「卒業 Next Graduation 〜私立清華女子中学校 入学式〜」が開催(1/2 ページ)
「卒業 Gradunation」に登場したキャラクターの娘たちを育成していくという、かつてない設定で展開する本作。発売に先駆けて300人を無料招待したイベントが3月6日に行われた。その中身とは……。
既報の通り、3月6日に「卒業 Next Graduation 〜私立清華女子中学校 入学式〜」製作発表会イベントが開催された。
「卒業」シリーズは、1992年6月にシリーズ第1弾が発売された人気育成シミュレーションであり、現在までに20タイトルがリリースされている。また本作は、「卒業 Graduation」の12年後を舞台としており、育成するキャラクターは、清華女子高等学校「伝説の問題児5人組」の娘たちとなっている点でも話題を得ている。
まずはゲームと出演者の紹介から
一般からの無料招待300人とのイベントの前に、プレス向けの製作発表会が行われた。原作者であるワンダーファームの六月十三氏、プロデューサーであるIRIコマース&テクノロジーの工木大造氏、そして作曲を務める櫻井真一氏の3人が登場し、本作のセールスポイントが説明された。
本作は、12年前に生徒であったキャラクターの娘たちが登場することになるが、これに関しては、昨今の美少女ゲームとは差別化を図りたい、そして由緒あるキャラクターにしたいという思いから実現に至り、由緒=血統ということで、親子という設定になったとのこと。
また、ただ単に母親のコピーという存在ではなく、ひとりひとりを個性的なキャラクターにすべく制作が行われたという。
なお、プレイヤーは教師という立場であることから、授業が中心のシステムとなっているが、本作は親子ともども攻略対象キャラクターとなることから、土曜・日曜に関しては家庭訪問や私生活のチェックなども行っていくことになる。
これまでの「卒業」シリーズも育成というよりは、生徒たちに振り回されている、といった感覚が強いタイトルではあったが、さらなる波乱が巻き起こることは間違いなさそうだ。
これに関して六月氏は、「美少女ゲームというよりは、『渡る世間は鬼ばかり』。あのような感じの各家庭の問題が起きて、それに先生であるプレイヤー巻き込まれていく。これに「3年B組 金八先生」を足して2で割ったようなゲームになっているかもしれません。もちろんそんなことをセールスポイントにはできませんけど。」と語っていた。
また六月氏は、8年ぶりの新作である本作を制作するに至ったきっかけについて、「続編を作らないかという話をいただいて、『2』『3』とやってきたシリーズですが、そこで『4』というのはつまらないなぁ〜、ということと、私もいい年になり、娘がいたらいいなぁ〜、ということから娘という設定にしました。
それと今いる開発者のほとんどが『卒業』のプレイヤーでして、新しい『卒業』を彼らで作ってくれればいい、という思いもあります。」と振り返ってくれた。
なお、今後の『卒業』シリーズの展開について工木氏は、「まだ発売していませんので、何とも言えませんが、今後の展開ももちろん考えています。」と回答。
確かに「卒業 Next Graduation」の発売が6月を予定とまだ先のことだけに無理もないが、これまでもさまざまなメディアで展開を行ってきている「卒業」シリーズだけに、こちらに関しては期待して待っていても良さそうだ。
そして、作曲を担当した櫻井氏は主題歌で聞いてもらいたいポイントについて、「声優さんがそれぞれソロパートを歌っており、とても楽しい作りになってます。その辺りを中心に聞いていただけたらと思います。」とコメント。
なお、「卒業」シリーズは13年と非常に息の長いタイトルだが、これについて六月氏は「ここまで続くとは思っていなかった。最初はPC、その後にPCエンジンと続いていきましたが、気がついたら『卒業』だけで2〜3年といった感じでした。その時に『いつ卒業できるの?』と鶴さん(新井聖美役)から言われた覚えがあります。」と当時の思い出話も交え語ってくれた。
ひととおりゲームについての説明が終わった後、最後に出演者の紹介が行われた。先にも述べたように、本作は「卒業 Graduation」のキャラクターの娘たちが登場することにとなっており、親子共々の登場となった。では、メインとなる親子のコンセプトと紹介、および声優の紹介を行おうと思う。
新井親子
加藤親子
志村親子
高城親子
中本親子
娘役のキャスト
母親役のキャスト
そして一般招待者を招いての第2部をレポート
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