お酢の意外な利用法を解説する動画が、YouTubeに投稿されました。家庭菜園に役立ちそうなアイデアが「手軽で良いですね」と注目を集めています。
身近なものを栽培に役立てる
動画が投稿されたのは、YouTubeチャンネル「楽農tech」。りょうさん、たかまささんの2人が「テクノロジーで“楽”に“楽しく”農業をする」をテーマに、野菜の育て方や土作りに関するコツを発信しています。以前には白菜の結球が始まったタイミングでやるべきことを紹介し、話題となりました。
今回「これは是非とも試してみて」として紹介するのは、お酢を使ったアイデア。お酢はとても身近な食品ですが、使い方次第では虫の防除や植物の生育に役立つ補助アイテムになるとのこと。今回はプランターで作物を栽培している人や、小さな家庭菜園を管理している人に向けて、たかまささんがお酢の使い方や注意事項を実演しながら紹介していきます。
今回の方法で用いるのは、「米酢」のように穀物から作ったお酢。糖分や塩分を加えて味付けした調味酢は使えません。基本的には穀物酢を水で1000倍に希釈してから使用します。
葉面散布をすると……
1つ目の使い方は、スプレーで葉の表面に噴霧する葉面散布。4~5月の間にかけておくと薄めたお酢が植物に軽い刺激を与え、夏の高温や乾燥への耐性が上がるそうです。
2つ目の使い方は、虫の防除剤。お酢に含まれる酢酸は刺激物のような臭いを放つため、散布しておくことでアブラムシやハダニといった害虫が寄り付きにくい環境になります。特に害虫が取り付きやすい葉の裏面にかけると効果的。
3つ目の使い方は、除草剤。お酢は酸性のため、10倍希釈と濃いめに調整したものをかけると植物にダメージを与えられます。熱湯や市販の除草剤の方が有効なため、たかまささん個人としてはあまり推奨していない使い方だそうで“一応使える程度に思ってほしい”としています。
卵の殻と組み合わせると……
最後の使い方は、お酢と卵の殻を組み合わせてカルシウムを含んだ液体肥料を作るというもの。ある程度砕いた卵の殻に原液のお酢をかけると反応が起こり、泡を発しながら殻の成分が溶け始めます。発泡が収まるころには、殻由来のカルシウムが溶け込んでいる肥料として使えるそうです。
このカルシウムが混ざったお酢を1000倍に希釈。不溶物をこし取った液体を葉や地面に散布することで、植物にカルシウムを供給できるといいます。“わざわざカルシウム資材を買うほどではない”と考えている人は、ぜひとも試してほしいとのこと。
動画の冒頭でも解説した通り、お酢はあくまでも補助的な資材。農薬としての使用を推奨している内容ではありません。使い方を誤ると植物に害を与えてしまうため、希釈倍数はしっかり守り、お酢だけを頼りにしないよう注意を呼びかけています。
栽培に関する情報はYouTubeチャンネルの他にも、たかまささんのX(Twitter/@rakunoutech0323)、りょうさんのX(@RakunouTech1101)でそれぞれ発信中。千葉県で苗販売や観光農園を経営し、さまざまな農業機器のIoT化に取り組む「楽農tech」については公式サイトでも確認できます。
動画提供:YouTubeチャンネル「楽農tech」
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