大雨の翌日、海辺の小さな沼をのぞいてみると……。“まさかの光景”を捉えた動画が「なんか懐かしい」「これは本当に面白かったです」とYouTubeで話題です。動画は記事執筆時点で13万回以上再生されています。
沼に起きた異変
動画を投稿したのは、メダカやヌマエビをはじめとした水辺の生き物の様子を公開しているYouTubeチャンネル「庭の池チャンネル」(@niwanoike)。以前には、干上がる川に取り残された“大きなコイ”を5日間見守って注目を集めました。
今回は、海辺の小さな沼に起きた異変です。フィールドワークで通い慣れた沼をいつものようにのぞいてみると、異様な光景が目に飛び込んできたといいます。
生き物の正体は……
水門付近をのぞき込むと、そこには“小さな生き物”がびっしりと群れをなしていました。その数は数百、数千というレベルではなく、高密度の群れが約20メートル先まで続き、沼を覆い尽くさんばかりの勢いです。さらに水中から確認すると、群れが幾重にも重なり、向こう側が見えなくなるほどでした。
群れをすくって確認してみると、生き物の正体は「イサザアミ」であることが判明。エビのような見た目をしたアミ目の生き物で、体長は1.5センチほど。水中にフィッシュネットをさっと通しただけでも、100匹以上が入るほどの密集ぶりです。一体なぜ、これほど大量のイサザアミが集まっていたのでしょうか。
大量発生の原因
投稿者さんは、大量発生の原因は前日まで続いた大雨にあると推測。沼と水門でつながっている汽水湖に大量の雨水が流れ込み、塩分濃度が急激に低下したことで、生息していた大量のイサザアミは命の危機に。その結果、雨の影響が比較的少なく、海水が流れ込む沼の水門付近へ一斉に移動したのではないかと考えています。大量発生ではなく、大移動だった説……!
翌日に再び沼を確認すると、あれほど大量にいたイサザアミはほとんど姿を消していたとのこと。なお、イサザアミはオキアミと同じように、つくだ煮やかき揚げにして食べることもできるそうです。
この沼は漁業権の適用範囲外とのことですが、投稿者さんは「ここの生き物にとっては欠かせない食料。ぼくは帰ってカップ麺でも食べます」と捕まえたイサザアミをリリースしました。
「不思議な世界」「蟲師のワンシーン」と反響
大雨の翌日の小さな沼を覆い尽くしていたイサザアミの様子に、コメント欄では「身近な水辺にも、まだまだ知らない不思議な世界があるんですね」「蟲師(むしし)のワンシーンを彷彿とさせる光景だ」「異常気象で困ってる生き物はたくさんいるんだなぁ」「イサザアミってよくつくだ煮にされるやつですかね。雨が降って栄養のある沼に繁殖のために入った感じだろうか」といった声が寄せられています。
YouTubeチャンネル「庭の池チャンネル」では、この他にも水辺で暮らす生き物に関する動画がたくさん公開中です。
「庭の池チャンネル」動画まとめ
動画提供:YouTubeチャンネル「庭の池チャンネル」(@niwanoike)
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