「DEAD OR ALIVE4」特別試遊会リポート東京ゲームショウ2005――番外編

9月16日夕刻。東京ゲームショウのビジネスデイが終了した幕張メッセでは帰路につく人々が散見されるこの時間に、メッセ近くのホテルにおいて、テクモのイベントが開催された。「DEAD OR ALIVE4」をいち早く体験できるというプレス向けのイベントだ。東京ゲームショウに赴いたその足で、このイベントに参加してみた。

» 2005年09月17日 08時26分 公開
[仗 桐安,ITmedia]
画像

 海外メディアの方々も大勢参加していたこのイベント。ただの試遊会かと思いきや何と立食パーティー形式。今回の東京ゲームショウではあえてプレイアブル出展をしなかった「DEAD OR ALIVE4」(以下、DOA4)なだけに、「お披露目パーティー」的な意味合いがあるのだろう。そしてパーティーエリアの隣には実に10数台のXbox 360がまばゆいくらいにデコレートされた試遊台の奥に鎮座ましましていた。最初は電源が入っていないため画面は真っ暗だったが、否が応にも期待が高まる。

画像

画像 今年の12月には日本でも発売が決定しているXbox 360。クリスマスはDOA4で決まりか?

 そんな折、まずはTeam NINJAの板垣伴信氏が登場。外国人男性による通訳を介して世界数カ国から集まったプレスの面々に熱き思いを語った。

 マイクロソフトや技術スタッフへのお礼を述べたあとに「なぜこういう形でDOA4の試遊会を催すに至ったか」を説明。「DOA4はオンライン対応ゲーム。オンラインで対戦をして遊んでほしいのだが、東京ゲームショウにプレイアブル出展して、回線を一般ユーザーに3日間解放するのはさすがに無理。というわけでプレスの方に3時間だけ回線を解放するということでDOA4の魅力を伝えたかった」とのこと。なお、現時点での開発進行度は50〜60%ということだった。

画像 このイベントの準備のために「50時間寝ずに臨んでいる」と板垣氏。少しお疲れのようだった
画像 「ちょっと座りますね」と突然座り出した板垣氏。フランクな状態でトーク
画像 「今日は楽しんでいってください」と板垣氏。シャンパンでみんなと乾杯!

 乾杯のあとはいよいよ試遊開始。最初はオフラインモード。表示されているキャラは17人(その他に?マークが6人分あった)なのだが、今回の試遊で使用できたキャラは10人。使用可能キャラはジャン・リー、ザック、かすみ、あやね、ハヤブサ、レイファンなどお馴染みのキャラに加えて、新キャラである形意拳の使い手エリオットや、ルチャ・リブレを使う謎の覆面女など。筆者はまんべんなく全キャラでプレイしてみたが、操作感覚は従来とほぼ同じ。今まで出せていた技も割と同じ感覚で出せた。

 というわけでシステム的には現時点では大きな変化は見られなかったが、目を見張るのはやはりそのグラフィック。3D対戦格闘のグラフィックには慣れていたつもりだったが、それでもこの一段上を行く驚異的な描画力とスピード感には十分に驚く余地があった。ステージの高低差を利用した演出も迫力を増し、背景CGを見ているだけでもおなかいっぱいになってしまうくらいの圧倒的なグラフィックを堪能することができた。

画像
画像 あらかじめ割り振られた本体を数名でシェアし、代わる代わるプレイに興じるプレスの方々
画像
画像
画像
画像 ついにその姿を現したDOA4!従来通りの熱い駆け引きが楽しめる

 「XboxLiveといえばボイスチャット。ボイスチャットは面白い機能だが、DOA4に関して言えばテキストチャットを採用することにした」と板垣氏。最大16人入れるロビーで2人が対戦。その様子を他の14人が観戦したりできるらしい。というわけで、オフライン対戦をめいっぱい体験したあとにはオンライン対戦のプレゼンテーションが待っているはずだったが、あいにく回線の状況が悪かったようで、この日はオンライン対戦を拝見することはできなかった。開発度50〜60%ということもあるので、今後3か月での仕上がり具合に期待をしたい。

 最後は質疑応答で締め括り。海外プレスからのオンライン環境に関する質問が多かった。

――キャラクターのカスタマイズという面ではどう進化するのか?

板垣氏 キャラクターそのもののカスタマイズには興味がない。

――システムはアルティメットを継承しているようだが、そこからの改良点はあるのか?

板垣氏 確かにアルティメットのシステムを継承している。改良は加えていくつもりだ。

――対戦するのは2人でロビーにいる14人は見ているだけなのか?

板垣氏 野次を飛ばしたりしてもいいが、対戦中の人には届かないようにすると思う。4人プレイによるタッグマッチができるようにしたいと思っている。

――ロビーのビジュアルは固定なのか?

板垣氏 10種類くらいは用意したい。

――アバターは何種類くらい?

板垣氏 100はないと思うが豊富に用意したい。

 オンラインでの対戦が確認できなかったのは非常に残念だった。板垣氏は「今回はお見せできなかったが、オンライン対戦には色々と仕掛けを盛り込むつもり。期待してほしい」との発言。開発度などを考えると現時点でこの出来であれば、十分に訴求力のあるモノに仕上がると思う。

 Xbox 360のローンチタイトルとして熱い期待が寄せられている今作。シリーズのファンでなくとも一見の、そして1プレイの価値ありだ。

(C)TECMO, LTD.


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2503/19/news126.jpg 「うそでしょ!?」 東京ディズニーランド、“老舗”レストランの閉店を発表 「とうとう来てしまったか」「いやだああああ」と悲しみの声
  2. /nl/articles/2503/18/news196.jpg 「ひどすぎ」 東京ディズニーランドで“約100人のドジャースファン”が一斉に“迷惑行為” 「やめてほしい」と物議
  3. /nl/articles/2503/18/news208.jpg 「月桂樹銀賞を最年少受章」28歳のバイオリニストが死去、路上に倒れているところを車にひかれる 「純粋で素晴らしい演奏家」共演者が追悼
  4. /nl/articles/2503/19/news041.jpg 「このクオリティーでこの価格」 ワークマン“780円トートバッグ”に支持続々 「コスパ最強」「大正解でした」
  5. /nl/articles/2503/18/news051.jpg ペットボトルをカット→底にエノキタケを押し込んで12日後…… 「わあ〜」“驚きの姿”に「もっと早く知りたかった」
  6. /nl/articles/2503/19/news042.jpg 本当に同じ駅なのか……!? “3番線”と“4番線”で全く違いすぎる“ホームの光景”に思わず二度見 「素っ気なさすぎて草」
  7. /nl/articles/2503/19/news043.jpg 普通のショートヘアかと思いきや→女性が髪をかき上げると…… 「うぉぉぉぉ!!」“まさかの姿”が430万再生「憧れるレベル」
  8. /nl/articles/2503/19/news082.jpg 「これで550円?!」 算数が苦手な民宿オーナーが提供する“激安夕食”が目を疑うレベル、「近くなら毎日通ってる」と驚きの1600万表示
  9. /nl/articles/2503/18/news071.jpg 息子の小学校卒業で腕を組んだ34歳母→中学校で反抗期を迎えて…… 6年後の姿に反響 「本当に素敵!」「お母さん、変わってない!?」
  10. /nl/articles/2503/19/news125.jpg マクドナルド、新たなコラボキャラの“シルエット”を公開 すぐ分かっちゃう正体に「懐かしすぎる」「大好きだから嬉しい」
先週の総合アクセスTOP10
  1. 雑草ボーボーの運動場に“180羽のニワトリ”を放ったら…… 次の日、まさかの光景に「感動しました」「すごい食欲」
  2. 40歳・女性YouTuber「18年間、脇毛を処理していない」→“処理しない理由”語る 「脇のみならず……」
  3. 「恩師ビックリするやろなぁ」 中学3年で付き合い始めた“同級生カップル”が10年後…… まさかの現在に反響
  4. 使わない靴下をザクザク切って組み合わせると…… 目からウロコの再利用法が2500万再生「とてもクリエイティブ」【海外】
  5. ペットのカエルを土に埋め、約半年間放置→掘り返してみたら…… 「すげぇ」予想外の結末に「ほんと不思議」
  6. 「絶対当たったわこれ」→「は?」 ガリガリ君の棒に書かれていた“衝撃の文章”に「そうはならんやろ」 投稿者に当時の思いを聞いた
  7. コメダ珈琲店で「軽い食事」を注文 → 出てきた“まさかの実物”に思わず大仰天 「逆詐欺ですね」「軽食という名の主食」
  8. 最恐雑草“ヤブガラシ”根元をハサミでチョキッと切ると…… “驚愕の結末”に「すごい」「知りませんでした」
  9. 「笑い過ぎて涙が」 小学生次男、宿題で先生に不正を疑われる→まさかの原因が530万表示 「じわじわくる」 投稿者に話を聞いた
  10. 大阪梅田駅で撮影された“奇跡のような光景”に「今まで見たことない」「本当に贅沢な眺めだ」 全ホームにマルーンカラーが整列
先月の総合アクセスTOP10
  1. 最初に軽く結ぶだけで…… 2000万再生された“マフラーの巻き方”に反響「これは使える」「素晴らしいアイデア」【海外】
  2. コメダ珈琲店で朝、ミックスサンドとコーヒーを頼んだら…… “とんでもない事態”に爆笑「恐るべし」「コントみたい」
  3. パパに抱っこされる娘、13年後の成人式に同じ場所とポーズで再現したら…… 「お父さん若返った?笑」「時止まってる」2人の姿に驚き
  4. 和菓子屋で、バイトの子に難題“はさみ菊”を切らせてみたら……「将来有望」と大反響 その後どうなった?現在を聞いた
  5. 古いバスタオルをザクザク切って縫い付けると…… 目からウロコの再利用に「すてきなアイデア」【海外】
  6. 「14歳でレコ大受賞」 人気アイドルがセクシー女優に転身した理由明かす 家族、メンバー、ファンの“意外な反応”
  7. 希少性ガンで闘病中だったアイドル、死去 「言葉も発せないほどの痛み」母親が闘病生活を明かす
  8. “きれいな少年”が大人になったら→「なんでそうなったw」姿に驚がく 「イケメンの無駄遣い」「どっちも好きです!笑」
  9. ドブで捕獲したザリガニを“清らかな天然水”で2週間育てたら…… 「こりゃすごい」興味深い結末が195万再生「初めて見た」
  10. 芸能界引退した「ショムニ」主演の江角マキコ、58歳の近影にネット衝撃「エグすぎた」 突然顔出しした娘とのやりとりも話題に