「劇場版機動戦士Zガンダム」5月28日より公開

劇場版「Z」の第1部「機動戦士Zガンダム−星を継ぐ者−」が、5月28日より全国でロードショウ公開される(配給:松竹)。1985年に放送されてから20年。どのような物語が展開されていくのだろうか。

» 2005年03月18日 20時36分 公開
[ITmedia]

 1985年に放送された「機動戦士Zガンダム」が、劇場版として今年から3部作で公開されることを、ご存じの方も多いだろう。その第1部となる「機動戦士Zガンダム−星を継ぐ者−」が、5月28日から劇場公開される(配給:松竹)。

画像

 Zガンダムの物語は、“ファーストガンダム”と呼ばれる「機動戦士ガンダム」から7年後の世界。宇宙世紀0087年、地球に住む特権階級の権益を代表する地球連邦軍のエリート部隊「ティターンズ」と、スペースコロニーに住む人々の側に立つ反地球連邦組織「エゥーゴ」の対立は深刻化し、宇宙は再び戦乱の時を迎えようとしていた……。

画像

ティターンズの「RMS-106 ハイザック」

画像

「RX-178 ガンダムMk-II」

 サイド7のスペースコロニー「グリーン・ノア」に住むカミーユ・ビダンは、スペースポートでティターンズのジェリド・メサ中尉を殴ってしまったことから事件に巻き込まれる。その後、取り調べに当たった憲兵への反発から、「ガンダムMk-II」を奪い、そのままエウーゴに参加していくことになる。

画像

カミーユ・ビダン

画像

アーガマ船内でのクワトロ・バジーナ大尉(シャア・アズナブル)

 今回の劇場版機動戦士Zガンダムは、「A New Translation(=新訳)」というサブタイトルが付けられている。原作者でもある富野由悠季総監督は、「現在の世の中に対するカウンターとして改めてこの作品を作りたい」と語り、TVシリーズのストーリーをベースにしながらも全体を再構成。劇場版として上映するための単なるダイジェスト版ではなく、キャラクターやドラマのニュアンスなどに、新たな解釈が施されている。

 劇場版では新たに描き起こされたシーンも存在する。全編に渡り「エイジング」と呼ばれる処理が施されており、16ミリフィルムによる既存の映像と、新作映像を違和感なく融合させている。

画像

ガンダムMk-IIと「RMS-117 ガルバルディβ」

 なお、第1部のストーリーは、シャアのグリプス潜入から、シャアとアムロが戦場で再開する場面までが描かれている。

画像

クワトロ大尉の専用機「MSN-100 百式」

画像

宇宙世紀0087でのアムロ・レイ


「2005年のゼータの意味」

 終わりは始まり。それを教えてくれたのが、この映画版ZGundamです。

 時代が閉塞する予感を描いたのが20年前のTV版でした。

 しかし、そのZでさえ人間関係を肯定的に捕らえていけば、次の時代の始まりの物語を描くことができると確信しました。

 第1部の始まりの鼓動は、第2部、第3部への雪崩れ込むすさまじさが過酷なものではなく、優しさを期待していただけるものなのです。

総監督:富野由悠季


スタッフ
原作・脚本・絵コンテ・総監督富野由悠季
製作吉井孝幸
企画内田健二
原案矢立肇
プロデューサー松村圭一、久保聡
キャラクターデザイン安彦良和
メカニカルデザイン大河原邦男、藤田一己
キャラクター作画監督恩田尚之
メカニカル作画監督仲盛文
美術監督東潤一、甲斐政俊
デジタル色彩設計すずきたかこ
撮影監督木部さおり
編集山森重之
スタジオ演出松尾衡
音楽三枝成彰
テーマ曲Gackt
音響監督藤野貞義
製作協力バンダイビジュアル
企画・製作サンライズ
配給松竹

キャスト
シャア・アズナブル池田秀一
カミーユ・ビダン飛田展男
ブライト・ノア鈴置洋孝
エマ・シーン岡本麻弥
レコア・ロンド勝生真沙子
ファ・ユイリィ新井里美
ジェリド・メサ井上和彦
バスク・オム郷里大輔
パプテマス・シロッコ島田敏
アムロ・レイ古谷徹
(C)創通エージェンシー・サンライズ


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2411/21/news189.jpg 「大物すぎ」「うそだろ」 活動中だった“美少女新人VTuber”の「衝撃的な正体」が判明 「想像の斜め上を行く正体」
  2. /nl/articles/2411/22/news014.jpg 川で拾った普通の石ころ→磨いたら……? まさかの“正体”にびっくり「間違いなく価値がある」「別の惑星を見ているよう」【米】
  3. /nl/articles/2411/22/news114.jpg 中村雅俊と五十嵐淳子の三女・里砂、2年間乗る“ピッカピカな愛車”との2ショを初公開 2023年には小型船舶免許1級を取得
  4. /nl/articles/2411/21/news027.jpg 大きくなったらかっこいいシェパードになると思っていたら…… 予想を上回るビフォーアフターに大反響!→さらに1年半後の今は? 飼い主に聞いた
  5. /nl/articles/2411/22/news032.jpg 「壊れてんじゃね?」 ハードオフで買った110円のジャンク品→家で試したら…… “まさかの結果”に思わず仰天
  6. /nl/articles/2411/22/news018.jpg 猫だと思って保護→2年後…… すっかり“別の生き物”に成長した元ボス猫に「フォルムが本当に可愛い」「抱きしめたい」
  7. /nl/articles/2411/22/news171.jpg なんと「身長差152センチ」 “世界一背が低い”30歳俳優&“世界一背が高い”27歳女性が奇跡の初対面<海外>
  8. /nl/articles/2411/22/news145.jpg 大谷翔平と真美子さん、「まさかの服装」に注目 愛犬デコピンも大谷家全員で“歩く広告塔”ぶり発揮か
  9. /nl/articles/2411/20/news027.jpg 「こんなことが出来るのか」ハードオフの中古電子辞書Linux化 → “阿部寛のホームページ”にアクセス その表示速度は……「電子辞書にLinuxはロマンある」
  10. /nl/articles/2411/22/news184.jpg 「やはり……」 MVP受賞の大谷翔平、会見中の“仕草”に心配の声も 「真美子さんの視線」「動かしてない」
先週の総合アクセスTOP10
  1. 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
  2. ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  3. 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  4. まるで星空……!! ダイソーの糸を組み合わせ、ひたすら編む→完成したウットリするほど美しい模様に「キュンキュンきます」「夜雪にも見える」
  5. 妻が“13歳下&身長137センチ”で「警察から職質」 年齢差&身長差がすごい夫婦、苦悩を明かす
  6. 人生初の彼女は58歳で「両親より年上」 “33歳差カップル”が強烈なインパクトで話題 “古風を極めた”新居も公開
  7. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  8. 互いの「素顔を知ったのは交際1ケ月後」 “聖飢魔IIの熱狂的ファン夫婦”の妻の悩み→「総額396万円分の……」
  9. ユニクロが教える“これからの季節に持っておきたい”1枚に「これ、3枚色違いで買いました!」「今年も色違い買い足します!」と反響
  10. 中央道から「宇宙戦艦ヤマト」が見える! 驚きの写真がSNSで注目集める 「結構でかい」「どう見てもヤマト」 撮影者の心境を聞いた
先月の総合アクセスTOP10
  1. 50年前に撮った祖母の写真を、孫の写真と並べてみたら…… 面影が重なる美ぼうが「やばい」と640万再生 大バズリした投稿者に話を聞いた
  2. 「食中毒出すつもりか」 人気ラーメン店の代表が“スシローコラボ”に激怒 “チャーシュー生焼け疑惑”で苦言 運営元に話を聞いた
  3. フォロワー20万人超の32歳インフルエンサー、逝去数日前に配信番組“急きょ終了” 共演者は「今何も話せないという状態」「苦しい」
  4. 「顔が違う??」 伊藤英明、見た目が激変した近影に「どうした眉毛」「誰かとおもた…眉毛って大事」とネット仰天
  5. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  6. 星型に切った冷えピタを水に漬けたら…… 思ったのと違う“なにこれな物体”に「最初っから最後まで思い通りにならない満足感」「全部グダグダ」
  7. 「泣いても泣いても涙が」 北斗晶、“家族の死”を報告 「別れの日がこんなに急に来るなんて」
  8. ジャングルと化した廃墟を、14日間ひたすら草刈りした結果…… 現した“本当の姿”に「すごすぎてビックリ」「素晴らしい」
  9. 母親は俳優で「朝ドラのヒロイン」 “24歳の息子”がアイドルとして活躍中 「強い遺伝子を受け継いだ……」と注目集める
  10. 「幻の個体」と言われ、1匹1万円で購入した観賞魚が半年後…… 笑っちゃうほどの変化に反響→現在どうなったか飼い主に聞いた