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2人が選んだベストスキンシップシーン──
──スキンシップシーンでお気に入りの場面はありますか。
ハン・ジウさん:season3 episode2のオープニングで、2人が一緒にベッドに横になっているシーンがいちばん印象に残っています。朝、先に目を覚まして、愛する人の顔を静かに見つめながら、相手が起きるまで待って目を合わせる──。その一連の瞬間がとても印象的でした。
特別な行動があるわけではなくても、ただ静かに手をつないでいる、その空気感自体がとても好きで、個人的にも思い入れのあるシーンです。


──あのシーンはセアとハユンの幸福の象徴のシーンだと思うのですが、セアの指先がハユンの首元に触れた瞬間にハユンがちょっとビクッとしていましたよね。あれはセアの指先が冷たかったのか、それともリアルな反応だったのでしょうか。
ハン・ジウさん:台本に細かい指示があったシーンではないので、私たちの即興だと思うんですが、どうかな?
チョ・ユンさん:オンニの指が冷たかったからそうなったのかどうかは覚えていないけど、私のリアルな反応だったと思います。
ハン・ジウさん:でも、暖かい部屋で撮ったもんね?
チョ・ユンさん:そうそう(笑)。
──ユンさんは、スキンシップシーンでお気に入りの場面はありますか。
チョ・ユンさん:season2のepisode1で登場する「ホールスキス」のシーンです。

ファンの方々が好きって言ってくださいますし、作品のシンボル的な意味合いがあるんじゃないかと思って印象に残っています。
監督:私はこのホールスキスのシーンが、撮影中に予定されてなかったが取り入れて一番満足しているシーンです。実はシーズン撮影中にチョ・ユンさんがひどい風邪を引いてしまって、ずっと咳き込んでたんです。それでみんなで「どうしよう?」と話し合った時に「飴を口から口に入れるのはどう?」というアイデアが出て。
ハン・ジウさん:飴といっても、色や種類がたくさんあるじゃないですか。だから黄色とか、赤色とか、茶色とか実物を見ながら設定を選びましたよね。
──確かに、リハーサルでは茶色い飴が採用されていましたが、本番ではブルーのホールスが選ばれました。
監督:色味によって雰囲気が変わってくるので、空色に近い色が一番魅力的だったと感じました。
チョ・ユンさん:あの素晴らしい飴は! 100%! 監督によるチョイスです!(拍手)
一同:(爆笑)。
俳優2人のアドリブが生み出した名シーン──
──お話を伺ってみると、台本には指示がなく俳優さんが考えて演技されているシーンがたくさんあることが分かりました。特に印象に残っているアドリブや俳優さんたちの空気感で作り上げた印象的なシーンについて教えてください。
ハン・ジウさん:みなさんが好きだよって言ってくださるseason1のepisode1の「マウスシーン」が、いちばん印象に残っています。


元々は台本に「ハユンが操作するマウスにセアが指を重ねる」とシンプルな指示が書いてあったんですが、さらにハユンの指にセアが指を這わせるというディティールをアドリブで加えました。
ユニと初めて向き合う日でもあったので、「いきなりこんなふうに演じて大丈夫だろうか」と思いつつやってみたところ、結果的にすごく良いシーンに撮れて、ファンの方々も喜んでくださって。さらにseason3ではハユンがそのシーンのオマージュをするまでに発展したので、その愛着があるシーンです。


チョ・ユンさん:season3のepisode2の朝起きて、ハユンがセアを見つめてベッドで愛情を重ねる場面です。さっきオンニが話していた通り、あのシーンはセリフや指示がなくて、セリフはないんだけど、行動だけで互いの愛情を見せる──。それを私たちが即興で作ったアドリブ的な場面なんですが、即興的だったのにすごく綺麗に撮れたと思うんです。だからこのシーンが記憶に残っています。
──ということはあのシーンはTake1でOKだったんですね。
一同:はい。
──1回であんな綺麗なシーンが撮れるなんて、本当に息があったお芝居だったんですね。そういった演技プランは現場でどのように具現化していきましたか。
ハン・ジウさん:現場では、まずカメラの構図や美術、セットを直接確認したうえで、動線をどうするかを考えるタイプです。このシーンの中でどう動けば、より豊かに見せられるかをかなり意識していたと思います。
特に感情の流れが濃密に続いていく場面では、ディレクションが比較的多くないこともあって、俳優同士の呼吸で作り上げていくことが多かったです。スキンシップシーンでは、基本的にセアがリードしないといけないと思っているので、私がアグレッシブにいかないといけないですよね。また、でもそうするとハユンが後ろに押されるような感覚が出やすいんです。
ただセアってそういう時に、ハユンを抱え込むというか、保護してあげる感じが出るような気がするので、その過程でキャラクターの性格が自然ににじみ出るよう意識もしていました。
NGが出る時は「もう少し顔が映るようにしてください」というような程度で、基本的には私たちがお互いの呼吸を合わせながらシーンを完成させていきました。
