Kalafina――大躍進した2009年の集大成を魅せつけたLIVE 2009 “progressive”(1/2 ページ)

人気ユニットKalafinaのライブ「Kalafina LIVE 2009 “progressive”」が横浜BLITZで開催された。

» 2010年02月12日 12時43分 公開
[ふじたけ,ITmedia]
※本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

 映画「空の境界」などの主題歌を歌う人気ユニットKalafinaのライブ、「Kalafina LIVE 2009 “progressive”」が12月26日、横浜BLITZで開催された。

 ちょうど1年前に、同じ会場で開催された梶浦由記の「Yuki Kajiura LIVE Vol.#3」でオープニングアクトを務めたKalafinaが、たった1年でワンマンを開催するほどに成長したのはもちろん、彼女たちが2009年に残してきた軌跡によるものだろう。年明けには初のツアーも行い、2010年にさらなる飛躍を遂げるべく、2009年の集大成を披露する場となった当日の模様をリポートする。

久々の生バンドをバックにスタートから絶好調

 ライブはワンマンのプレッシャーを微塵も感じさせること無く、白い清廉なドレスに身を包んだ3人の歌姫が奏でる「Lacrimosa」と「serenato」での重厚なハーモニーでスタートする。しかしシリアスな雰囲気から一転、続いての「love come down」になると3人は、いかにこの日を楽しみにしていたかという思いを、存分に弾けさせる。Kalafinaのライブとしては久々の生バンド演奏に身体を揺らし、笑みを浮かべながら、当日会場へ駆けつけたファンたちと出会いの喜びを分かち合う。


Kalafinaの3人。左からHikaru、Keiko、Wakana

 半数近くがKalafinaのライブは初めてという観客へあいさつした後は、しっとりとしたバラードで、Kalafinaならではのメロディアスなサウンドを聴かせる。手を伸ばして触れてしまえば目の前のステージは崩れ去ってしまうのではないかというほどの繊細さに、会場上手(かみて)に設けられた女性専用ゾーンでは涙を浮かべるファンが多数見受けられた。


激動の2009年を振り返る

 続いてのMCでは、Kalafinaのこの1年を3人が振り返った。3月に1st Albumをリリースし、4月からは11月まで毎月ライブハウスでイベントを開催。毎回のライブでのアンケートを元に3人がスタッフたちと打ち合わせを重ね、イベントをよりよいものにしていった努力の成果は、今日のライブにも確かに生きている。6月にはボストンで開催されたAnime Bostonにも招待され、2010年も1月20日に新曲「光の旋律」をリリースするなど、ますますの活躍を期待させてくれる。

 早速その新曲、光の旋律をお披露目した後もライブは勢いに乗る。3人がそれぞれに目を合わせ、互いの信頼や高揚感を伝え合った「storia」、Keikoの低音が心に響く「lirica」、会場を所狭しと駆け回ってヒールにも関わらずジャンプしまくった「音楽」と、クライマックスへ向けて突っ走る!



今年1番の「音楽」!

 Keikoが「今年1番の『音楽』!」と評しただけあって、ドラムからエッジの効いたギターへ、そしてコーラスが始まるという流れはバンドサウンドならではの、CDで聴くものとは次元違いの迫力だった。もちろん、観客の振り上げる腕もステージのメンバーたちを活気づけていた。

 熱気は下がることなく、ラストはライブ表題曲の「progressive」でフィナーレへ。歌っている時に3人が向き合って互いを讃えるように浮かべる笑顔からは、歌うことに対する楽しさや喜びが滲み出ていた。


       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
先週の総合アクセスTOP10
  1. 親が「絶対たぬき」「賭けてもいい」と言い張る動物を、保護して育ててみた結果…… 驚愕の正体が230万表示「こんなん噴くわ!」
  2. フワちゃん、収録中に見えてはいけない“部位”が映る まさかの露出に「拡大しちゃったじゃん」「またか」の声
  3. 「これは悲劇」 ヤマザキ“春のパンまつり”シールを集めていたはずなのに…… 途中で気づいたまさかの現実
  4. 「ふざけんな」 宿泊施設に「キャンセル料金を払わなくする方法」が物議 宿泊施設「大目に見てきたが厳格化する」
  5. 田代まさしの息子・タツヤ、母の逝去を報告 「あんなに悲しむ父親の姿を見たのは初めて」
  6. 「遺体の写真晒すのはさすがに」「不愉快」 坂間叶夢さんの葬儀に際して“不適切”写真を投稿で物議
  7. 大友康平、伊集院静さんの“お別れ会”で「“平服でお越しください”とあったので……」 服装が浮きまくる事態に
  8. 妊娠中に捨てられていた大型犬を保護 救われた尊い命に安堵と憤りの声「絶対に許せません」「親子ともに助かって良かった」
  9. 極寒トイレが100均アイテムで“裸足で歩ける暖かさ”に 今すぐマネできるDIYに「これは盲点」「簡単に掃除が出来る」
  10. 「奥さん目をしっかり見て挨拶してる」「品を感じる」 大谷翔平&真美子さんのオフ写真集、球団関係者が公開
先月の総合アクセスTOP10
  1. 釣れたキジハタを1年飼ってみると…… 飼い主も驚きの姿に「もはや、魚じゃない」「もう家族やね」と反響
  2. パーカーをガバッとまくり上げて…… 女性インフルエンサー、台湾でボディーライン晒す 上半身露出で物議 「羞恥心どこに置いてきたん?」
  3. “TikTokはエロの宝庫だ” 女性インフルエンサー、水着姿晒した雑誌表紙に苦言 「なんですか? これ?」
  4. 1歳妹を溺愛する18歳兄、しかし妹のひと言に表情が一変「ちがうなぁ!?」 ママも笑っちゃうオチに「かわいいし天才笑」「何度も見ちゃう」
  5. 8歳兄が0歳赤ちゃんを寝かしつけ→2年後の現在は…… 尊く涙が出そうな光景に「可愛すぎる兄妹」「本当に優しい」
  6. 1人遊びに夢中な0歳赤ちゃん、ママの視線に気付いた瞬間…… 100点満点のリアクションにキュン「かわいすぎて鼻血出そう!」
  7. 67歳マダムの「ユニクロ・緑のヒートテック重ね着術」に「色の合わせ方が神すぎる」と称賛 センス抜群の着こなしが参考になる
  8. “双子モデル”りんか&あんな、成長した姿に驚きの声 近影に「こんなにおっきくなって」「ちょっと見ないうちに」
  9. 犬が同じ場所で2年間、トイレをし続けた結果…… 笑っちゃうほど様変わりした光景が379万表示「そこだけボッ!ってw」
  10. 新幹線で「高級ウイスキー」を注文→“予想外のサイズ”に仰天 「むしろすげえ」「家に飾りたい」