アドベンチャー+RPG≒ゲームブック「クレオパトラの魔宝」:ゲイムマンの「レトロゲームが大好きだ」(1/2 ページ)
「クレオパトラの魔宝」は、アドベンチャーゲームの画面でプレイするRPGです。このタイプのゲームは少なく、家庭用ゲーム機ではほかに、ゲームボーイの「セレクション」、「ネコジャラ物語」(ケムコ)くらいだったでしょうか。
ファミコンのグラフィックVS実景
今回取り上げるゲームは、1987年にスクウェア(DOG)から発売された、ファミコンディスクシステム用ソフト「クレオパトラの魔宝」だ。
RPGとアドベンチャーを合わせたようなシステムを持つ。普通のRPGと同じように、モンスターを倒して経験値を稼いでレベルアップするのだが、画面構成はアドベンチャーゲームそのものだ。
つまり、RPGの持つ“成長の楽しさ”と、アドベンチャーゲームの“大きなグラフィック”を両方楽しめる。
この写真の場面は、「クレオパトラの魔宝」きっての美しい風景といえるが、これに似た風景を、どこかで見たことがあるなあと思った。
記憶の糸をたぐって、その場所を思い出し、行ってみてゲームの風景と見比べてみることにした。
葛西臨海公園の展望台「クリスタルビュー」である。
横長の箱型で、真ん中に入口がある外観。水辺に建つという立地場所が、「クレオパトラの魔宝」に出てくる湖の聖堂によく似ている。
ただし惜しいことに、ここは湖畔ではなく海岸。また、湖の聖堂が古代の建物であるのに対し、クリスタルビューは1995年の建物で、見るからに新しい。
そもそも、「クレオパトラの魔宝」の舞台はエジプトである。梅雨入りした葛西では、しとしとと雨が降っていて、エジプトっぽさはあまり感じられなかった。
敵とは1対1で正面からぶつかり合う
主人公・草野大介は、遺跡発掘中に悪霊に取りつかれてしまった父親を救うため、“イシスの涙”なるものを探して旅に出る。
ゲームのスタート地点となる街は、ゲーム内でも「そんなに広くないみたい」と形容されるとおり、店が4軒あるほかは、特になんにもない街だ。
序盤しばらくは、ここで追いはぎや悪徳商人らと戦って、経験値を稼ぐことになる。
戦闘は、きわめて単純。使えるコマンドが「戦う」「持ち物使う」「逃げる」の3種類しかない。「持ち物使う」のコマンドを使う場面は限られているので、実質的には「戦う」か「逃げる」かしかないと言っていい。
要するに単なる殴り合いなのだが、それでも意外におもしろかった。レベルが上がって、それまで逃げるしかなかった相手に、勝てるようになるのが楽しい。
もっとも、レベルが上がっても、ヒットポイント(HP)が増えるだけで、新しい武器を手に入れるまで、戦闘はそれほど楽にならないのだが。
「クレオパトラの魔宝」の独特な点は、何かコマンドを入力するたびに、敵が出現する可能性があることだ。画面内の何かを調べようとしたときや、持ち物を確認しようとしたときにも、戦闘になることがあるのだ。
セーブしようとするときにも敵が出るかもしれない。HPに余裕のあるうちに、セーブしておくのが賢明といえる。
移動時ももちろん同様だが、敵が出るのは移動後ではなく移動前。敵が立て続けに出現して、なかなか移動できないこともある。
逆にこれを利用して、移動→キャンセルを繰り返すことで、経験値稼ぎができる。
短いけれども書き換えだと500円
道具屋で情報を入手すると、スフィンクスへ行けるようになる。
スフィンクスの体内にある隠し部屋を見つけて、その後、女神の神殿、湖の聖堂でアイテムをゲット。
聖堂のセベク神像の目に、女神の神殿で手に入れたメノウの玉をはめこむと、地響きと砂煙を上げて、対岸に砂の塔が現れる。
砂の塔にも多くのアイテムがあるが、ナーガという敵がまもっているので、塔内でも経験値を稼がなくてはならない。ザコ敵にもトトやアヌビスという強敵がいて、最初は逃げるしかないのだが、レベルを上げて、新しい武器を手に入れれば、かなりまともに戦えるようになる。
塔内で得たアイテムを、神殿の女神像に持たせると、最後の地下神殿へ行ける。
そう、ここが最後の迷宮。
つまり「クレオパトラの魔宝」で敵が出てくる場所は、街、砂の塔、地下神殿の3カ所しかないのだ。
これは当時としても、短いゲームだったと思う。ディスクシステムの売りのひとつが、それまでのROMカートリッジの、3倍のデータ容量があるということだった。
その容量をグラフィックや、敵キャラのアニメーション(すべての敵キャラが動く)に注ぎ込んだところが、「ウィル」の頃からキャラクターの動きにこだわってきたスクウェアらしいといえる。
もっとも、短いゲームが即、悪いゲームというわけではない。
ディスクシステムのもうひとつの売りは、ソフトが安いことである。
「クレオパトラの魔宝」の価格は、3300円。これでもカートリッジのソフトよりは安いが、ほかのゲームのディスクを、店頭のディスクライターで書き換えた場合、わずか500円で「クレオパトラの魔宝」がプレイできるのだ。
500円といえば、当時のゲームブックくらいの値段だ。ディスクの書き換えというシステムにより、ゲームブック並みに短いゲームを、安い値段で配信することが可能だった。
実際、「クレオパトラの魔宝」をプレイしていると、当時のゲームブックに似た感じがする。
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