“忠”に生きるか“義”に死ぬか――「戦国無双2」さらに登場武将追加

先日残念ながら発売日が2006年2月9日から3月予定と延期されたコーエーのプレイステーション 2用タクティカルアクション「戦国無双2」だが、次々と登場キャラが新システムが公開されている。

» 2005年12月26日 16時05分 公開
[ITmedia]

 コーエーが2006年3月に発売を予定しているプレイステーション 2用タクティカルアクション「戦国無双2」には、従来のイメージを損なわずに、新しい試みが随所になされている。とかく注目されがちな新規武将のほかにも、システム面にもさまざまな試行錯誤が施されている。

 今回は前作に登場した本多忠勝と新たにプレイ可能となった浅井長政が公開されたほか、無双奥義システムの改良点について触れていこう。

前田慶次
“傾奇者”にして“戦国最強”の武士。前田利家の義理の甥にあたり、ひとつどころに留まらず放浪を続ける。風情あるものを好み、卑怯な手合いを嫌う。得物は二叉の矛
前方向180度をカバーする攻撃範囲を持ち、通常攻撃のレベルが上がると全周への攻撃も追加される攻撃に隙なしを誇る。特殊技には相手をつかみ、ブン回して投げるというガード無視の“特殊投げ”と、幸村同様の“馬呼び”を所有する
浅井長政
織田信長の妹・お市を娶るも、のちに恩ある朝倉家を信長が責めるにおよび、朝倉家へと義をとり信長に反する。前作にも登場していたがプレイはできなかった。武器は西洋式の馬上槍であるランス
通常攻撃では全周の攻撃に対応できる円軌道を描くものが中心で、チャージ4で突撃を敢行する。特殊技には一定時間、通常攻撃やチャージ攻撃に属性効果が追加される“属性付与”と、伏兵を出現させたり撤退させたりできる“伏兵”

 すでに公開されている武将についても特殊技が公開された。とはいえ、お市と本多忠勝の2人のみ。今後さらに新規武将と既存武将の無双奥義や特殊技が公開されていくことだろう。

お市は長政と同じく特殊技に“伏兵”のほか、周囲にいる味方の兵を励まし、彼らの能力をアップさせる“激励”を持つ。“激励”はお市の無双ゲージも増大させる効果があるとか。やはり男子たるもの、女性に励まされるとひときわ頑張れるということか
本多忠勝の特殊技は無双ゲージを増大し、敵兵が尻込みする“名乗り”を持つ。この“名乗り”は敵将に使うと何かしらの効果を及ぼすらしい。また、一定時間、身体の強靱さが増し、体当たりでも敵にダメージを与えられる“鉄壁”が追加。戦場において傷ひとつ追わなかったとされる忠勝らしい特殊技といえる

無双奥義システムさらに極まる

 攻撃の際にたまる“無双ゲージ”に今作では“レベル”が導入されている。レベルが1〜3に上がるごとに攻撃力や範囲、スピードなどが変化し、武将によっては特殊な効果が追加されていくようになった。

徳川家康の無双ゲージ下にある炎のマークがレベル1〜3に伴い増えていく。たまったレベルに応じて発動した際の無双奥義が変化していく。家康に至っては砲弾が雨あられと降ってくるなど個性的
体力が少なくなった際に発動できる“無双秘奥義”では、各武将にあったカットインが挿入される演出も。護衛武将と連携して繰り出せる“無双最終奥義”も健在

ステージイメージショットも公開

 今回は「三方ヶ原」と「金ヶ崎」、「小谷城」、そして「上田城」が公開された。武田信玄に敗れた徳川家康の撤退戦が有名な「三方ヶ原」と、朝倉攻めをせんと出撃した織田信長の軍が謀反した浅井軍に撤退を余儀なくされた地「金ヶ崎」は、今回公開された武将にゆかりのあるステージ。また浅井長政の居城であった難攻不落の「小谷城」も興味深い。また真田と徳川が相対した「上田城」もどのような戦いになるのか気になるところ。

戦国無双2
対応機種プレイステーション 2
メーカーコーエー
ジャンルタクティカルアクション
発売日2006年3月(予定)
価格(税込)7140円(豪華グッズを同梱した「戦国無双2 TREASURE BOX」(価格未定)も同時発売)
(C)2006 KOEI Co., Ltd. All rights reserved.


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