母の形見の着物をまとって、同僚の結婚式へ……。着物姿を捉えた写真がThreadsに投稿されました。記事執筆時点でこの投稿の閲覧数は8万9000回を突破し、“いいね!”は7000件を超えています。すてきだなあ……。
同僚の結婚式で選んだ着物
投稿者はThreadsユーザーの女性・Rie(@riekko_t)さん。SNSでは趣味や暮らしのひとこまを発信しています。今回話題になったのは、同僚の結婚式で選んだ1枚の着物にまつわるエピソードです。
母の形見である加賀友禅
その着物はお母さんの形見である加賀友禅。生粋の着道楽だったお母さんは、着物地を始め、布集めにも精を出し、「布道楽」と呼ぶにふさわしい人だったのだとか。写真では金屏風を背にたたずむRieさんの姿がありました。お母さんと背丈とほぼ同じだったため、丈もぴったりと体に沿い、まるで最初からRieさんのためにあつらえたかのようです。
その着物は、北陸の雨空を映したようなしっとりとした灰の地色に、加賀友禅の真骨頂である写実的な花々が裾から咲きこぼれていました。花びら1枚1枚に施された繊細なぼかしは中心から外側へと淡くにじみ出し、今まさにつぼみがほころび花開く瞬間のみずみずしさをそのまま閉じ込めたようです。
染めのみで表現される加賀友禅の奥深い趣と金色の帯とのコントラストは格調高い調和を生み出しています。深い紫色の帯締めが、灰色の着物と金色の帯の間に一筋の流れを作り、鮮やかなアクセントとなって全体のコーディネートを引き締める洗練された印象をもたらしています。小物類はお母さんと同じく布道楽だったお姉さんと、着物の仕事をしているお母さんの親友が選んでくれたそうです。
この着物姿に着付師や接客の方々からも多くの賛辞を受けたというRieさんは、「大好きな母自身を褒めてもらえた気がしてとても誇らしかった」と、その喜びをつづっています。
称賛続々
投稿には「グレーの地味さに華やかな花模様、美!!」「『うわぁ、綺麗』と心を掴まれました」「これぞ和装のお手本みたい」「こんなに美しく小物を合わされてる方を久々にお見かけしました」「これからも機会を設けて沢山お召しになられて下さい」「相当な逸品」「やっぱり加賀友禅はええなぁ」といった声が寄せられています。
「母が着た姿を見てみたかったな」「私が着た姿を見せてあげたかったな」というRieさん。けれどきっとお母さんは遠い空のどこかから娘の姿をそっと見守り、穏やかにほほ笑んでくれていることでしょう。
画像提供:Rie(@riekko_t)さん
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