ねとらぼ
2026/03/21 18:00(公開)

【記者の目】“圧倒的な演技力”と“衝撃的な映像美”で世界を黙らせたドラマ「ON&OFF」が今アツい! 主演ハン・ジウ、チョ・ユン、ロングインタビュー(前編)

 韓国発のYouTubeドラマシリーズが今、“圧倒的な演技力”と“衝撃的な映像美”で世界を席巻しています。ドラマ「ON&OFF」──女性同士のオフィスラブを描いた作品で、繊細な感情表現、完成度の高い演出、そして主演俳優2人の演技力で口コミが急速に広がり、再生数はシリーズ累計770万再生を突破。韓国国内のみならず海外でも異例ともいえるムーブメントが起きており、この夏、日本でのファンミーティングも決定しています。今回はそんな話題作で主演を務める俳優、ハン・ジウ(한 지우)さんとチョ・ユン(조 윤)さん、そして同作の監督を手掛けるSukfilm代表のインタビューを前編・後編でお届けします。

ドラマ「ON&OFF」シリーズで主演を務めるハン・ジウさん(左)とチョ・ユンさん(右)
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ドラマ「ON&OFF」とは──

 ドラマ「ON&OFF」は、仕事を完璧にこなす冷徹な上司、クォン・セア(演:ハン・ジウさん)とウブな新入社員、イ・ハユン(演:チョ・ユンさん)が、オフィスを舞台に関係を築いていく過程を描いた作品。女性同士の繊細な感情を軸にした物語構成とリアリティのある職場環境が相まって、他の作品とは一線を画す魅力を放っています。

冷徹なキャリアウーマン上司、クォン・セア
ウブな新入社員、イ・ハユン

 本作はYouTubeをプラットフォームにショートドラマ形式で配信されており、1シーズンは約45分〜1時間程度と、気軽に視聴できる点も特徴の一つです。

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「ON&OFF」の核心、2つの顔を持つ2人の関係──

 同じ職場の上司と部下という関係の2人は、常に周囲の視線を意識せざるを得ない状況。そのため、勤務中は徹底して感情を隠す「ONモード」、2人きりの時間には素直な姿を見せる「OFFモード」という関係設定が、作品の大きな軸となっています。

会社では徹底した「ONモード」を貫く2人

 season1では、「ONモード」に重きを置く2人が、互いに簡単には近づけず、「すれ違い」を重ねていく過程が中心に描かれました。season2では、感情の変化の中で生まれた「嫉妬」と「本音」が、より深く掘り下げられています。そして2026年3月現在展開中のseason3では、2人の関係を揺るがす複雑な葛藤と2つの危機が物語の主軸となっています。

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圧倒的演技力の俳優とキャラクターがケミストリーして異例のヒット──

 ドラマ「ON&OFF」の最大の強みは、何といっても俳優たちの没入感あふれる演技にあります。

 特に主演を務めるハン・ジウさんとチョ・ユンさんは、キャラクターの感情を立体的に表現しながら、作品の軸をしっかりと支えていると高く評価されています。二人の息の合った演技は、韓国のみならず、世界中の視聴者に深い印象を残しています。

【ハン・ジウ】1995年10月16日生まれ。舞台、ドラマ、映画など、マルチなプラットフォームで印象に残る演技を披露しつつ、自身のYouTubeチャンネルでは飾らない素顔も公開。2026年3月には公式サイトが正式にオープン。今、目を離せない俳優の一人だ
【チョ・ユン】1999年5月12日生まれ。WebドラマやOTTコンテンツを中心に出演を重ね、2025年にはShortime作品でも主演を果たす実力派。自身のYouTubeチャンネルでは茶目っ気を見せる若手注目俳優だ

 メンバーシップ限定で公開されているUncut Versionでは、セアとハユンの感情の流れがより深く描かれており、人物同士の関係性や空気感を繊細に映し出す演出が際立っています。

 視線の動きや手のしぐさ、距離感といった細かな表現が各シーンの完成度を押し上げており、視聴者からは「沼すぎ」「この作品から得られる幸せ感が大好き」「ホンマに、ONnOFFクオリティ高すぎる。これ、webドラマやで? 凄すぎん?」といった反応が寄せられています。

 さらに人気を後押ししたのが、主演を務めた2人の俳優の個性とケミストリー。

 バリキャリ鬼上司を演じるハン・ジウさんは、劇中のイメージとは対照的に、実際には温かく思いやりのある性格で、ファンと積極的に交流する姿が知られ、好感を集めています。

 一方、社会人になったばかりのキャラクターを演じるチョ・ユンさんも、エネルギッシュで前向きな性格に加え、誠実で謙虚な姿勢が支持を集めています。

 そうした本作と俳優たちの人気の高まりを受け、SNSでは作品を紹介するファンが世界各国で増加。それをきっかけに「GL(ガールズラブ)作品を初めて見た」という声も次々と上がるなど、間口が狭いと言われてきたWebGLドラマというテーマの常識を覆した作品──それが「ON&OFF」です。

ON&OFF」のヒットの理由を探るべく、韓国へ──

 かくいう筆者もGL作品を見た経験はパク・チャヌク監督の映画「お嬢さん(原題:아가씨)」を見たことがある程度で、そもそもジャンル自体に詳しくありません。しかし、偶然「ON&OFF」シリーズを知る機会を得て、1話を視聴した瞬間に「これはただ事ではない、本気の芝居が詰まった作品だ……!」と衝撃を受けました。

 筆者はWebドラマの制作に携わった経験を持ちますが、Webドラマと言えば予算が厳しく、撮影はタイトで、現場が疲弊している──そんな印象がありました。しかし本作では俳優たちが生き生きと演技する様子がビハインド映像で確認できたほか、監督をはじめ、非常にチームの雰囲気がよく、「なぜこんなに素敵な作品が生まれたのか──」と、猛烈に気になりました。

 そこで今回、『記者の目』を通してドラマ「ON&OFF」のヒットの理由を探るべく、本シリーズの制作を手がける「Sukfilm」に取材を申し込んだところ快諾をいただき、筆者は3月15日、はるばる韓国までやってきました。

season2の名場面に登場するキーアイテムを携えて撮影スタジオの現場に到着した筆者

 取材場所は、本シリーズを撮影しているソウル特別市内のスタジオ。セアとハユンが暮らすあの家に足を踏み入れると、クォン・セア役のハン・ジウ(한 지우)さん、そしてイ・ハユン役のチョ・ユン(조 윤)さん、Sukfilm代表で本作の監督が出迎えてくださいました。ここからは主演のお二人と監督のインタビューをお届けします。

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