「劇場版機動戦士Zガンダム」5月28日より公開
劇場版「Z」の第1部「機動戦士Zガンダム−星を継ぐ者−」が、5月28日より全国でロードショウ公開される(配給:松竹)。1985年に放送されてから20年。どのような物語が展開されていくのだろうか。
1985年に放送された「機動戦士Zガンダム」が、劇場版として今年から3部作で公開されることを、ご存じの方も多いだろう。その第1部となる「機動戦士Zガンダム−星を継ぐ者−」が、5月28日から劇場公開される(配給:松竹)。
Zガンダムの物語は、“ファーストガンダム”と呼ばれる「機動戦士ガンダム」から7年後の世界。宇宙世紀0087年、地球に住む特権階級の権益を代表する地球連邦軍のエリート部隊「ティターンズ」と、スペースコロニーに住む人々の側に立つ反地球連邦組織「エゥーゴ」の対立は深刻化し、宇宙は再び戦乱の時を迎えようとしていた……。
サイド7のスペースコロニー「グリーン・ノア」に住むカミーユ・ビダンは、スペースポートでティターンズのジェリド・メサ中尉を殴ってしまったことから事件に巻き込まれる。その後、取り調べに当たった憲兵への反発から、「ガンダムMk-II」を奪い、そのままエウーゴに参加していくことになる。
今回の劇場版機動戦士Zガンダムは、「A New Translation(=新訳)」というサブタイトルが付けられている。原作者でもある富野由悠季総監督は、「現在の世の中に対するカウンターとして改めてこの作品を作りたい」と語り、TVシリーズのストーリーをベースにしながらも全体を再構成。劇場版として上映するための単なるダイジェスト版ではなく、キャラクターやドラマのニュアンスなどに、新たな解釈が施されている。
劇場版では新たに描き起こされたシーンも存在する。全編に渡り「エイジング」と呼ばれる処理が施されており、16ミリフィルムによる既存の映像と、新作映像を違和感なく融合させている。
なお、第1部のストーリーは、シャアのグリプス潜入から、シャアとアムロが戦場で再開する場面までが描かれている。
「2005年のゼータの意味」
終わりは始まり。それを教えてくれたのが、この映画版ZGundamです。
時代が閉塞する予感を描いたのが20年前のTV版でした。
しかし、そのZでさえ人間関係を肯定的に捕らえていけば、次の時代の始まりの物語を描くことができると確信しました。
第1部の始まりの鼓動は、第2部、第3部への雪崩れ込むすさまじさが過酷なものではなく、優しさを期待していただけるものなのです。
総監督:富野由悠季
スタッフ | |
原作・脚本・絵コンテ・総監督 | 富野由悠季 |
製作 | 吉井孝幸 |
企画 | 内田健二 |
原案 | 矢立肇 |
プロデューサー | 松村圭一、久保聡 |
キャラクターデザイン | 安彦良和 |
メカニカルデザイン | 大河原邦男、藤田一己 |
キャラクター作画監督 | 恩田尚之 |
メカニカル作画監督 | 仲盛文 |
美術監督 | 東潤一、甲斐政俊 |
デジタル色彩設計 | すずきたかこ |
撮影監督 | 木部さおり |
編集 | 山森重之 |
スタジオ演出 | 松尾衡 |
音楽 | 三枝成彰 |
テーマ曲 | Gackt |
音響監督 | 藤野貞義 |
製作協力 | バンダイビジュアル |
企画・製作 | サンライズ |
配給 | 松竹 |
キャスト | |
シャア・アズナブル | 池田秀一 |
カミーユ・ビダン | 飛田展男 |
ブライト・ノア | 鈴置洋孝 |
エマ・シーン | 岡本麻弥 |
レコア・ロンド | 勝生真沙子 |
ファ・ユイリィ | 新井里美 |
ジェリド・メサ | 井上和彦 |
バスク・オム | 郷里大輔 |
パプテマス・シロッコ | 島田敏 |
アムロ・レイ | 古谷徹 |
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