再び乱世の中国を統一する時がやってきた――「三國志DS 2」

初心者でも安心して遊べるようさまざまな施策が施された「三國志DS 2」は、コーエーより2007年3月21日に発売を予定している。三國志ファンも納得のその中身とは?

» 2006年12月15日 20時27分 公開
[ITmedia]
さてどこから平らげようか?

 コーエーは「三國志IV」のゲームシステムをベースにした、ニンテンドーDS用ソフト「三國志DS 2」を、2007年3月21日に発売すると発表した。

 「三國志」は、2〜3世紀の中国における魏・呉・蜀の三国時代を背景に、プレーヤーが三国時代の英雄の1人となって中国統一をめざす戦略級シミュレーションゲーム。ニンテンドーDSのタッチ操作を活用することで、部隊へダイレクトな指示が可能となり、戦闘のテンポが格段にアップしている。ワンタッチするだけで移動・攻撃・最短ルート検索が可能で操作性はさらに進化した。

 簡略化は進んでおり、大陸マップで都市をタッチすれば都市の情報が、戦争マップで部隊をタッチすれば部隊情報が、コマンドをタッチすればコマンドのヘルプを見ることができるとワンタッチ確認に特化している。武将データと顔グラフィックも全面的にリニューアル。通信プレイには対応していないものの、最大8人までのマルチプレイも楽しめる。

 本作では軍師がアドバイザーとして登場する「入門編シナリオ」や、一目で都市の位置関係がわかるインタフェース、コマンドをタッチすると解説が読める機能など初心者に優しい設計となっている。また、前作から引き続き、短時間で楽しめる「チャレンジシナリオ」を4本収録。もちろん、「三国志演義」に登場する武将たちの激しくも魅力的な生き様を描くことをテーマにした6本の「通常シナリオ」も楽しめる。

 「入門編シナリオ」では、「軍師」が指南役として登場する。指南役が立てた目標をクリアしていくことで徐々にステップアップしてゲームに習熟することができる仕組みだ。指南役によっては、戦争重視や内政重視といった方針が異なるため、タイプの違う指南役を選択してプレイするうちに、様々なプレイスタイルを試すことになり、自然に「三國志」の遊び方が広がるとのこと。

 「チャレンジモード」は、シナリオごとに「ライバル勢力を倒す」といったクリア条件と、「短時間で」といったチェックポイントが設定されており、チェックポイントの満たし方で評価が決定する。高い評価をめざし繰り返しトライすることができる。

通常シナリオモード

 さて、本作の「入門シナリオ」および「チャレンジシナリオ」で目標を達成すると、様々なヒントを入手することができるようになっている。「三國志」シリーズには、多くのイベントや隠し要素、小技があるが、それらの情報がひとつずつ開示されていくのだ。目標一覧はいつでも閲覧可能なので、達成したリストを埋めていく感覚で、目標のコンプリートを目指す楽しみ方もできる。

 また、本作は領地を発展させていく「戦略画面」と、他国の軍勢と戦う「戦争画面」の2つのパートに分かれているのも特徴。戦略画面では、富国強兵を行う「内政」、「軍備」コマンドのほか、「外交」コマンドで他国と共闘関係を築いたり、「計略」コマンドで敵の陣営を弱体化するなど、40種類以上の多彩なコマンドで指示を出すことが可能。そして「戦争画面」の部隊ユニットには、基本となる「歩兵」、「騎馬」、「弩」のほか、技術を開発していくことで、新たに艦船や攻城兵器が登場する。これらは、地形や天候が鍵を握る“野戦”や城壁の外での攻防戦が繰り広げられる“攻城戦”、そして勝敗が決する“最終決戦”など多彩な戦場を盛り上がる。


 最後に三國志の華ともいえる武将について。本作では「三国志演義」に登場する名将・名軍師たちが総勢600人以上も登場するのだがが、彼らは「武力」、「知力」など、5つの基本能力のほか、「特技」によって個性づけがなされている。「特技」には、「外交」や「人材」といった戦略的な要素から「落石」や「同討」、「落雷」など戦闘に関するものまで24種類が用意されている。これらは登場武将それぞれに細かく設定されており、個々の人材の特殊能力を把握し、適材適所に用兵していくことがプレーヤーの使命となるわけだ。

劉備玄徳
「三國志演義」の主人公格。関羽、張飛と義兄弟の契りを結び、義勇軍を結成した。やがて諸葛亮という軍師を得て、蜀を建国
曹操孟徳
魏王。三国のうち、魏の基礎を築いた。「三國志演義」では劉備の生涯の敵として描かれる
孫権仲謀
孫堅の次男で、急死した兄・孫策の跡を継いだ。のちに呉を建国する

「三國志DS 2」
対応機種ニンテンドーDS
メーカーコーエー
ジャンル歴史シミュレーション
発売予定日2007年3月21日
価格5040円(税込)
プレイ人数1〜8人
(C)1994-2007 KOEI Co., Ltd. All rights reserved.


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