資料も遊びも盛りだくさん「ナムコミュージアム」(Vol.4〜アンコール)ゲイムマンの「レトロゲームが大好きだ」(3/3 ページ)

» 2008年07月10日 00時00分 公開
[ゲイムマン,ITmedia]
前のページへ 1|2|3       

なぜか裏技がすごく多い

 オムニバスソフトなのに、裏技が多いのも「ナムコミュージアム」の特徴だ。

 とりわけVol.4には裏技が多い。まず、「X-ROOM」という何もない部屋で、コントローラーの上と△とL1とR1を押すと、「アサルトプラス」をプレイできる。ここにも「アサルト」とはまったく違う、オリジナルのプレイルームがあり、サッカー風のスタジアムに、アサルトの戦車が登場する。

 受付小町がいる場所で、上を向いて○ボタンを押すと、受付が受付小町じゃなくて人になっている。この人がまたさまざまなリアクションをとるので、見ていて楽しい。

 あと、電源を入れるときからL1とR1を押し続けると、オープニングの代わりに「源平討魔伝」のプロモーション映像を見られる。

画像 アサルトプラスの部屋。スタジアムに2台の戦車が現れる。2台目の戦車は、アサルトらしく横に転がってくる
画像 受付に普通の女性がいる。ときどき背後に「源平討魔伝」の安駄婆が現れ、それを見た受付の人が驚く場面も
画像 1970年代の特撮ヒーローものをほうふつとさせる、「源平討魔伝」のプロモーション映像

画像 Vol.5でモンスターから逃げる受付小町(写真右上)

 Vol.5では、ミュージアム出口の扉で×ボタンを押して振り返ると、受付小町が消えている。その後、奥の部屋に行くと、受付小町がパックマンのモンスターたちに追いかけられている。

 あと、手順が複雑なので省略するが、ナムコミュージアムアンコールにも、受付小町がワンダーモモに変わる裏技があった。

昔のゲームの価値が見直された

 1994年に発売されたスーパーファミコン用ソフト「スペースインベーダー The Original Game」(タイトー)の大ヒットにより、昔の人気ゲームの“資産価値”が再評価され、スーパーファミコンへの移植が相次いだ。

 「リブルラブル」(ナムコ)。「ギャラクシーウォーズ」と「Mr.DO!」(ユニバーサル/イマジニア)。ムーンクレスタ、クレイジークライマー、フリスキートムを収録した「ニチブツアーケードクラシックス」と、平安京エイリアンを収録した「ニチブツアーケードクラシックス2」(日本物産)。スターフォース、スターソルジャー、へクター'87を収録した「キャラバンシューティングコレクション」(ハドソン)。シリーズ3作品を収録した「忍者龍剣伝 巴」(テクモ)。

 「ナムコミュージアム」は、そうした移植の決定版といえる。プレイステーションという“次世代ゲーム機”の性能を生かして、元のゲームをきわめて高いレベルで再現し、さらに資料集も盛り込んだ。しかも1本のソフトに7つのゲームが入っている。これはプレイステーションの、性能の高さとROM容量の大きさのアピールにもつながった。

 「ナムコミュージアム」の成功によって、“次世代ゲーム機”でも昔のゲームの移植が盛んになる。その流れは現在まで続いており、ついにはWiiのバーチャルコンソールや、プレイステーション 3などのゲームアーカイブス、Xbox LIVEアーケードと、最新のゲーム機で昔のゲームをダウンロードできるサービスへとつながっていく。

 「ナムコミュージアム」自体も、後にゲームボーイアドバンス、プレイステーション・ポータブル(PSP)、プレイステーション 2、ニンテンドーDSで発売されている。Wiiでも「みんなで遊ぼう!ナムコカーニバル」で、昔のナムコのゲームが遊べる。

 いずれもゲームの本数が、プレイステーション版より少ないので、収録されているのは有名なゲームが中心。それでもPSP版Vol.2の「キング&バルーン」や「グロブダー」、Wii版の「キューティQ」といった、渋めのゲームもある。

 加えて、PSP版Vol.2とニンテンドーDS版の「ディグダグII」、プレイステーション 2版「ギャラガ'88」、Wii版「スーパーパックマン」と「パック&パル」など、プレイステーション版にはなかったゲームもいくつかある。今後もし、新しい「ナムコミュージアム」が登場したら、新しくラインアップに加わるゲームがあるかもしれない。

 もしかしたら、「リッジレーサー」あたりが収録されていたりして。

●取り上げてほしいなつかしゲー募集

思い出のあるゲームについて、ゲイムマンと語ってみませんか? あのゲームが好きだったのに今はもう手元にない、けどもう一度見てみたい! とか、俺が好きだったこのゲームを紹介しないなんて許せない! というあなた。是非こちらから、取り上げてほしいゲームをリクエストしてください。

前のページへ 1|2|3       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2411/13/news176.jpg 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  2. /nl/articles/2411/14/news014.jpg ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  3. /nl/articles/2411/14/news042.jpg 夫「250円のシャインマスカット買った!」 → 妻が気づいた“まさかの真実”に顔面蒼白 「あるあるすぎる」「マジ分かる」
  4. /nl/articles/2411/14/news090.jpg ユニクロが教える“これからの季節に持っておきたい”1枚に「これ、3枚色違いで買いました!」「今年も色違い買い足します!」と反響
  5. /nl/articles/2411/14/news167.jpg 妻が“13歳下&身長137センチ”で「警察から職質」 年齢差&身長差がすごい夫婦、苦悩を明かす
  6. /nl/articles/2411/14/news187.jpg 人生初の彼女は58歳で「両親より年上」 “33歳差カップル”が強烈なインパクトで話題 “古風を極めた”新居も公開
  7. /nl/articles/2208/06/news075.jpg 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  8. /nl/articles/2411/13/news162.jpg 「情報操作されてる」「ぜーんぶ嘘!!」 175R・SHOGO、元妻・今井絵理子ら巡る週刊誌報道を一蹴 “子ども捨てた”の指摘に「皆さん騙されてます」
  9. /nl/articles/2411/14/news035.jpg 160万円のレンズ購入→一瞬で元取れた! グラビアアイドル兼カメラマンの芸術的な写真に反響「高いレンズってすごいんだな……」「いい買い物」
  10. /nl/articles/2411/12/news194.jpg 「予約しました」 サッポロ一番の袋に見せかけた“笑っちゃいそうなグッズ”が話題 「サッポロ一番味噌ラーメン好きがバレちゃう」
先週の総合アクセスTOP10
  1. アレン様、バラエティー番組「相席食堂」制作サイドからのメールに苦言 「偉そうな口調で外して等と連絡してきて、」「二度とオファーしてこないで下さぃませ」
  2. 「母はパリコレモデルで妹は……」 “日本一のイケメン高校生”グランプリ獲得者の「家族がすごすぎる」と驚がくの声
  3. 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
  4. 「真美子さんさすが」 大谷翔平夫妻がバスケ挑戦→元選手妻の“華麗な腕前”が話題 「尊すぎて鼻血」
  5. イモト、突然「今日まさかの納車です」と“圧倒的人気車”を購入 こだわりのオプションも披露し光岡自動車からの乗り換えを明かす
  6. 「この動画お蔵かも」 親子デートの辻希美、“食事中のマナー”に集中砲火で猛省……16歳長女が説教「自分がやられたらどう思うか」
  7. 老けて見える25歳男性を評判の理容師がカットしたら…… 別人級の変身と若返りが3700万再生「ベストオブベストの変貌」「めちゃハンサム」【米】
  8. 「ガチでレア品」 祖父が所持するSuica、ペンギンの向きをよく見ると……? 懐かしくて貴重な1枚に「すげえええ」「鉄道好きなら超欲しい」と興奮の声
  9. 「デコピンの写真ください」→ドジャースが無言の“神対応” 「真美子さんに抱っこされてる」「かわいすぎ」
  10. 「天才」 グレーとホワイトの毛糸をひたすら編んでいくと…… でっかいあのキャラクター完成に「すごい」「編み図をシェアして」【海外】
先月の総合アクセスTOP10
  1. 50年前に撮った祖母の写真を、孫の写真と並べてみたら…… 面影が重なる美ぼうが「やばい」と640万再生 大バズリした投稿者に話を聞いた
  2. 「食中毒出すつもりか」 人気ラーメン店の代表が“スシローコラボ”に激怒 “チャーシュー生焼け疑惑”で苦言 運営元に話を聞いた
  3. フォロワー20万人超の32歳インフルエンサー、逝去数日前に配信番組“急きょ終了” 共演者は「今何も話せないという状態」「苦しい」
  4. 「顔が違う??」 伊藤英明、見た目が激変した近影に「どうした眉毛」「誰かとおもた…眉毛って大事」とネット仰天
  5. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  6. 星型に切った冷えピタを水に漬けたら…… 思ったのと違う“なにこれな物体”に「最初っから最後まで思い通りにならない満足感」「全部グダグダ」
  7. 「泣いても泣いても涙が」 北斗晶、“家族の死”を報告 「別れの日がこんなに急に来るなんて」
  8. ジャングルと化した廃墟を、14日間ひたすら草刈りした結果…… 現した“本当の姿”に「すごすぎてビックリ」「素晴らしい」
  9. 母親は俳優で「朝ドラのヒロイン」 “24歳の息子”がアイドルとして活躍中 「強い遺伝子を受け継いだ……」と注目集める
  10. 「幻の個体」と言われ、1匹1万円で購入した観賞魚が半年後…… 笑っちゃうほどの変化に反響→現在どうなったか飼い主に聞いた