「ラヴィ!」ふたたヴィ「赤ちゃんはどこからくるの?」レビュー(5/5 ページ)

» 2005年11月17日 15時00分 公開
[仗桐安,ITmedia]
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もちろんキセカエもあります!

 「きみしね」同様に「あかどこ」でもカノジョをキセカエできるモードがある。ストーリー、アタック、メモリーズなどで各ゲームをクリアするたびにもらえる「ラヴポイント」を貯めることでキセカエできるパーツが増えていくというのは「きみしね」と同じだ。その他、さまざまな条件で入手できるパーツも存在しており、隠し要素満載である。

 「きみしね」では頭、胴体、足のパーツを変えられたわけだが、「あかどこ」では腕のパーツも変更できるようになっている。また「モヨウ」の項目でカノジョの服の模様を細かく作り上げることができるので、より自由にカノジョの姿をカスタマイズできるようになっている。キセカエさせたカノジョを下画面で突っつくことができるのも「きみしね」から継承されている要素。何とも言えないうれし恥ずかしそうな反応をしてくれる。

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 隠し要素といえば「きみしね」でお馴染みの隠しラビットも健在。4コマ仕立てで描かれる各ゲームの導入部分の下画面のどこかを突っつくと青いラビットが登場する。これを探すのも「あかどこ」の楽しみのひとつだ。発見したラビットの数などは「マニアック」の「ウサギ」でチェックできる。全部揃えたら何かが起きる?

 その他にも、ストーリーを進めることで追加されるモードがいくつかあり、それぞれオマケとして楽しいものに仕上がっている。

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赤ちゃんはどこにいくの?

 残念だったのは、キセカエのパーツを手に入れるためのラヴポイントが後半に行くにしたがって半端じゃない量になるという点。途中で断念してしまう人も大勢いるのではないだろうか。長く遊ぶモチベーションを維持させるためにはそういった設定もやむなしかもしれないが、ちょっと設定きつめかなという印象であった。

 とはいえ「きみしね」の続編である「あかどこ」は、いい意味で肩の力が抜けていて、個人的には楽しく遊ぶことができた。「きみしね」では本体同時発売タイトルということもあって、NDSでできることをあれやこれや詰めてみた感があったのに対して、「あかどこ」では「きみしね」でできたことを踏まえて作り手が遊んでいるような余裕が感じられた。難易度に関しても「きみしね」より「あかどこ」のほうが若干易しいように思えた。本気でやり込んだときのマゾヒスティックさは健在だが、かなり敷居は低くなっているのではないだろうか。それでいてボリュームはたっぷりだからうれしい限りだ。

 加えて新要素であるコウカンとかクンズホグレツという面白いモードもあり、非常に遊び甲斐のある作品になっていると思う。独特の美麗なグラフィックも相変わらずさえている。出るかどうかはわからないが、今から続編が楽しみなタイトルだ。おそらく次も奇抜なタイトルを提示してくれることだろう。

 NDSの機能をフルにひきだした、ポップでハードなタッチアクションである「あかどこ」。ひいひい言いながら熱いアクションを楽しみたいひと、カノジョとの戯れに癒されたいひと、とにかくNDSを持っているひとなどに、ぜひぜひ「あかどこ」の世界を体験してほしい。ちなみに前作「きみしね」はHappyPrice!ということで現在2100円で発売されている。そちらも合わせてプレイすると楽しさも倍増するだろう。

 それではみなさん、ご一緒に〜。「ラヴィ!」

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