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部屋が狭いのでレイアウトが難しく、収納が少ない――インテリアのプロが悩みに応える動画が反響を呼んでいます。
夫婦2人暮らしの1LDKをプロがコーディネート
動画を投稿したのはインテリアブランド「Re:CENO」。「センスがなくても、お部屋づくりは楽しめる」というメッセージを掲げ、家を整えるヒントを発信しています。
話題の動画は、顧客やスタッフの自宅を訪ねてインテリアをアップデートする「出張コーディネート」企画の一環。同ブランドのメディアチームのスタッフ、増田さんが住んでいるお部屋が舞台です。

結婚したばかりという増田さん。1LDKの賃貸に夫婦2人暮らしです。住み始めてまだ一年足らずで、2人の趣味を部屋の中に足しながら少しずつインテリアを楽しんでいる中で、悩んでいる部分もあるといいます。
部屋が狭い故の悩み
増田さんの住む部屋は縦長の形で、入ってすぐにカウンター式キッチンがあり、玄関に近い部屋が11畳のリビングダイニング、奥が5畳ほどの寝室となっています。

2人暮らしとしては少し手狭な間取りのため、ダイニングスペースはキッチン横に小さく取り、その奥を広めに取ってリビングにしています。ダイニングの壁際に一人暮らし時代に使っていたカフェテーブルを置き、その奥にテレビボード、その向かいにソファーとテーブルを置いています。食事はテレビを見ながらソファーで取っているそうです。
増田さんの悩みは主に3つ。1つ目は、部屋が狭くてリビングダイニングのレイアウトが難しいというもの。ダイニングで食事がとれて、リビングのソファーでもくつろげるのが理想だけれど、テレビが見える位置にダイニングとリビングの両方が収まらないのが困るそうです。

2つ目は部屋が狭いため収納スペースも少なく、省スペースでも収納を増やすコツが知りたいというもの。3つ目は好きな色である「イエロー」を部屋に取り入れつつ、ポップさを抑えて大人っぽい雰囲気にしたいというものです。


家具のレイアウトのポイント
Re:CENOのバイヤー、大場さんは3つの悩みと増田さんの理想を踏まえ、「ナチュラルで上質な雰囲気の、くつろげるお部屋」をテーマに模様替え。

1つ目の悩み「お部屋が狭いのでリビングダイニングのレイアウトが難しい」については、「ソファーとダイニングの両方からテレビが見える」を優先。ソファーとテレビの位置を逆にして、ダイニングテーブルはキッチンカウンターに壁付けできる半円形のものを置きました。これにより寝室への動線を塞がずにソファーとダイニングの両方からテレビが見られる配置にできるといいます。


テーブルはサイズアップしたモノを選んだため、ダイニングで食事が取れるように。このためリビングのテーブルはなくしてソファー前のスペースを広く取り、くつろげるようオットマンを追加。


また寝室のベッドの足下にラグマットを敷くことで空間を区切り(ゾーニング)、ベッドサイドにナイトテーブルを置いて装飾することで、入り口から丸見えになるベッドの印象を弱めています。フロアライトやテーブルライトも置き、複数の照明で部屋に奥行きを生む「多灯照明」のテクニックも活用しています。

収納のコツ
「収納スペースが少ない」という悩みについては、テレビボードを収納としても兼用できる家具に変えるとともに、壁面収納を追加して解決。テレビボードはダイニングからもソファーからもちょうどいい高さにテレビを置けるサイドボードに変更しました。

さらにダイニングテーブルが置かれていた場所に壁面収納を設置。圧迫感が出ないように白いものを選択しており、扉付きで中身が見えないためスッキリした印象になります。玄関に近いため鍵置き場にしたり、ミラーをかけて身支度をする場にしたりできます。

カラーの取り入れ方
3つ目の悩みについては、「カラーを入れながら、上質な雰囲気の部屋にする」ため、まずは部屋の中でよく目に入る場所「フォーカルポイント」を彩ります。部屋に入ってまっすぐ見える寝室奥の棚と、玄関近くの壁面収納の上をアートや雑貨で飾ります。

ディスプレイは空間を「上・中・下」に区切って物足りない部分にアイテムを置くことと、「大・中・小」の3つの高さの異なるアイテムを使用して三角形を作るディスプレイ手法「三角構図」を使うことがポイント。例えば寝室の棚の上は、中空間にアート、上空間には天井からモビールを垂らしています。
三角構図は、「大」のアイテムは垂直、「中」のアイテムは立体、「小」のアイテムは平面のものを組み合わせると美しい三角形ができあがるといいます。壁面収納の上はミラー(垂直)を、テーブルライト(立体)、ボックス(平面)で三角構図を作るといったようにディスプレイします。

増田さんの好きなイエローを取り入れる際は、同じ色や素材を繰り返し使うテクニック「レピテーション」を活用。ソファー上にイエローのアートを掛け、ベッド上にイエローのブランケットを掛けることで部屋全体でまとまった印象を持たせています。またイエローを2カ所にとどめることでポップさを抑え、他の箇所には無彩色のグレーや類似色のグリーンを取り入れてイエローを引き立たせています。

さらに「上質」な雰囲気にするため、スチール素材やホワイトカラーといった「モダン」要素、北欧デザインのサイドボードなどの北欧要素、ナチュラルな木工の家具を取り入れています。
プロのコーディネートには「毎回、絶妙なバランスでのお部屋作りされていて、勉強になります」「大場さんのスタイリング 本当に素敵です」「Beforeですでに整っているな〜と思いながら観始めましたが、PRO-afterで一層グッと洗練されたお部屋になってて、今回も感動しました」「我が家にも来て、やってほしいです」などの声が寄せられました。
Re:CENOはYouTubeで「インテリア講座」などを展開しているほか、InstagramやTikTokなどでもためになるインテリア情報を発信中。また、インテリアのセオリーなどを掲載した書籍『ナチュラルヴィンテージで作る センスのいらないインテリア』も販売されています。2025年12月には2冊目となるインテリアの教科書・完全版『ふつうのお家を、美しく。』が発売されています。
動画提供:Re:CENO
