDIY動画です。

advertisement

ダイソーのウッドBOXを改造してショーケースに!

 動画を投稿したのは、2021年1月に開設されたYouTubeチャンネル「寿チャンネルDIY」を運営するカルビさん。長年大工として培った経験を活用し、便利な小物・家具作り動画を投稿しておりDIY、リフォーム、リノベーションにおけるノウハウなども発信しています。

 今回紹介する動画では、ダイソーのA4サイズウッドBOXを改造し、オシャレなカフェのインテリアにありそうなショーケースを自作しています。

素材に使うウッドBOX

 ウッドBOXはコルクボードにクリア蓋が付いており、サイズは書類を入れるファイルケースくらいの薄さしかありません。ただカルビさんによれば、蓋に蝶番がすでに取り付けられていて加工しやすいそうです。そのため板を足せば簡単に箱型のショーケースにできるといいます。

advertisement

ウッドBOXに合わせて板をカット

高さをそろえてカット

 ウッドBOXのクリア蓋を前面、コルクボードになっている面を底面にして、側面と天面、背面に板を取り付けていきます。ダイソーの9ミリの板材を用意し、ウッドBOXのサイズに合わせて切っていきます。前面は斜めに向けるデザインにするので、側板は一辺だけ斜めになった台形に切ります。背板と側板が接する部分は角が90度でないと合わないため、購入した板材を差し金でチェックして90度になるよう捨て切りします。

 カルビさんの使った板材は柔らかくて加工がしやすい桐素材。日頃手のこを使わない人でも真っ直ぐ切れるそうです。板を斜めに切るときは、切る線に対して体が垂直になるように向くと真っ直ぐ切りやすいとコツを伝授しています。

advertisement

切った板を取り付けて……

ボンドと釘で板を固定

 次にボンドと釘を用意し、切った板を仮止めします。側板に釘を仮打ちし、ボンドを付けた背板とくっつけます。この際、側板を背板に3秒くらい押しつけると、ボンドが浸透して釘が打ちやすくなります。はみ出したボンドは半乾きになると拭き取りにくいので、早めに拭き取っておきます。

仮組みしたときの様子

 組み合わせた側板と背板をウッドBOXに載せて仮組みしてみると、ほぼショーケースの形状になりました。最後に天板を作るため桐の板材をカットします。前面が斜めになっているため、扉(クリア蓋)は前の方が少し高くなっています。閉めたときにこの部分が引っかからないように調整して天板を作ります。

高さを入念にチェック

 天板ができたら、側板、背板、ウッドBOXを組み合わせて固定します。

advertisement

「アイデアがすごい」「不器用な私でもできそう」

木の画鋲を取り付けます

 仕上げに取っ手として、扉に木の画鋲を取り付けます。そのまま付けると扉を貫いてしまうので、少しカットしてから、ボンドもつけて扉の上部に刺します。

 扉がきれいに収まるように天板を面取りし、さらに見栄えを良くしたい場合、外から見えている釘を目立たなくします。釘の頭を押し込んで釘締めし、へこんだ部分に木工用ボンドを入れ、紙やすりで板を削って出てきた粉をへこみに詰めます。

完成したショーケース

 YouTubeでは「アイデアがすごい」「これは有料級の情報」などと驚く人が続出。さらに「これなら絶対出来る」「不器用な私でもできそう」など、実際に製作してみようとする人も見られました。

 「寿チャンネルDIY」ではほかにもさまざまなDIYやDIYのノウハウが多数投稿されています。100均商品やカラーボックスなど既製品をアレンジした家具作りや、二重窓の作り方、瞬間接着剤のオススメや使い方のコツなど役に立つ動画が満載です。

動画提供:YouTubeチャンネル「寿チャンネルDIY