ねとらぼ

本気すぎる刑務所コンテンツ

 なんと、捕まったあと船に乗せられて刑務所に連れて行かれてしまうのです。マップを開いてみるとヘテロシティははるか彼方、絶海の孤島といえる刑務所で7日間の刑期を過ごせと言い渡されてしまいました。服も囚人服に変えられてしまうご丁寧さ。

NTEプレイ画像
画像:『NTE: Neverness to Everness』

 牢屋の中を調べていると、壁に張り紙があります。ペラリとめくってみるとレンガと小さな穴が。「スプーンを使って掘り進めよう」というお約束のメッセージが出てきます。午前中は皿洗いや掃除といった労働でわずかな賃金を稼ぎ、お昼休みに食堂からスプーンを持ち帰ろうとして見つかり刑期延長。

 翌日に再挑戦して成功したものの、今度は穴を掘っているところを看守に発見され、また刑期が増えてしまいました。なお、労働と昼飯が終わると午後は運動の時間なのですが、そこでいじめられている囚人を助けたところ、彼女の特殊能力である『異能』を使って一時的に停電を引き起こし、脱走できるかもしれないという新たな展開が。

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画像:『NTE: Neverness to Everness』

 夜に停電を引き起こして脱走したところ、見回りの看守から逃れるのに失敗。またまた刑期が増えました。変に派手なことをやるのはよくない、地道に行こうと再び昼食時にスプーンを持ち帰っては穴を掘り、スプーンが壊れては穴を掘る日々。ようやく空いた穴から逃げたものの、今度は脱獄がばれて照明をかいくぐって逃げ出すというミニゲーム的な展開になりました。これがなかなか難しく、捕まっては刑期を延ばす生活を繰り返した結果ようやく脱出することができました。

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画像:『NTE: Neverness to Everness』
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刑務所脱出の達成感

 刑務所からの脱出に成功すると画面に「脱出成功」と大きく表示され、なんともいえない達成感があります。正直ストーリーモードで最初の異象を捕らえたときより達成感があったと言っても過言ではない気分でした。

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画像:『NTE: Neverness to Everness』
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画像:『NTE: Neverness to Everness』

 そこから船に乗ってヘテロシティへ戻るにはかなり時間がかかります。ここでファストトラベルを使ってはつまらないだろうとじっくりと船旅を楽しませていただきました。なお、ヘテロシティに戻って早々に車を盗み、再度投獄されてみたところ1回開けた穴はふさがれていましたが、一から掘り直すことで再度脱出のために使えそうでした。また、シーツや服を回収してロープを作ったり、診療室から薬品を持ち出して排水溝のフェンスに穴を開けたりと複数の脱出経路があり、脱獄計画が楽しめるというものです。

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寄り道が「本末転倒」なほど面白い

 なお、最初の脱獄まで3時間ほどでしたが、チュートリアルは1時間程度の時間でした。残り2時間ずっと刑務所で右往左往していたわけですが、本当に楽しい体験でした。こんな調子で世間の情報から隔絶されていたため、ゲーム内でのAI利用にまつわる騒動も、後になってSNS上で話題になっていると気づいたほど。それくらい刑務所生活に没頭していました。AIを使用した街の広告を見るよりは、刑務所の塀を見ている方がプレイ時間としては圧倒的に長かったのが原因と思われます。

生成AIの利用について、NTE公式からの報告

 現在はシャバに戻り、銀行で「シティライフ」と呼ばれる金策手段を学びつつ、更生の日々を送っています。本来なら異象を追うはずだった主人公は、気づけば刑務所でスプーン片手に脱獄計画を立てていました。本作は、メインストーリーを進めることでシティライフの幅が広がっていく仕組みですが、筆者のように「脱獄を楽しみたいからストーリーを進める」という、少し本末転倒な楽しみ方も許容してくれる懐の深さがあります。

 『NTE』は、ただのRPGの枠に収まらない、プレイヤーの「悪知恵」や「好奇心」を形にしてくれるゲームです。ぜひ皆さんも、ヘテロシティ(あるいは刑務所)の住人になってみてはいかがでしょうか。

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