1年前や5年前……。少し前にインターネット上で話題になった投稿や動画を振り返って紹介する企画「昔のインターネット発掘!」。今回は2021年7月にYouTubeに投稿された、桜の挿し木の方法を紹介します。「わかりやすい」「勉強になる」と反響を呼び、記事執筆時点までに50万回以上再生され、3100件以上の高評価を集めています。

¥2,013
OFF:¥355
2026/03/05 13:45時点|Amazon調べ
advertisement

梅雨の終わりごろに挿し木を行う

 動画を投稿したのは、趣味の盆栽とカメラを生かした動画を製作しているYouTubeチャンネル「盆栽とカメラ As Channel -アズチャンネル-」。以前には、茶碗を使ったボケのミニ盆栽や、松ぼっくりを使ったミニ盆栽が話題になりました。

 今回紹介するのは桜の新枝を挿し木して増やす方法です。挿し木とは枝などを植えて発根させ、それ自体で成長できるようにすることであり、挿し木のために準備した枝などを「挿し穂」といいます。

 使う枝は、梅雨の終わりごろに桜のミニ盆栽を剪定したときに出た新枝。挿し木には湿度の高い梅雨の時期が適しており、その年に伸びた新枝を挿し穂にすることで発根率を高くできます。

桜の盆栽を剪定して出た新枝を挿し木に使う
advertisement

挿し木の準備を整える

 挿し木のために2つの鉢を用意し、それぞれ異なる用土を使用します。いずれの鉢も底の水抜き穴に網をワイヤー固定し、排水をよくするため底に玉砂利を敷きます。そして一方の鉢には保水性と排水性に優れた鹿沼土を満たし、もう一方の鉢には保水性が高い挿し木用の培養土を満たします。用土には水をたっぷり与えておきます。

鉢底に玉砂利を敷く
一方には鹿沼土を満たす
もう一方には挿し木用の培養土を満たす

 挿し穂の準備としてまず、挿し込む部分の下端から3センチほどの葉を落とし、残った葉は水分の蒸発を抑えるため、個々の葉の3分の1程度を残してカットします。

葉の3分の1の部分を残してカットする

 挿し込む先端は水中で斜めにカットし、その先端をメネデール溶液に浸けておきます。メネデールとは新しい根の発生を促す植物活力素です。また、発根促進剤ルートンの粉をダマにならないよう水に溶いておきます。

先端を水中で斜めにカット
メネデール溶液に漬けておく
advertisement

用土に開けた穴に挿し穂を挿していく

 鉢の用土に挿し穂を挿すための穴を棒で開けておきます。挿し穂の下端にルートン溶液をしっかり付けたらその穴に挿し込み、周囲の用土を指で押さえて穴の余白を埋めます。もう一方の鉢も同様の手順で挿し木を行います。

鉢の用土に穴を開ける
ルートン溶液をよく付けて挿し木する

 挿し木を終えたら最後に水を与えておきます。あとは発根を待つだけ。同チャンネルでは、その後の発根の状態やつぼみが付いたところ、開花の様子なども投稿されています。

最後に水を与えておく

 なお、培養土のほうは保水性の高さが裏目に出て、霜の影響がひどく全滅してしまいました。投稿者さんによると、霜対策をしっかり行えば鹿沼土の鉢との差はあまりないと考えられるそうです。なお、この挿し木は植えてから翌年の春に無事花が咲くまでに成長。そこに至るまでの過程も、「As Channel -アズチャンネル-」の動画でまとめられています。

advertisement

「分かりやすい」「いい勉強になりました」

 すべての手順をていねいに見せている動画内容に対しコメント欄には、「紫陽花以外に挿し木はしたことないので一度してみます」「分かりやすい 桜もやってみようかな」「丁寧で、いい勉強になりました。発根率も高いでしょうね……」という反応が寄せられています。また、海外からも「これは小さな緑のおとぎ話」「こんなことが起こるなんて知りませんでした」など称賛の声が上がりました。

 投稿者さんは同チャンネルのほか、Instagram(@as_channel_camera_bonsai)やX(Twitter/@Asfilm_Mvoies)でも情報発信をおこなっています。また、サブチャンネル(@AsChannelBackstage)では動画作成の裏側が公開されています。

advertisement

「盆栽とカメラ As Channel -アズチャンネル-」動画まとめ

画像提供:YouTubeチャンネル「盆栽とカメラ As Channel -アズチャンネル-