日本に広く生息する在来種の“最恐ヘビ”が何日もかけて獲物を捕らえる瞬間が「初めて見ました」「これも自然なんだわ」とYouTubeで話題です。動画は記事執筆時点で18万回以上再生されています。

ヤマカガシ、カエルを捕える【瞬間映像有/ヘビ】長野県生坂村
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獲物を狙う在来種の毒ヘビ

 動画を投稿したのはYouTubeチャンネル「どんぐりいろは/小さな自然図書館」(@donguriiroha)。長野県の小さな村に家族で移住した夫妻が、登山や釣り、虫捕りや工作などを通じて自然に親しみ楽しむ様子を公開しており、以前には多摩川の河川敷でクワガタ探しを楽しむ様子が注目を集めました。

 今回は、日本に広く生息する毒ヘビの一種「ヤマカガシ」が投稿者さんの自宅の庭に現れたときの様子です。水の中から顔だけ出したヤマカガシはしきりに舌を動かし、周囲の様子を探っているようで……?

強い毒を持つヘビ・ヤマカガシ

 なお、ヤマカガシはかつて無毒だと考えられていた時期もありましたが、現在は強い毒を持っていることが判明しているヘビです。そのため投稿者さんはヤマカガシに関する知識を持った上で、離れた場所から撮影を行っています。

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ヘビとカエル、命がけの戦い

 ヤマカガシはぴたりと動きを止めたと思ったら、水中を泳いだり岩に登ったりとあちこち動き回り、水辺にいる獲物を探している様子。そんなヤマカガシが狙っているのは、日本に広く生息する在来種のカエル「トノサマガエル」でした。

ヤマカガシはトノサマガエルを狙っていました

 捕食される側の生き物であるカエルは非常に素早く、優れたジャンプ力を持つ生き物です。そのためカエルを主食としている捕食者側のヤマカガシでも、カエルを捕らえるのはそう簡単なことではありません。

 雷が鳴り始めましたが、ヤマカガシは相変わらずカエルを探している様子。水面から頭を出したまま器用に泳ぎ回りつつ、岩やコンクリートの隙間などをチェックしましたが、やっと見つけたカエルには逃げられてしまいました。

この日の狩りは失敗に終わりました

2日後

 2日後。この日も水中でじっとしているヤマカガシの近くには、ニホントカゲの姿がありました。ヤマカガシの主食はカエルですが、まれにトカゲを食べることもあるそうです。

 ヤマカガシは陸上に出てカエルを狙いましたが、またもや逃げられてしまいました。セミの声が響く中でもヤマカガシはなんとかしてカエルを捕らえようと、必死に陸上を動き回ります。

2日後、この日もヤマカガシはカエルを狙いますが……
やはり逃げられてしまいました、両者とも必死です

 すると、先ほどまでヤマカガシがいた水辺にはスズメ目アトリ科の小鳥「カワラヒワ」がやって来て、水分補給を始めました。その後、カエルも戻ってきましたがヤマカガシは戻ってこなかったようです。

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さらに2日後、ついに決定的瞬間が

 さらに2日後。水辺には複数のカエルとカナヘビの姿がありました。そして、この日もまたヤマカガシがやって来て、カエルを探している様子です。よく観察すると尾が細くなっているので、メスのヤマカガシなのかもしれません。

どうやらメスのヤマカガシのようです

 ヤマカガシは水中を素早く泳ぎ回りカエルに狙いを定めましたが、この日もまた逃げられてしまいました。しかし諦めずに何度も何度もカエルを探し、追いかけ続けて……やがてカエルを捕らえることに成功。自分の顔よりも大きなカエルをくわえ、頭から丸飲みにしました。

水辺を見つめるヤマカガシ
諦めることなく、何度もカエルを捕らえようとします
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1分ほどで飲み込んだ

 ヤマカガシが捕らえたカエルは小さかったので、1分ほどで飲み込んだとのこと。大きなカエルの場合は全て飲み込むまでに10分以上かかることもあるそうですよ。

ついにヤマカガシがカエルを捕らえました
自然の中で生きる大変さ、過酷さが伝わってくる映像でした

 ヤマカガシは一般的に猛毒を持つヘビだと恐れられていますが、実はとても臆病な性格。人間が近づくとすぐに逃げるそうです。ただし、強い毒を持っていることは事実であり、捕まえたり遊んだりすることは危険です。万が一かまれた際は早めに医療機関を受診することが推奨されています。

 なお、同じ在来種のヘビでも毒を持たないシマヘビやアオダイショウは近づくと威嚇してくることがあります。一方、毒を持つマムシは鈍感なときがあり、近づいても逃げずにじっとしているため踏んでしまうこともあるのだとか。

 いずれにしてもヘビは身を守るためにかむ習性をもつ生き物です。野外でヘビを見つけてもそっと観察するだけに留め、捕まえたり遊んだりしないようにしたいものですね。

「瞬間移動のようだ」「弱肉強食ですもんね」と反響

 ヤマカガシがカエルを捕らえた決定的瞬間に、コメント欄では「ヤマカガシってじっとしてるイメージだったけど、水辺ではこれだけ活動的なんですね。遊泳能力も高くて瞬間移動のようだ」「貴重なシーン」「ヤマカガシも、カエルを探すの大変、食えるか、食えないか、これも、自然」「自然は厳しいですねえ。弱肉強食ですもんね」といった声が寄せられています。

 夫妻は、この他にも自然の中でたくさんの昆虫を探して観察する動画をYouTubeチャンネル「どんぐりいろは/小さな自然図書館」で公開中です。また、X(@donguriiroha)も更新しています。

「どんぐりいろは/小さな自然図書館」動画まとめ

ヤマカガシ、一緒に狩りをする【ヘビ】長野県生坂村
ヤマカガシとカエル【ヘビ】2026年9月上旬
岩の隙間で小物釣り【ウキ釣り】長野県生坂村

動画提供:YouTubeチャンネル「どんぐりいろは/小さな自然図書館」(@donguriiroha)

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