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俳優たちによる演技スイッチ、“ON&OFF”の方法──
──キスシーンをはじめ本当にお二人お芝居が自然で。視聴者が作品に入り込める演技が本作最大の魅力だと思うのですが、セアとハユンを演じるための「ON」と「OFF」はどのように切り替えていますか。
ハン・ジウさん:本当にシンプルな方法ですが、とてつもない集中をしようとします。相手の目を見ながら「なぜこの人を好きになるのだろう」「なぜこんな行動を取るのだろう」といった問いを自分に投げかけ続けて、感情を最後まで掘り下げようとしています。そうやって集中し続けていると、自然に感情が積み重なっていき、結果として良いシーンに繋がっていくのだと思います。

チョ・ユンさん:私も似ていますね。「私はこの人だ」と思い込んで、完全にその役柄になれば結局、初めて会った相手だとしても、スキンシップを取ることもそこまで難しくはないです。完全に思い込むこと自体は簡単ではないんですが、それも集中してやれば大丈夫です。
──「ON&OFF」といえばストーリーの展開も魅力的ですよね。お話はどのように作られているのでしょうか。
監督:撮影チームは私を含めて3人ほどの小規模なチームであり、2021年4月にチャンネルを初めて開設した時から共にしてきたチームです。脚本家はシリーズごとに異なる方と協業しています。私がコンセプトを練り、ライターさんが執筆したものを私がチェックするという形です。
──脚本家の選定についてはどのように行われましたか。
監督:先ほどお話しした「Filmmaker Korea(필름메이커스)」でリクエストを掲げていると、作家さんたちがレジュメを送ってくださるんです。その中から最も相性が良さそうな、成果物のできが良かった方を脚本家に選びました。
本記事は前編・後編の2部構成です。後編では、「俳優たちが選ぶベストシーン」「ハン・ジウさん、チョ・ユンさんが選ぶベストスキンシップシーン」「芝居や演技プランの狙い、役を演じて生じた変化」などをお届けします。撮り下ろし写真を含む後編記事は2026年3月22日 20時公開予定です。
(執筆・撮影:Kikka)