1年前や5年前……。少し前にインターネット上で話題になった投稿や動画を振り返って紹介する企画「昔のインターネット発掘!」。今回紹介するのは2023年に投稿されたおままごとキッチンのDIY動画です。子どもが大喜びしそうな出来に称賛が寄せられました。
3口コンロにオーブンもついたおままごとキッチン
動画を投稿したのは、木工家具や木工作品などの動画を配信しているYouTubeチャンネル「アトリエキンパラ」(@atelierkimpara)。
制作するおままごとキッチンは、シンク台の上にはかわいらしい装飾や小窓があり、3口コンロにオーブン、収納付きで反対側はカウンターキッチン風、コンロのつまみなどが動かせる本格的な仕様となっています。サイズは幅70×奥行き35×高さ90センチとおままごとキッチンとしては大型です。

土台や枠を作成
材料はラジアータパインの集成材や合板などを使用。木材をカットし、まずは土台を組み立てて側面や前板を取り付けていきます。シンク下にはオーブン部分や収納を設けるため仕切り板を取り付けます。シンク下は前からも後ろからも使えるように仕切っています。

扉は少し乱暴に扱っても壊れないようにほぞ組み(ほぞ(凸部)をほぞ穴(凹部)に差し込む接合方法)に。ほぞ組みで扉の枠を作り、キッチン下収納の扉は中に合板を入れて、オーブンの扉は透明のPET板を入れます。

キッチン台の上に付ける枠を作っていきます。枠は左右でスペースを分け、小さい方には十字格子の窓を作っています。持ち運びがしやすいように、枠の部分には鬼目ナットを埋め込んで後で組み立てられるように工夫。子どもが使うものなので、角は丸く削ります。

コンロなどのパーツを作る
次に蛇口やコンロのつまみなどのパーツを製作。コンロのつまみには、回したときにカチカチと音が鳴るからくりも仕込んでいます。丸くくりぬいた木材の外周に切り込みを入れて、PET板を差し込んでボンドで留めることで、回すと音の鳴るパーツを作っています。五徳は丸く切った合板にパーツを貼り付けて作ります。

天板にはシンクになるボウルを入れる穴を開けます。ボウルはあえて接着しないで取り外しできる作りに。丸棒を使って水道のパーツも作っておきます。

枠の上部には装飾を作ります。薄めの合板を先が丸いフラッグのような形に切ったものをいくつか作り、天板の裏側に取り付けるための溝を掘っておきます。オーブンの下に入れる収納ボックスは引き出しのような形に作り、子どもが持ち運びやすいように取っ手は大きめに。こちらも角は削ります。
塗装と組み立て
バリ(トゲなどの出っ張り)がないか確認したらヤスリを掛けて天板以外は白で塗装。一度塗りでは薄く仕上がってしまうため、塗って乾かして塗ってという工程を3回ほど繰り返します。天板はワトコオイルのミディアムウォールナットで塗装したあと水性ウレタンニスを3度塗り。装飾のフラッグはミルクペイントで3色に分けて塗ります。

ペンキが乾いたらコンロや水道など各部品を取り付けていきます。キッチン台の表側にコンロのつまみ、裏側にPET板を付けたからくりパーツをナットで固定し、PET板が少し触れるところにネジを取り付けることで、つまみを回すとカチカチ音がします。

収納やオーブンの扉は蝶番で取り付け、マグネットキャッチをつけます。丸棒で作った水道は天板の裏からネジで固定し、少し緩めておいて向きを変えられるようにします。つまみの部分はスペーサーとワッシャーを使ってくるくると回せるように。

天板、装飾を付けた枠の天板、枠をキッチン本体に取り付けたら完成。装飾のフラッグがかわいらしく、つまみが回せたり収納が付いていたりと、楽しいだけでなく便利そう。キンパラさんは、「扉がある反対側の部分には棚を設けてあるので、片付けの練習とかもできると思います」と知育的な効果にも言及しています。



動画では作り方とともに、「棚板を水平に固定するときは同じ長さでカットした端材をガイドにすると綺麗に簡単に固定できる」「こまめにクランプすることできれいに組み立てられる」などの木工に役立つポイントが詳しく説明されています。乱暴に扱っても扉が壊れないように作ったり、しっかり面取りしたりと子どもが使うことへの配慮も随所に見られて参考になります。
かわいらしくて本格的なおままごとキッチンの出来映えに、「めっちゃ可愛くて細部へのこだわりがすごい!とても素晴らしい!」「車中泊用の軽い素材で持ち運び出来るミニキッチン作ったら大人にも需要ありそうな素敵なキッチンですね」「見てるだけで幸せです」などのコメントが寄せられています。
キンパラさんはYouTubeで木工作品の製作動画を投稿しているほか、ブログでも作り方を掲載しています。
動画提供:「アトリエキンパラ」(@atelierkimpara)