中学1年生の女の子が母親と一緒に取り組んだ、ユニークな自由研究がX(Twitter)で話題です。投稿は記事執筆時点で12万5000回以上表示され、5400件以上の“いいね”を獲得しています。

自由研究で作った手すき紙。その意外な材料とは……
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自由研究の題材に「紙すき」

 投稿者はサックス奏者の田中麻樹子(@makiko152cm)さん。中学校の講師やさいたま市消防音楽隊の隊員を務めるほか、さまざまなイベントやコンサートに出演するなど、幅広く活躍しています。

 話題のきっかけは、中学1年生の娘さんが自由研究の題材に選んだ「紙すき」。家にある不要品を紙にリサイクルするという内容を聞き、田中さんは材料について“あるもの”を使ってみてはどうかと提案したといいます。今回、ねとらぼ編集部では田中さんに取材し、紙が完成するまでの過程を詳しく聞きました。

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サックス用の「リード」を紙にリサイクル

 材料に選んだのは、田中さんが演奏に使っていなかった「リード」。サックスの吹き口に取り付ける部品で、音色を左右する重要な役割を持ち、その多くはアシなどの植物から作られています。

切り刻まれたリード。これが紙になるのか……

 基本的に紙の原料は植物繊維ですから、同じく植物由来のリードでも作れるのでは? というのが田中さんのアイデア。ChatGPTを駆使して作り方を調べた結果、牛乳パックを“つなぎ”に使ってまとめる方法に行き着いたそうです。

 こうして親子で取り組む自由研究は始まりました。牛乳パックはフィルムをはがして細かくちぎり、柔らかくするため水につけて一晩。リードは5ミリ程度に細かく刻んで使います。

つなぎとして使う牛乳パック

 これらをミキサーにかけると、紙の素となる「紙すき液」に。写真立てに防虫ネットを張った器具に流し込み、厚みが均等になるようならしていきます。

少量の水を加え、ミキサーで液状に
ドロドロの紙すき液に
不要な写真立てと防虫ネットを“ふるい”状に
平らにならして乾かします

リードならではの味わいに反響

 最後に乾燥させてアイロンをかけ、親子はリードを再利用した紙を完成させました。表面には薄茶色の粒が入り交じり、リードだったころの面影も残っています。

 ちなみに、完成までに使ったリードは20枚。リードは5枚や10枚など複数枚入りで販売されていますが、新品でも個体差があり、演奏に適さないものが含まれていることもあるのだとか。どうしても使えないリードが出てしまうだけに、捨てずに活用できるのはすてきなアイデアですね。

あとは外周を切りそろえるだけ。ところどころにリードの薄茶色が入って独特の味わいに

 投稿には、「すんげーーーーーさすが…!」「か、紙に…! 斬新です!!!」「確かに(リードは)草だもんな 1枚数百円の高級ペーパー!?」「えっオシャレすぎる……」など、アイデアに感心する声が多数寄せられています。

 さらに、田中さん親子の挑戦はこれだけでは終わりません。「リードだけで作る方法もあるようで、これから試してみる予定です」と、次なる紙づくりへの意欲も語ってくれました。

 田中さんは、8月25日・26日に埼玉県さいたま市で行われるイベントに出演するほか、同月29日には神奈川県横須賀市でコンサートの開催を予定しています。気になる人は、ぜひチェックしてみてください。

画像提供:田中麻樹子(@makiko152cm)さん

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