今度の冒険は世界一周!――コーエー「大航海時代 Online」拡張パック第2弾発表会(1/2 ページ)

コーエーはMMORPG「大航海時代 Online」の発表会を開催し、8月22日にサービス開始予定の拡張パック第2弾「大航海時代 Online 〜Cruz del Sur〜」の内容を発表した。

» 2007年07月17日 00時00分 公開
[眞鍋航希,ITmedia]

 コーエーは7月15日、東京都恵比寿の「恵比寿ガーデンルーム」にてPC用MMORPG「大航海時代 Online」拡張パック第2弾発表会を開催した。この発表会はオフラインオベントも兼ねており、同社のオンラインゲーム発表会では初の試みとして、会場には100名のユーザーが招待された。

 発表会では「大航海時代 Online」の拡張パック第2弾「大航海時代 Online 〜Cruz del Sur〜(クルス・デル・スール)」の情報を公開。さらに招待されたユーザーへのファンサービスとして、特別ゲストの海洋冒険家・白石康次郎氏によるトークショーなどが行われた。

「大航海時代 Online 〜Cruz del Sur〜」では世界一周航路が開通! 新要素を公開

6月21日付で代表取締役執行役員社長COOに就任した松原健二氏

 拡張パック第2弾「大航海時代 Online 〜Cruz del Sur〜」の内容を紹介していく発表会は、コーエー代表取締役社長である松原健二氏の挨拶でスタート。松原氏は同社のオンラインゲーム事業を長年統括してきたこともあり、「コーエーはインターネットの可能性に早くから着目し、『信長の野望 Online』や『大航海時代 Online』といったオンラインゲームのサービスを展開し、登録者数でいうと数百万人のユーザーさんに遊んでいただいています。さらに今年度中には、シンガポールで開発を進めている『三国志 Online』も提供する予定です。これからもオンラインゲームに尽くしてまいりたいと思います」と同社のオンラインゲームに対する展望を語った。

 さらには「大航海時代 Online 〜Cruz del Sur〜」を発表するにあたり、「今回新たに『大航海時代 Online』の拡張パック第2弾を発表させていただくということは、開発スタッフ・運営スタッフにとって本当に喜ばしいことです。これまでゲームを遊んでいただいてきているユーザーの皆様に、感謝の言葉をお伝えしたいと思います」と、招待されたユーザーたちに気持ちを伝えていた。

「大航海時代 Online 〜Cruz del Sur〜」のメインビジュアル。“Cruz del Sur(クルス・デル・スール)”とは南十字星という意味のスペイン語で、このサブタイトルの通り南半球の各地域が新たに追加されている

 拡張パック第2弾「大航海時代 Online 〜Cruz del Sur〜」の内容紹介は、本作の運営プロデューサー渥美貴史氏、開発ディレクターの竹田智一氏が担当した。

 2人によると「大航海時代 Online 〜Cruz del Sur〜」は、2006年にサービス提供された拡張パック第1弾「大航海時代 Online 〜La Frontera〜」と同じく、チャプター制を導入。今回の発表会では、そのチャプター1「Circumnavigation」(サーカムナビゲーション)で実装される各要素が紹介された。

 チャプター1では、「南太平洋」や「オセアニア」といった南半球の海域が新たに追加されているとのこと。これにより初めてヨーロッパから西回りで太平洋に到達した偉大な航海者フェルディナンド・マゼランが果たせなかった、西回り航路での“世界一周=Circumnavigation”をゲーム内で実現できるようになっている。さらに西回り航路が開通されたことにより、プレーヤーによる交易の自由度が上昇し、各国のパワーバランスにまで影響が出るという。

中南米やオセアニアなど、新たに追加された海域で探検できる遺跡や集落

プレーヤーキャラクターのコスチュームも追加される

“世界一周”の冒険の中で登場する新キャラクターたち。どのような物語が展開していくかは、サービスが開始されてからのお楽しみだ

 “世界一周”は、各国の王宮で依頼を受けることで挑戦できる。南米を回り、オセアニア、インド、アフリカを経由してヨーロッパに帰り着く、という西回り航路の長い旅の中では、多くの新キャラクターが登場。“世界周航”をテーマにした冒険ストーリーが楽しめる。

 システム面の大きなポイントとしては、初心者プレーヤーのための施設として「航海者養成学校」がヨーロッパの各地に設立される。プレーヤーはキャラクターを作成したのち、この「航海者養成学校」に入学。学校では、交易、冒険、戦闘という3種類のコースに分かれて、ゲームの操作、開錠や値段交渉など、基礎から応用までさまざなクエスト形式のチュートリアルが受けられる。さらに学校で受けられる全カリキュラムを終了したプレーヤーキャラクターには、卒業の証となる記念品が贈呈されるとのこと。

 加えて、初心者同士のコミュニケーションを活性化するため、「航海者養成学校」に所属した人は専用のチャットを使用することが可能。「訓練性名簿」というフレンドリストにプレイヤー同士登録することで、卒業後に違う国に所属しても、国籍にかかわらず会話することができるようになる。

「航海者養成学校」は、クエスト形式のチュートリアルを通じてゲームの基本を学んでいく施設。訓練生は制服を着用し、卒業までの期間を仲間たちと過ごす

 また、「大航海時代 Online 〜Cruz del Sur〜」では冒険者、軍人、生産者、それぞれのプレイスタイルにたいして異なる新要素が追加される。まず冒険者向けの新要素として、「沈没船の引き上げ」という宝探し要素が追加。

 沈没船は広大な海のどこにあるかはわからないが、その場所を示す宝の地図の断片が世界中に散らばっている。バラバラになった地図を集めて沈没船の場所を突き止めたら、新スキル「サルベージ」で沈没船を引き上げると、船内を探索できるようになる。船内には、盗賊や罠など、さまざまな障害が待ち受けているが、それを乗り越えることで貴重な財宝が入手できる。

「沈没船の引き上げ」には新スキル「サルベージ」が必要。スキルレベルが足りなくても、仲間と協力することで船を引き上げることが可能な場合もある。沈没船の中には財宝が待っているが、盗賊に襲われる危険も

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