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子どもの独立を機に、自宅を終の住まいに――50代夫婦のリノベーションが、「羨ましすぎる」「参考になります」と反響を呼んでいます。
子どもの独立を契機にリノベ
リノベーションを手がけたのは、大阪・茨木市のマンションリノベーション専門店「RENOPLUS」(@reno-plus)。YouTubeで自社の施工例を紹介しており、今回のお宅もその一つです。
施主さんは、築16年82.5平方メートルの4LDKに娘2人と住む50代夫婦。長女の独立を契機に終の住まいを見越して3LDKへとリノベーションを行います。
3カ月をかけて、キッチンはカウンターからアイランドへ、リビングの奥にあった洋室をリビングへと取り込んでリビングを広くし、玄関も広く見せるなどの変更を行います。梁が多いため部屋の上部に段差があり、すっきり見えないといった課題もあるとのことですが……。
動線の良いキッチン
4LDKを3LDKに変更した間取りはキッチンを中心に据えています。リビングを見渡せて回遊性の高いアイランドキッチンを採用し、コンロ横には油はねを防ぐ壁を設けています。壁の反対側は少しくぼませてニッチを作りスイッチ類を配置。スイッチの存在感を消せるだけでなく、通りすがりに肩をぶつけてしまうのも防げます。
背面のカップボードはキッチンメーカーのものではなく施主さんが家具店にオーダーした家具。リビングから見てキッチンの面材が見えないため、キッチンと柄を合わせたものではなく、映える家具を選んだそうです。
面材はグレードの低いものを選択することでコストを抑えて、ほかのところにコストをかけたのだとか。さらにキッチンの家電収納は既製品のラックを使用しています。幅60センチのサイズ感で壁を作って既製品を採用することでコストダウンになるのがいいアイデア。ラックのカラーなども全体のトータルイメージと合わせて選んでいるそうで空間にマッチしています。
パントリーも棚板は据えておらず、市販のラックを組むことを想定。キッチンの一角には棚やデスクがある「奥様スペース」も設けられています。ここでは棚板1枚のみ取り付けて、既製の家具を配しています。奥さんが模様替えが好きということで、「家具を多用して模様替えをしながら生活を変化させていける」間取りで作っており、既製品を使うことでコストを抑えていけると、RENOPLUSの柴田さんは説明しています。
バックヤード収納のあるリビング
15.7畳から21.6畳に拡大したLDKは、リビングとダイニングを分けずにソファダイニングにするため、省スペースで空間を利用でき、テレビの裏側にバックヤード収納を設けるスペースができました。
リビングに必要なものを収納する空間で、使っているのは既製品のシステム収納。この収納のサイズに合わせて壁を設けています。袖壁があることで側面から収納の中身が見えないのもポイントです。
リビングの隣には5.1畳の主寝室。布団を収納する棚の底面はクロスではなく、掃除しやすく傷まないようフローリングで仕上げている工夫が光ります。また室内窓を設けてリビングとのつながりを演出。エアコンはなく、リビングから暖かさや涼しさを取り込むようになっています。
使い勝手を向上させた水回り
洗面所にあった洗面台はホールに移動。造作風の洗面カウンターで、背面はタイル、床はフロアタイルとデザインと機能や清掃性を両立しています。
洗面所には収納はあったものの脱いだ服を置くような場所がなかったのですが、洗面台をホールに移したことでランドリースペース兼脱衣所にして使い勝手を向上させることができました。洗濯した服を掛けるスペースを設け、既製の家具を活用した収納を設置しています。
お風呂はバスタブに皮脂汚れの付きにくい人造大理石を使うなど掃除のしやすさを考え、また収納棚やミラーはマグネットで取り付けるものを使用してコストを抑えつつ気に入ったものを使うようにしています。
トイレは「終の住まい」であることを考え、便座の向きを入り口に対して横向きに変更。座る際に腰を回す動作が少なくなるといいます。便器の後ろに腰壁を設けて間接照明を仕込むことで、背面に貼ったエコカラットの陰影が際だって味が出るのがオシャレです。
家の顔である玄関をステキな空間に
次女の部屋は2種類のカラークロスが特徴的。白い天井と色が違うので継ぎ目にコーキング材が使えず、「一発勝負で技術力だけ」で見事な仕上がりとなっています。
柴田さんが「一番好き」という玄関は、施主さん家族のそれぞれのカラーで彩り、小物を飾った複数のニッチを廊下の壁に設けています。配管の関係でもともと厚みのある壁だったことを利用したもので、小物を飾った、家に帰ってきたときに楽しい気分になれそうな空間です。洗面を移動するために床を上げたため、「玄関を上がったらバリアフリー」にしており、上がる際に使える手すりを付けています。
もう一つの部屋は、ストックルーム兼お泊まりスペースに。普段はウォークインクローゼットのように使えて、娘さんが帰省した際には就寝スペースに変えられます。施主さんが模様替えが好きなため、いろんな生活シーンに変化できるよう作ったそうです。
課題を解決
「梁が多い」ことが課題としてあげられていましたが、リノベーションで梁の高さをそろえてすっきりした見た目に。窓際の梁は再構築してエアコンの配管を隠しています。課題を解決しつつ見た目を良くする工夫が光ります。
床に壁、キッチンの天井とアクセントクロスで色が異なりますが、眺めてみると違和感なくまとまった印象。柴田さん曰く「たくさん色を使っていくとその分統一感を出すのが難しい」のですが、コーディネーターと施主さん一家と一緒にデザインを作り、「本当オンリーワンのお家になった」といいます。
リノベーションにかかった費用の総額は1380万円。キッチンの面材のグレードを落としたり、既製の家具を多用したりすることでコストを抑えられたそうです。「使いたい家具に合わせてフレームを作る」ことでコストを抑えられるという、ためになるヒントが学べる事例でした。
YouTubeでは「良いお部屋を見れて夢が膨らみました」「(既製品を使っていることで)すごく親近感が湧くお家だと思いました」「とても参考になりました」「羨ましすぎる」などのコメントが寄せられています。
動画提供:「RENOPLUS」(@reno-plus)
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