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歌にダンス、バラエティー、そしてメンバー個人の俳優業に至るまで、現在すさまじい勢いでエンタメ界を席巻している5人組グループ「M!LK」。ここ半年で人気はさらに加速し、「急に現れたグループ」という印象を持つ人も少なくありません。しかし同グループは今年結成12年。デビュー時からグループを見守り続ける歴12年目のベテランファンは「長年まいてきた種が、ようやく花開いた」と語ります。M!LKはなぜ今、多くの人をひきつけているのか。長年応援し続けてきたファンに、その理由を聞きました。
平成結成の5人組アイドル
「ももいろクローバーZ」らが所属するスターダストプロモーション所属のM!LKは、佐野勇斗さん、吉田仁人さん、塩崎太智(※さきは立さき)さん、山中柔太朗さん、曽野舜太さんによる5人組ダンスボーカルグループです。2014年に結成され、「変幻自在」をコンセプトに活動を続けてきました。これまではグループ名よりも個々の名前が知られてきたこともありましたが、近年は、「イイじゃん」「好きすぎて滅!」「爆裂愛してる」などの楽曲がヒットし、グループとしての人気が急速に高まっています。
このブームから、2025年には初めて「NHK紅白歌合戦」に出演し、2026年「MUSIC AWARDS JAPAN 2026」では「最優秀ボーイズアイドルカルチャーアーティスト賞」などを受賞しました。
「下積みだとは思わなかった」
今回話を聞いたのは、2015年にメンバーが出演した映画をきっかけにM!LKのファンになった、歴12年のみ!るきーず(※ファンの愛称)。元々はお笑い芸人のファンで、元メンバーの板垣瑞生さんが出演していた映画「アオハライド」をきっかけに“沼落ち”。アイドルを応援するのはM!LKが初だったといいます。
結成当初からグループを見守ってきたものの、当時の日々を「下積み」と感じたことはなかったと振り返ります。
「リリースイベントでショッピングモールを毎日のように回った日々は、当時の私はそれを下積み時代だと思っていませんでした。当時の規模からしたら、『武道館』『ドームツアー』『紅白』などの大きな夢は、そう簡単には届かないほど大きなものでしたが、不思議と『M!LKなら絶対叶えられる』と信じて来れました」
推しの卒業、それでも応援を続けた
12年間の応援の中では、大きな転機もありました。板垣さんの卒業、そしてコロナ禍。ファン層も大きく変化し、自身もこれまでと同じように応援を続けるか迷った時期があったといいます。
それでも心をつなぎ止めたのは、変わらず“夢を追い続ける5人の姿”でした。
「M!LKが昔から変わらずに口に出している大きな目標に向かう姿勢や、5人のメンバーの絆、活躍するためにメンバー各々が試行錯誤して取り組む姿を見て、『私もこれからもずっとM!LKについていきたい』と思い、今に至っています」
ライブの集客やYouTubeの再生数、登録者数が思うように伸びず、悔しい思いをしてきたからこそ、「M!LKの活躍のためなら少しでも貢献したい、宣伝したいという気持ちで応援してきた」と振り返ります。
良くも悪くも“注目されている”
長年応援してきたファンにとって、2025年は忘れられない1年に。曲のヒットにより年末の「レコード大賞」や「紅白歌合戦」などに初出演。「M!LK」として露出も増え、さらに大きくお茶の間に注目されるようになりました。
「11年でグループの人気は徐々に伸びましたが、この半年で今までの何倍も人気を実感しています。み!るきーずがたくさん増えて、『M!LK』と言うだけで通じるようになったことが本当にうれしいですし、街ロケなどで世間の人から『キャー!』と言われているM!LKを見ることが心から幸せです」
一方で、人気の急拡大によって環境が大きく変わったことへの戸惑いもあるといいます。
「待ち望んでいた状況ですが、今までと振り幅が大きすぎる分だけ環境が変わり、戸惑っている気持ちも正直あります。これまで培ってきた歴史や、リアルタイムでないと伝わり切らない価値観もあります。いちファンとして経験談を発信したいですが、ネット上でのファン同士のぶつかり合いやトラブルもあり、思いを伝えることの難しさを感じています」
SNS上で他グループとの比較や対立が見られる現状については、「M!LKはM!LK。それぞれのグループ・アーティストには十人十色の良さがあるので、比較対立するのではなく、自分の好きなものを大切にできたらいいなと思います」と話します。
その一方で、「良くも悪くも注目されているからこその状況。世間の人の生活の中にM!LKという存在が響いていること自体はうれしく思います」と受け止めつつ、「比較したり貶したり、傷つけ合うことで得をする人は一人もいません。大切な人に『大好き』を伝えるためだけにSNSを使えたらいいなと思います」と願いました。
人気の理由は?
長年グループを見守ってきたからこそ、現在の人気について「決して突然生まれたものではない」と感じているといいます。
「どんな時代でも状況でも、M!LKは自身の可能性を信じ、諦めないで全力で目の前にあることに取り組み続けています。メンバー全員がそれぞれの得意なことや発想を活かして、お互いの意見や思考を尊重しているところが常に伝わってきます。今のM!LKの魅力はそこにあると思います」
さらに、現在のブレイクについては、長年積み重ねてきた努力が実を結んだ結果だとも受け止めています。
「M!LKは昔から『変幻自在』をコンセプトに掲げ、かわいいもかっこいいも、いわゆる“トンチキ”と言われる曲も楽しく全力で挑んでいました。急になにかを変えたわけではなく、長年撒いてきた種が今花開いて、沢山の人に知ってもらえたという感覚です。『メンバーの人柄と楽しい楽曲を知ってもらえさえすれば、きっとみんなM!LKが好きになるはず』と信じてきたので、今そのときが来たのだと思います」
ずっと一緒に追いかけてきた夢
グループの目標は“東京ドーム公演”。最後に、12年間応援してきた思いをあらためて教えてくれました。
「M!LKに関わってきたすべての人、時間が大切です。M!LKを続けてくれて、ここにいてくれて本当にありがとうと感謝を伝えたいです。ずっと一緒に追いかけてきた夢の舞台、ドームに立つM!LKを必ずこの目でしっかり見届けたい。それだけが今の私の夢です」
12年間という時間をともに歩んできたファンの言葉からは、「急に売れたグループ」という一言では語り尽くせない、M!LKの歩みが浮かび上がりました。今、多くの人を魅了している理由は、積み重ねてきた挑戦と努力、メンバーとみ!るきーずがともに歩み続けた時間があったからこそ生まれたものなのかもしれません。
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